2021年10月18日月曜日

救急車たらいまわしの原因は何か?

 実はこの話は関西のABCテレビ【正義のミカタチャンネル】で放送されていたことである。この番組は関西だけで流れており、関東など他の地区では見ることができない。内容はほかのワイドショーとは違った意見の方々が出ているので、まったく違っている。


どうして、救急車のたらいまわしは発生するのか?


「たらい回し」というのはWikipediaによれば、「たらいを足などで回す曲芸。転じて、物事を次から次へと送りまわすこと、面倒な案件や関わりたくない案件を、部署間で押し付け合う責任逃れ(俗に言う「責任のなすり合い」)や責任転嫁、その他一部の組織・派閥による権力や利益の独占も例えて呼ぶようになった。」という事である。


Wikipediaの説明では、さらに付け加えて、医療現場のたらい回しの実態まで説明されているが、ここでは省略する。


私は、このたらいまわしという言葉から、単純に救急車は行く先々の病院で断られていると思っていた。でも、実際に車を走らせるというような、そんなことをするわけはない。救急隊員は、電話でこれはという病院に問い合わせて、病人を受け入れてくれるかを聞いて、受け入れてくれる病院があると、そこに救急車を回しているのだ。そして、何軒も何軒もの問い合わせをして、それに何時間もの時間をかけているのだ。


こういう行く先の病院を探すのに電話をかけるという余計なことに時間をとられてしまっている。


しかし、それって、このデジタル社会で行われてしかるべきことなのか?いまだに電話で口頭で問い合わせているのか?どうもそうらしい。


しかし、ちょっと考えれば、ネットでどこの病院がその病気を受け入れてくれる余裕があるかを探し出し、受け入れてくれるかを確認して、救急車から近い病院に、病人を運ぶのがネット社会のシステムなのではないか?これなら、病床に余裕があるという間は全く時間をかけることなく手続きが行われる。


さらに、番組で問題にしていたのが、県境をまたぐ応援や病人の搬送で、これらのことは出来ないことになっているそうだ。ヨーロッパでは、この間のコロナ騒動でも、イタリアからドイツに病人を運んで治療したという話が出ている。国境をまたいで、病人を搬送できる体制がある。


それに比べて、日本では県境を病人は越えてはいけないようだ。変な話である。


このシステム化や県境をまたいだ治療体制などを妨げているのは、医師会であり、それに同調している厚労省の役人たちであることは間違いない。医者や厚労省は国民の命を守ってくれる組織であるのに、どういうことなのか?言い訳はいろいろあるかもしれないが、それを超えて医療体制の充実に励んでもらいたいものである。


コロナウイルスが流行ったおかげで、こういう医療体制の問題まで明らかになってきた。全く、コロナ様様だ。


ぜひとも、国民の側に立った医療体制の充実を勧めてもらいたいし、それには医療体制のデジタル化は必須の要素である。どうして、与党も野党もこういう施策を今度の衆議院選挙の公約に入れていないのか?コロナウイルス対策で病床を増やすという話は聞くが、医療体制の充実やそのためのデジタル化を言っていない。われわれはきちんとその点をよく聞いて、見て、近く行われる衆議院選挙の投票をしないといけないのではないか?


なお、関西のABCテレビ【正義のミカタチャンネル】は、その一部や全部がYoutubeなどで流れている。「正義のミカタ」で検索するといろいろ出て来るので、ご覧になることをお勧めする。一般のワイドショーとは違った意見を見ることができる。違った意見を聞くと、その意見が間違っていたとしても、参考になることがある。


今回のブログに引用したものは、以下のところで見ることができる。

https://www.youtube.com/watch?v=p3zrt9h6UnM


クリックしてみてください。



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