最近のコロナウイルスの感染者は、デルタ株というコロナウイルスの変異株に感染していることが多いという。
では、今までのコロナウイルス、つまり武漢が発祥の地と言われている武漢株はどうなってしまったのか。
上のグラフはインフルエンザの2017/18シーズンと2018/19シーズンの推計受診者数のグラフである。インフルエンザにも変異があり、グラフでは色で分けて示している。それぞれの変異株が影響しあって、受診者数が増減する。それぞれの変異株で勢いの良い時とか、全く消えてしまうときなどがあるようだ。
コロナウイルスでもインフルエンザと同じように、変異株で増減時期が異なると考えると、武漢株では感染者数は激減してきていると考えてよさそうだ。現在の感染者はデルタ株によるという人が60%とか70%とか言われているので。
上のグラフは、ワクチン接種率の高い英国、イスラエル、アイスランド、米国の感染者数のグラフである。(百万人当たりの感染者数:線形グラフ)
各国とも8月初めごろから、感染者数は増加傾向にある。ワクチンの接種率は70%から90%くらいなので、普通なら感染者が増えるはずはないのだが。
まだ、きちんとしたデータが出ていないのではっきりしたことは言えない。想像するに、ワクチンは武漢株には対応できたのだが、デルタ株には効かないのではないか。インフルエンザでも毎年ワクチンを接種しないと駄目なようなので、コロナウイルスでも毎年接種しないといけないということになりそうだ。
英国だけは少し早い時期に感染が拡大し始めて、8月初めごろから下降傾向にある。これに関しても、どうして減ってくるのか良くわかっていない。一説に、集団免疫ができたので、収まってきたというのがある。デルタ株は感染力が強いが、重症化する可能性は従来のコロナウイルスに比べると低いという。だから、感染は拡大したのだが、症状が大したことがないので、大半の人は病院に行かないで済ませている。だから、実際に感染している人はもっと多いのではないかという話だ。で、ほとんどの人が感染してしまったので、収まってきているというのだ。アイスランドも少し英国に似た兆候が出てきているので、収まって来るのかもしれない。
インドでは一時感染者が増えて問題になっていたが、現在は治まっている。このインド株は今はデルタ株と呼んでおり、その症状は軽いという報告が今年の6月に英国で報告されている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15DZT0V10C21A6000000/
ワクチンはコロナウイルスを弱体化したものを体内に入れて、抗体をつくり、実際のコロナウイルスが体内に侵入したときに発症を防いでいる。(ファイザー社などの提供するmRNAワクチンはこれとは異なる)
実際に、コロナを感染するということは、治癒してしまえば、ワクチン以上の効果あるはずだ。実際のウイルスが体内に入ってきて発症したのだが、そのコロナウイルスを退治してしまったのだから。
特に若者にとっては、特に、20歳以下の人はワクチンの代わりに感染した方が良いくらいではないか。若い人でもワクチンを接種してひどい症状で苦しんだという話が出ている。ワクチンを接種しなくても、発症もしないし、死亡者数もゼロなのだから、ワクチンをする必要などなさそうだ。
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