2023年1月20日金曜日

コロナ5類移行へ

 政府はコロナウイルス感染症をインフルエンザと同等の5類指定に、この4月ごろに行うことを検討することにした。


コロナウイルス感染症は既にインフルエンザ以下の死亡者数や感染者数を示しているのに、いまだにいろいろ心配だという意見を出す専門家と言われる人たちによって、5類指定への意向が阻まれてきた。


そして今、そういう人たちは、いまだにいろいろと問題点を指摘している。


まず、コロナウイルスで適応していた費用負担の問題である。5類指定にするといくつかの項目で、個人で支払わないといけなくなるという問題だ。


これに関しては、今まで無料にされていたことにも問題があったことがあまり指摘されていない。無料という事は、その費用は国や都道府県が負担していたのだ。そのお金はどこから出てきているかというと、税金から支出されている。実に多くの税金をコロナウイするに投入してきたことになる。この負担からは解放されるわけで、個人で持つのか、税金で持つのか、どちらが良いかだ。もともとインフルエンザなどは個人負担になっているわけで、それと同じにするのだから、それほど問題になるはずがない。


もう一つ、言われているのが、医療機関でコロナウイルスを見てくれるとことが減るんではないかという話だ。医者の中には、コロナウイルスの患者は見たくないと公然とSNSなどで表明している人がいる。これは大きな問題だ。


そもそも医者という職業は、どんな患者でも見るというのが使命のはずである。それが、患者によっては見ないというのはどういうことか?医者の責任を放棄している。


医者というのは、警察官や消防士などと同じで、イザというときには命をかけても、人の命を守らなければならない。時々、警察官や消防士の方が、事件や家事などでなくなることがあるが、皆さん、当然のこととして、命をかけて仕事をされている。医者もこういう職業の方と同じように、命をかけて人の命を守る職業である。どうも、この点を一部の医者があまり認識していないのではないか。医者の大半の方は、そういう認識で仕事をされている。


現在、町のお医者さんにコロナウイルスの患者を診ますかという質問をすると、80%以上の人が診ると回答されている。


もう一つ、5類指定で感染が拡大するという話がある。しかし、今のコロナウイルスの状況を見てみると、既に感染者数なども下降傾向になっており、感染が拡大する可能性は低い。死亡者が増えているのは問題だが、これはコロナウイルスが直接の原因ではない。PCR検査で陽性だった人をすべて、コロナウイルスの死亡者としている今のやり方に問題があると思う。東京や大阪で毎日発表しているコロナウイルスの死亡者のリストを見ると、それがよくわかる。ほとんどの死亡者が、70歳以上で、50歳代以下の人の死亡者はまれに見かけるだけである。


次の第8波が来るという話がある。これは、今までのコロナウイルスの流行を見れば発生するはずだ。インフルエンザでも毎年発生していた。しかし、コロナウイルスは変異するたびに弱毒化してきており、今後も大きな問題になるとは考えられない。


コロナウイルスは以上述べたように、指摘されているような問題はないと考える。5類指定への移行は、できるだけ早く行うべきだ。特に、3月から4月にかけては、卒業式や入学式、などが行われる。一生に一度の式を、マスクなしで行えるように、各自治体は率先して移行への道筋をつけてもらいたいものだ。


本日発表の大阪府のコロナウイルス死亡者は、33名で、そのうち60歳代以下の人は1名である。

昨日発表の東京都のコロナウイルス死亡者は、33名で、そのうち60歳歳以下の人は6名である。





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