2021年10月25日月曜日

コロナウイルスとはどういう病気か: 米国や欧州との格差

 コロナウイルスも第5波が終わりの状況になってきた。


コロナウイルスという病気を考える場合に、大きな問題だったのが、欧米諸国との感染状況の差だった。


上のグラフはOurWorldInDataから入手した米国、英国、そして日本の百万人あたりの死亡者数を示すものだ。昨年の5月から10月24日までのものである。米国も英国も日本に比較すると波の大きさに大きな差があることがわかる。


グラフに詳しい目盛りがないのでわかりにくいので、今年1月23日と今月23日の数値を以下に示す。


この数値を見てもわかるように、欧米諸国の数値は日本の10数倍から50倍程度である。これほど差があるのに、その状況が同じと考えて、コロナウイルスを判断する意見やその報道が行われたし、現在も行われている。


この欧米諸国との差をどういうように説明するかで、あのノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は、原因をファクターXと呼んで、その理由がわからないとした。


この差の原因の一つの説として、アーリア民族が感染しやすく、死亡しやすいという説があるが、証明されたわけではない。


私も一つの説として、中国で白色人種だけが死亡するという病気を研究していて、それを実証するためにウイルスを撒き散らしたという事を考えたが、単に想像に過ぎない。


これだけ大きな差があるために、日本では問題がないのに、海外での実態をそのまま日本でも発生するという説を唱える感染症専門家がおり、報道もそれのほうが人目を引くので大々的に報道した。


現在でも次の第6波が発生すると警鐘をとなえる時の良い材料になっている。過去の実績から見て、日本は感染者数も死亡者数も10分の1位かと予想されるのに。


日本のコロナウイルスによる死亡者数は、インフルエンザの死亡者数よりも少ないが、同等程度である。それなのに騒ぎ回っているのは、単に問題を大きくするだけでなんのメリットもない。今こそ、この点を反省材料にしてコロナウイルス対策を行わないといけない。


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