2021年10月1日金曜日

ワクチン接種によりコロナウイルス死亡者はどう変化したか(9月29日時点)

 厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が9月30日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。厚労省は毎週1回この報告を行っている。



上の2つの表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から9月29日までリストアップしたもので、上の表が年代別の死亡者数の累積数、下の表が死亡者数の増加数で示したものだ。


今回集計してみて、びっくりした。9月22日から9月29日の1週間での死亡者数が激増している。


厚労省が発表していた数字というのはどういう数字だったのか?全く信用ならない数字だとしか言いようがない。


たぶん、集計の仕方がずさんなのだろう。この手の数字は、大阪府の毎日のコロナウイルスの死亡者数などを見ていても、当日に亡くなった方ではなく、その日に届け出があった方々が表示されている。つまり、その日に亡くなった人の数字を把握するのではなく、届け出があった日で、集計されているのだ。大阪府のデータはそれでも、死亡した日が出ているので、間違ったデータではなく、正確なデータである。


今回の厚労省の数字がどういう方法で集計されたのかよくわからない。ただ、よくよく調べてみると、この報告で発表されている死亡者数は、毎日発表されている厚労省からの死亡者数のトータルと今回発表のあった数字とは異なっている。


こんな数字を出されているのでは、正確な判断ができるわけがない。データが信用ならないのだ。


せっかく、年代別の死亡者数の推移を示す表を作成してきたのだが、これでは時間の無駄だったという事になりかねない。がっかりしてしまった。こういう数字を発表しているようでは、厚労省のコロナウイルスに対する対応もいいかげんなのではないかと思ってしまう。確かに、今までのコロナウイルスの対策を見ていると、真剣さにかけているようにも思える。


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