2017年9月22日金曜日

北朝鮮の核開発に対する制裁について不思議なこと

北朝鮮が核開発を行っており、先日も実験を行った。世界じゅうで核実験を実施しているのは、最近では北朝鮮だけで、やめてもらいたいものだ。特に周辺国では危険極まりないことである。

ところで、この北朝鮮の核開発に関して、制裁を実施しているのは米国を中心とした集団だ。

これはおかしくないのか?

と言うのは、核兵器を持ってはいけないと言っているのが、そもそも核兵器をたくさん既に持っている国なのだ。そんな国が核兵器を他の国に持つなといえるのだろうか?

しかし、現実には核兵器を持っている米国が、かんかんになって北朝鮮に核兵器を持つなと言っているだけでなく、制裁を加えている。自分は持っているのだが、他人には持つなと言っているわけである。これはちょっとおかしいのではないのか。それを現在のところ誰も言わない。

そもそも核兵器を持っている米国、ロシア、中国などは核兵器を削減する条約を結んだはずだが、その削減は進んでいないようだ。

自分たちのことはそのままにして、核兵器を持とうとしたらその国を制裁する。

この状況は第二次世界大戦で日本が戦艦をさらに造ろうとした時に、各国でそれぞれの国の戦艦数などを決めたことに似ている。自分たちの戦力を他国の戦力よりも高い状態に保つというのは、どの国でも考えることだが、それが現在でも行われているということである。まあ、当たり前といえば当たり前のことなのだが。

この状態は、どこかでどちらかかの国が、自分たちの保有戦力に不満を持ち、他国の兵力に対して危機感を爆発させることになる。こういう状況は過去の経験を活かして早く取り除いてもらいたいものだ。

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