厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が8月26日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。厚労省は毎週1回この報告を行っている。
上の2つの表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から8月25日までリストアップしたもので、上の表が年代別の死亡者数の累積数、下の表が死亡者数の増加数で示したものだ。
下のグラフはこの増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示す。
今回の新しいデータを追加して出て来た結果を見てみると、減少傾向とは言えないが、増加に転じているという状況でもないようだ。
ワクチンの効果はまずまず出ていると言えるデータである。先週はワクチン効果もこれまでかと思っていたのだが。
ただし、本当に、ワクチン効果なのかどうかはここにあげた数字だけではわからない。他の要因があるかもしれない。一つはデルタ株の勢いが鈍ってきたことがあげられる。ここのところの重症者数の増加や死亡者数の増加に陰りが見えてきており、減少傾向に入った。この意見をTwitterなどで発信している方を何人か見かける。この影響が出ている可能性はある。
最近のニュースとしては、医師会などが野戦病院を建てるとかいうようなベッド数の増加を進めるというのを容認する意見を出してきている。こういう意見が出て来たのは、良いことだ。これは、医師会への攻撃がいろいろのところで散見するのでそれを防ぎたいという考えが入っているようだ。さらに言うと、高橋洋一先生の意見なのだが、医師会もバカではないので、コロナウイルスの勢いがなくなってきたので、ベッド数を増やすという意見を言っても、実際には実行されないだろうという彼らの予測があるということのようだ。何が何でもベッド数は増やしたくないという医師会の考えの表れという。
医師会が自分たちのことだけを考えて、コロナウイルスで困っている人のことなど全く考えていないということが多くの人が分かってきたようだ。医師会がおかしいという意見がいろいろのところで出てきている。だからこそ、医師会も危機感を持ってきて対応しているということだが。
これを機会に、医師会改革をやってもらいたいものだ。外部からの圧力でなく、医者自らが改革をしても良いと思う。本当に医者全体がメリットを受けられる医師会にならないといけないのではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿