最近、Twitterなどでは上海電力の入札などに関連して、問題視した発言が目立つ。中国系の会社が太陽光発電事業をやっているのを問題視しているのだが、どうも、中国憎しという発想だけではなさそうだ。
そういう人たちは、太陽光発電事業に関しても、問題提供しているようにみえる。日本の大切な山林を切り開いて、それを使って発電していると。
こういう人たちが一方で原子力発電を推奨するような発言が目立つ。それに呼応するように、政府は夏の期間や冬の期間における電力対策を国民に要望している。
たしかに、最近の石油高などもあり、火力発電所の稼働が良くないこともあるようだ。しかし、それにしても、少し煽り過ぎのような気もする。まあ、電力の仕様を控えめにすることは悪いことではないが。
この電力の消費を節約するようにという要望にも、その後ろに、稼働が止まっている原子力発電を稼働させようという意図が隠れているような気がする。ひょっとするとお金も流れているのではないか。
発電所で私が一番気にしているのは、その安全性だ。
原子力発電所は敵から攻撃を受けたらどうなるのか?太陽光発電ではどうか?
これはもう明らかなように、原子力発電所のほうが問題である。制御系統が爆破されただけでも、大きな問題が発生するかもしれない。特に、稼働中の原子力発電所は問題が大きいようだ。原子炉がメルトダウンを開始したらどうなるのか、これは福島原子力発電所の経験でよくわかっている話だ。未だに、その原子炉の中には入っていけない。中がどうなっているかもわからない状態なのだ。全くお手上げの状態が続いている。
中国などからの驚異をいろいろと言うなら、まず、原子力発電所が狙われることに関して、もっと敏感になっても良いのではないだろうか?しかし、原子力発電を推奨する人たちの多くは、この問題に関しては、一切発言をしていない。本当に中国などの脅威が増していると言うなら、まず、原子力発電所の防備に関して言及すべきだと思う。
日本では原子爆弾を造ることも持つこともできない状況である。そのために、敵国から原爆を落とされたときに反撃するものがないという話がある。しかし、そうではないはずだ。確実に行えるのは、敵国の原子力発電所を爆破することだろう。本当に爆破するのかという議論に入る人もいるが、そうではない。そういう事はできますよということを示すだけでも、敵国が原爆を日本に落とす可能性を低くするのではないか?
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