2023年1月23日月曜日

患者を診るという医者の努め

 コロナウイルスの5類指定への変更を4月頃に行う方針だという話が出てきた。「検討使」と呼ばてている岸田首相らしい話だ。巷では、どうしてすぐにやらないのだという話が出てきている。


それはさておき、この5類指定に変更するのに伴い、コロナウイルスらしき病人を見てくれないのではないかという話が、出てきている。それも医者とおぼしき人がSNSなどで、そういう発言をしている。


これは変な話である。


そもそも医者は患者を見るのが仕事だ。どういう患者は診るが、こういう患者は診ないというのはおかしいのではないか?


医師法には「第十九条 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」というのがある。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000201


「正当な理由がなければ」という条件がついているが、「コロナウイルスらしき人を診ない」というのは、どう考えても「正当な理由」とは思えない。コロナウイルスが5類指定になった時点で、それほど危険な病気とは言えないことになっているので、診ることを断るのはできないと思う。


医者というのは医師法にもあるように、ある意味、命をかけても人を救うというのが使命だと思う。医者という資格を持っているのはそのためだ。


この医者のような立場の人たちとしては、警察官、消防士、そして自衛官などが挙げられる。警察官が、犯人を捕まえるのに、怖いと思って逃げていたのでは話にならない。消防士が、火災現場で危険だと思って消火活動をしないのでは話にならない。自衛隊員が、敵が攻めてきたときに、逃げ回っていたのでは話にならない。


これと同じで、医者が命が危ないと思って、逃げ回っているのでは、その資格はない。


この認識は、医者としてはきちんと教えられているはずである。ただ、一般人である我々はそれを教えてもらっていないので、知らないだけだ。


医者というのは、人のためには、命をかけて働く人でないといけない。この認識が我々にかけているのではないだろうか。




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