2017年9月22日金曜日

スマホのAndroid OSのニックネームはお菓子の名前

つい先ごろリリースされたAndroidの新しいバージョン8.0のニックネームは「Oreo」だった。日本でも見かけるクッキーの名前である。

そもそもこのニックネームだが、そんなのがあるのに気がついたのはつい最近のことだ。そしてNexus 6Pを入手してから強く意識するようになった。Androidのバージョンアップで自分のスマホが強化されるのが分かるからである。

一番最初のリリースから、ニックネーム(Code Name)はつけられていたかと思ったが、そうではなかった。2008年9月にリリースされたAndroid 1.0にはニックネームはなかった。

「Petit four」

2009年2月にリリースされたAndroid 1.1には「Petit four」というニックネームがあったが、これはGoogle内部だけの話で、公表されていない。Petit fourはフランス語で、一口サイズのケーキで、プチフールと呼ぶ。

「Cupcake」

一般にニックネームが公開されたのは、2009年4月にリリースされたAndroid 1.5からである。そのニックネームは「Cupcake」である。これはその名の通り薄い紙やアルミ箔のカップに入れられたケーキのことだ。

「Donut」

2009年9月にリリースされたAndroid 1.6のニックネームは、「Donut」である。おなじみのドーナツだ。

「Eclair」

2009年10月にリリースされたAndroid 2.0のニックネームは「Eclair」である。細長いシュークリームにチョコレートを掛けたお菓子(ケーキ)で、日本でもエクレアと呼ばれている。このニックネームはAndroid 2.1でも使われている。

「Froyo」

2010年5月にリリースされたAndroid 2.2のニックネームは「Froyo」である。Froyoは「Frozen yogurt」の略で、フローズンヨーグルトだ。Nexus OneはAndroid 2.1で商品化されたが、その後このバージョンにアップデートされている。

「Gingerbread」

Android 2.3 Gingerbreadがリリースされたのは、2010年9月である。Gingerbreadはその名の通り、生姜を使用したクッキーだ。アメリカではクリスマスの頃に家庭で作って食べることが多い。

「Honeycomb」

Android 3.0 Honeycombは2011年2月にリリースされている。このバージョンはスマホ向けというよりは、もう少しディスプレイサイズの大きいタブレット用にリリースされた。Honeycombは日本ではカルメ焼きと呼ばれ、よくお祭りや縁日の露天で販売されている。サクサクとした歯ごたえと砂糖の焦げた風味がある。

「Ice Cream Sandwich」

Android 4.0 Ice Cream Sandwichは2011年10月にリリースされている。Ice Cream Sandwichは文字通りアイスクリームのサンドイッチで、アイスクリームをウエハーやチョコレートケーキで挟んだアイスクリームだ。

「Jelly Bean」

Android 4.1 Jelly Beanは2012年6月にリリースされている。Jelly Beansは豆の形をしたお菓子で、中味はゼリーで出来ている。味は、果物やハッカなどの味がゼリーについており、外見はいろいろの色がある。アメリカでは大きな袋にたくさん入れられて売られているポピュラーなお菓子だ。

「KitKat」

Android 4.4 KitKatは2013年9月にリリースされている。実際にこのリリースが行われる前までは、ニックネームとしては「Key Lime Pie」というのが有力と言われていた。


しかし、Key Lime Pieは国際的にあまり有名な名前のお菓子ではなかったので、変更されて、結局KitKatになった。KitKatは有名なネスレ(Nestle)が製造するチョコレート菓子で、Googleはこの名前を使うためにネスレと契約を交わしたそうだ。どちらがお金を支払ったか興味のあるところである。その時、Google本社に飾られるKitKat人形についても許可をとった。このKitKatが他社のお菓子の商品名をAndroidのニックネームにした最初で、その次に使われたのが今回のAndroid 8.0 Oreoである。
このKitKatから公式にGoogleはニックネーム(Code Name)を発表するようになった。

「Lollipop」

Android 5.0 Lollipopは2014年11月にリリースされた。このAndroid 5.0は従来のバージョンから大きく変更を加えたもので、OS用の新しい言語Material Design languageを使用して造られている。Lollipopは棒に渦巻き形をしたアメを巻きつけたペロペロキャンディーである。
Nexus 6とNexus 9はこのバージョンのAndroidを搭載して販売された。


Googleはこのバージョンの準備中は、「Lemon Meringue Pie」というニックネームを内部で使用していた。

「Marshmallow」

Android 6.0 Marshmallowは2015年10月にリリースされた。Marshmallowは日本でもマシュマロで売られているふわふわしたお菓子である。
Nexus 6PとNexus 5XはこのバージョンのAndroidを搭載して売り出された。


リリース前の内部でのニックネームは「Macadamia Nut Cookie」である。

「Nougat」

Android 7.0 Nougatは2016年8月にリリースされた。ヌガーはWikipediaによると「砂糖と水飴を低温で煮詰め、アーモンドなどのナッツ類やドライフルーツなどを混ぜ、冷し固めて作る。」とある。日本でも駄菓子屋などで売られているのを見かけることがある。
Pixel及びPixel XLはこのバージョンのAndoridを搭載して売り出された。


リリース前のニックネームは、Android Nあるいは「New York Cheesecake」と呼ばれていた。

「Oreo」

Android 8.0 Oreoは2017年8月にリリースされた。実際に入手したのは9月だが。Oreoはナビスコの商品で、日本でもスーパーマーケットなので売られているのでよく見かける。白色の甘いクリームを2つの円形のチョコレートクッキーで挟んである。

さて、これ以降どんなニックネームが付けられるのか、興味が尽きない。次の文字は「P」なので、この文字が最初につくお菓子を思い浮かべないといけないが。ポップコーン(Popcorn)などはあまりにも普通すぎてダメかも。

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