「あなたは祖国のために戦えますか」という櫻井よしこ氏がXに投稿した記事が炎上した。
次のような内容である。
『「あなたは祖国のために戦えますか」。多くの若者がNOと答えるのが日本です。安全保障を教えてこなかったからです。元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています。100分の授業を14回、学生たちは見事に変わりました。』
この投稿に関して、現代ビジネスの記事の中に
『「祖国のために戦えるか」という問いは「祖国のために死ねるか」とほぼ同義だと解釈できる。だとすれば、いきなり「死ねるか」と問われてNOと答えるのは若者ならずとも当然であろう。』
というのがある。
そして、特攻隊員のことなどを例に挙げて、戦争というのがいかに悲惨なものかを紹介している。
以下の所にある記事だ。
https://gendai.media/articles/-/123739
ただ、この記事は「元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えた内容」に関しては、あまり情報を入手しておらずに書いたように感じた。過去の色々の問題点を上げるだけで、ではどうするのかが欠けている。
この織田邦男教授の安全保障に関する考えがどういうものだったか、理解しておくことが大切だと思う。この内容に関しては、以下のYoutube動画を見るとよく分かる。
https://www.youtube.com/watch?v=yqpQkWoA_1E
外敵が日本に攻めてきたのに、どうすればいいのか?そういう教育が日本では全く行われていない。議論も行われていない。だから、櫻井よしこ氏のXへの投稿は、炎上してしまう。
そもそも、「日本が戦わないといけない時」というのはどういう時なのか?これを考えたことがある人のほうが日本では少ないのではないか?
戦後の米国から押し付けられた教育には、日本の安全保障に関する項目がすっぽり抜けてしまっている。自分たちの安全は自分たちで守らないといけない。そのためにはどうするか?戦争を仕掛けられてから考えるのでは遅すぎる。
仕掛けられる前に、それを避けるにはどうしたらいいのかを考える。仕掛けられたら、どうするかを考えておく。これは日本の安全保障にとって大切なことだ。それは安全地帯にいる人も、そうでない人も、真剣に考えておかないといけないことである。
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