昨日、友人からハードディスクの修復を頼まれた。ものは3TBの容量のハードディスクである。外付けディスクとして使われていたもので、パソコンとはUSBインターフェースで接続されていた。
症状としては、いくつかのファイルフォルダーが消えてしまったとか、ファイルフォルダーがあったとしても、その中のファイルが表示されないというものである。
原因はハードディスクの容量である3TBをギリギリまで使用しており、その状態でさらにファイル(写真)を保存しようとした時に発生したらしい。
本来この操作でハードディスクがおかしくなるというのはOS側で対応しており、エラーが発生するとは考えられないのだが、発生する時があるようだ。容量ギリギリまで使用しないで、容量の90%くらいまで使ったなら、新しいHDDの購入を考えたほうが良い。
と言っても、問題が発生してしまったところで、そう言っても後の祭りである。なんとか修復する手を考えないといけない。
私はHDDのデータ復旧のソフトとしては、EaseUSのデータリカバリーソフトを使用している。数年前に有償で購入した。このソフトは今後とも使用するだろうと考えたので、購入したのだが、無料のTrialバージョンもあるので、ちょっとしたことに対応するだけなら、そちらの方を使用するのが良いだろう。
今回はEaseUSのソフトを使用する前に、chkdskコマンドを使用してリカバリーができないか試してみることにした。操作は以下の通りである。
1.Windowsキー+「X」キーで画面の左下に表示されるリストから、「Windows PowerShell(管理者)」を選択してクリックする。
2.Windows PowerShell立ち上げの画面が表示されるので、「はい」をクリックする。
3.Command Prompt画面が表示される。そこに
chkdsk F: /f /r /x
と入力して、Enterキーを押せばよい。chkdskが開始される。このコマンドで「F」はチェックを掛けるドライブの文字である。 「/f /r /x」はchkdskのオプションで、fはディスクエラーの修復、rは不良セクターの回復、xは必要ならボリュームを強制的に解除するというものだ。
3TBのHDDでこれをやったら、私のノートパソコンでは約8時間ほど時間がかかった。残念ながらこの操作では問題は解決しなかった。
仕方がないので、EaseUSの「Data Recovery for Windows 」を使用して、リカバリーを行うことにした。これも8時間ほどスキャンに時間がかかる。今はそのスキャンが終了するのを待っている。
2018年4月21日土曜日
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