厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が8月19日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。厚労省は毎週1回この報告を行っている。
上の2つの表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から8月18日までリストアップしたもので、上の表が年代別の死亡者数の累積数、下の表が死亡者数の増加数で示したものだ。
下のグラフはこの増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示す。
今回の新しいデータを追加して出て来た結果を見てみると、残念ながら60歳代以上の死亡者数は増加に転じているのがはっきりしてきた。
ワクチンの効果はここまでというようなデータである。一応、今まではワクチンの効果が見えてきていたのだが、ここに来て効果も薄れてきたように思われる。
原因は何なのかよくわからないが、武漢株にはワクチンは効いているのだが、新しいデルタ株のような変異株には少し効果が薄いのかもしれない。
あるいは、この間亡くなった俳優の千葉真一さんのように、ワクチンを接種していない老人が、コロナウイルスに罹って、亡くなっているのかも知れない。
死亡者を減らすにはどうしたら良いのか。このまま何年も緊急事態宣言を出したり、やめたりの繰り返しを行っていくのか?もう、そういう状況を世間が許さなくなってきている。特に狙い撃ちされた飲食店などは店を続けることができなくなってきている。
完全にコロナウイルスをなくすのに成功したと言われる、中国や台湾でもいまだにコロナウイルスが流行りだして、ロックダウンを行っているようだ。ゼロコロナという目標は達成するのは難しい。というよりも、自国だけで対応したとしても他国から入ってくるわけで、コロナウイルスをなくすというのは無理なのだ。
その考えをベースに、早期治療を目指す体制に早く移行すべきだ。コロナウイルスは感染したらすぐに死ぬという病気ではない。早期治療をすることで、死亡者数を限りなくゼロにできるはずだ。早く、コロナウイルスを5類に指定しなおして、どこの町医者でも治療できるようにするのが一番いいやり方ではないか。
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