2021年8月30日月曜日

コロナ真理教が流行っている

 昨年の初め頃からずっとコロナウイルスに関連する情報をデータを中心にこのブログで流してきている。


それらのブログを一部読み直してみると、最初の頃はコロナウイルスに関してあまり情報も入手できていなかったことから、間違った情報も流しているようだ。ただ、基本的な部分では全く変わっていないと思う。


それはコロナウイルスはインフルエンザ並かもしくは以下の病気であるということだ。これは昨年の4月頃にはそういう指摘を初めて、その後同じような趣旨のブログを書いている。


今でもはっきりしていることだが、インフルエンザの死亡者数はコロナウイルスによる死亡者数よりも多い。そして、コロナウイルスでは20才以下の人たちの死亡者数が殆どゼロである。


私は以上のようなデータを早くに入手して、それを元にコロナウイルスの状況を判断していたので、コロナウイルスが非常に怖いという気持ちになったことはない。もちろん、病気であり、特に老人で死亡する人がかなりいるので、注意する必要はあるのだが。


最近気づいたのだが、一旦コロナウイルスが怖いと感じるようになった人に、「コロナウイルスはインフルエンザよりも怖くないですよ」と言っても信じてくれないことだ。


一つの理由は私が感染症の専門家でないこと、医者でないことなどが挙げられる。


しかし、こんな理由よりも大きいのはマスコミを中心とするコロナウイルスのアオリ報道だろう。コロナウイルスが怖いと思うようになった原因は、毎日テレビや新聞で聞かされたり、読まされているマスコミの報道である。昨年以来、これだけマスコミでコロナウイルスは怖いと報道されていると、よほどの人でない限り、コロナウイルスが怖いという気になってしまうのではないか。


私はこれをコロナ真理教にかかったということにしている。まさに、なんとか真理教の信者のように、一旦信じてしまうと、いくらその宗教は問題のある宗教だと周りの人が言っても、その信じる心を変えることができない。


コロナウイルスに関してもそうで、一旦コロナウイルスが怖いと思ったその時から、どんな話を聞いても、怖いという気持ちから脱却できないでいる。


さらに、なんとか真理教でなくて、コロナウイルスはいまだにマスコミが、「どこそこで感染者が今まで以上に増えた」とか、「重症者が前の週から継続して5日間ふえている」とかいう報道をして、コロナウイルスが怖いということを煽っているのだから始末が悪い。コロナウイルスの死亡者が減っているなどという報道はやってくれない。まあ、催眠術のようなものだ。ずっと、同じことを言われ続けていると、人はそれが本当のような気になってしまう。そして、コロナ真理教に侵されてしまう。


私の周りの人を見ていても、コロナ真理教にかかってしまった人は、毎日次は自分が感染してしまうのではないかという恐怖心を持って生活しているように見える。もちろん、私も危険性はあると認識しているのだが、コロナ真理教を信じてしまった人は、私の心配に比較すると何十倍も何百倍も大きな心配をしながら生活しているようだ。


コロナウイルスはインフルエンザよりも死亡者数が少ないですと言っても、コロナ真理教の信者にはなんの効果も表さない。


そういう人に、少し、説明をし始めるとわかるのは、ほとんどの人がデータを見て判断していないことだ。「数字を見ると頭がくらくらする」などという言葉が返ってくる。グラフを見ても、その見方がわからない。線形グラフと対数グラフなどと言い出すと、話を聞いてくれなくなる。


コロナウイルスに関連する、死亡者数や陽性者数のグラフを紹介している東洋経済オンラインのコロナウイルスのサイトなどを紹介するのだが、実際にそれを見てくれる人は少ないようだ。そのグラフを見れば、自分でコロナウイルスの感染状況がわかるのだが。

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/


世界の状況はいつも紹介しているOurWorldInDataというサイトが良いグラフを見せてくれる。ここは言葉が英語というだけで見ることを避けている人も多そうだ。実際、最初はどういうようにグラフを作成してみるのかよくわからないので、大変なのだが。

https://ourworldindata.org/coronavirus


コロナウイルスの死亡者はインフルエンザよりも少ないですよと言っても、コロナウイルスは一旦罹ったら死亡率は高いんでしょうという。マスコミの受け売りだ。日本全体で死亡者数が少ないのだから、罹った、かからないの問題ではないし、死亡率は死亡者数、つまり(死亡者数/日本の人口)で決まる。しかし、その理屈がわからないようだ。


テレビや新聞の報道は相変わらずコロナウイルス怖いという報道が続いている。しかし、ネットの世界に転じてみると、コロナウイルスについてそれほど怖くないし、対策もきちんとすればいいという話が散見される。若者は老人に比べるとネットの方を見ているようだから、コロナウイルスは大したことがないと思っている人が多いようだ。ただし、このところのワクチン接種騒動を見ると、若者もわかっていない人が多いようだが。ネットの情報を踏まえて、最近はテレビや新聞でもコロナウイルスに対する正確な情報を流す報道が出てきているのは良いことだ。


YoutubeやTwitterの中で、コロナウイルスの話がいろいろ出てくるので、その内容をよく理解して、どれが本物でどれが偽物かを判断して、コロナウイルスの実態を理解する必要がある。それ以前に、死亡者数や感染者数をきちんと把握して、現状を理解することが大切だ。


コロナウイルスに関しても、いまだに専門家がわかっていないことが多い。専門でもない私がそれ以上に理解することは難しいかもしれない。しかし、データの分析などは同じレベルかそれ以上のレベルで行えるのではないかと考えている。情報の収集もネット上でなら互角くらいにはできるのではないか。これからも、コロナ真理教にならないように気をつけながら、情報収集を行っていきたい。




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