和歌山観光の最終日は新宮市内観光をまず行った。一行の一部が東京に帰るので、午前中新宮市を観光して回ることにし、お昼頃の列車で新宮駅から見送ることにした。
休暇村南紀勝浦を9時頃に出発して、まず向かったのは神倉神社である。事前の調査をきちんとしていなかったので、神社に到着したときには驚いてしまった。神社は山の中腹のようなところにあり、しかもその階段が急で、足腰の悪い人には登れないものだった。
この坂を地元の人と思しき人達は足の悪そうな方も登って行っている。私は高所恐怖症もあるし、足も少し調子が悪いので登るのを諦めた。
登って行った人たちを待つ間、近くにある表示を見てみると、年中行事が書いてある。それには御燈祭というのがあり、白装束姿の男達が御神火をいただいて、その急な坂をかけ下るということが書かれていた。すごいお祭りがあるものだ。
次に向かったのは、熊野速玉大社である。ここも那智大社と同じ熊野三山の一つである。ここには境内に御神木、樹齢千年の「梛(ナギ)」の樹がある。国指定の天然記念物。さすがに木の根元を見ても直径は3m以上ありそうだ。
駐車場の直ぐ側に佐藤春夫記念館があったが、残念ながら休館日だった。
次に向かったのは、阿須賀神社である。蓬莱山を後ろにして鎮座している。ここが熊野発祥の地であると言われている。縁結びの神様と事前の調査で聞いていたのだが、そういう説明はなかった。
次に向かったのは、浮島の森。池の上に島が浮いていると聞いて行ってみた。実際に見ただけでは浮いているかどうかわからない。
浮島が浮いているのは、植物の遺体が泥炭となって、その泥炭で島ができているので浮いているということのようだ。戦後直後に農作物をこの池を埋めて作っていたり、その後を駐車場にしたりしていたのだが、元の状態にあるとき戻したと言う。島には渡れるようになっており、通路もできている。この通路を通っていると、なるほど浮いているなと実感できる。
ここから新宮駅に向かい、我々一行の一部の人たちの見送りをする。新宮駅では遠距離や特急券の購入にたいへん手間取った。券売機が一つしかなく、特急券などは電話で支持するようになっていた。これでは時間がかかってしまう。
新宮駅からは最初の出発地の神戸に向かう。途中、熊野本宮大社があるのがわかり、参拝することにした。ここも熊野三山の一つで、我々はこの旅行で熊野三山の3つの神社をすべて回ってことになる。
本宮と言うだけあって、ここが熊野三山の中心、全国に4700社ほどある熊野神社の総本宮である。
直ぐ側に大斎原があり、ここがもともと社殿があったところだったようだ。水害などがあって、今の社殿のある場所に移されたようである。
ここからは、堺市を経由して神戸に向かい、長旅を終了した。
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