2025年6月20日金曜日

イラン・イスラエル情勢の錯綜と情報戦

 イランとイスラエルの間で緊張が高まり、状況は刻一刻と変化しています。


YouTubeなどの動画プラットフォームでは、凄まじい状況を伝える映像が多数公開されています。中には目を覆いたくなるような内容も含まれるためか、日本の主要メディアでの報道は限定的です。


しかし、これらの動画の中には、情報の真偽を判別しにくいものが混在しています。まさにSNS時代における「何が正しい情報なのか」という問いを象徴するかのようです。


今回の情勢において特に驚きをもって報じられたのは、イスラエルの誇るミサイル防衛システム「アイアンドーム」の一部が破られたというニュースでした。


これまでイスラエルは、いかなるミサイルや航空機の攻撃も防ぎ切れると公言し、実際にその高い迎撃能力を示してきました。


しかし、今回のイランによる攻撃では、一部のミサイルがその防衛網を突破し、イスラエル国内に到達したとされています。イランのメディアは、自国製の極超音速ミサイル「ファタハ」が使用されたと報じています。


YouTube上では、被害状況を示す動画も散見されますが、その内容は限定的で、市街地の一部建物への被害を示すものが主です。


報道によれば、市内の病院も被弾し、大きな被害が出ているとのことですが、イランの攻撃目標が市街地そのものであったとは考えにくいでしょう。本来の目標は軍事施設や関連施設であったはずです。


しかし、当然ながら、軍事施設への被害に関する動画はYouTube上にはほとんど見当たらず、海外の主要放送局からも具体的な情報は流れてきません。


もちろん、日本の地上波テレビでは、その手の情報はほとんど報道されていないと言ってよいでしょう。


このような状況下では、「イスラエルが優勢である」といった見方や、「イランがイスラエルに打撃を与えた」といった、それぞれの立場を支持するような動画が入り乱れて存在します。


しかし、それらの情報のどちらが真実であるのかを判断することは極めて困難です。一般的なニュースの真偽を見極めるよりも、この種の戦況に関する情報を見極めるのは、数段難しいのではないでしょうか。


裏を返せば、このような錯綜した状況下で戦況を正確に理解できるようになれば、普段の日常的な情報を見極めることは、より容易に感じられるかもしれません。




軽井沢町「白糸の滝」:清涼感あふれる水の芸術

 先日、軽井沢町にある「白糸の滝」を訪れました。嬬恋村方面からの帰路、立ち寄るのにちょうど良い場所です。



嬬恋からは、雄大な浅間山を北側から回り込み、独特の景観が広がる鬼押出し園を経由して白糸の滝へ向かいました。


「浅間・白根・志賀さわやか街道」を通り、次に「白糸ハイランドウェイ」に入ります。この白糸ハイランドウェイは有料道路ですが、白糸の滝へ行くにはこの道を通る必要があります。


白糸の滝には、道路沿いに第一駐車場と第二駐車場があります。滝への入口は、これら駐車場の間に位置しています。幸運にも、私は第二駐車場の滝に最も近い場所に駐車することができました。


駐車場から白糸の滝までは、歩いて10分もかからない距離です。滝から流れ出る清らかな水を集めた小川に沿って歩いていくと、その姿が見えてきます。ちょうど前日に雨が降ったためか、水の量も豊富で、勢いがありました。


白糸の滝は、その名が示す通り、崖の途中からいくつもの筋となって水が噴き出すように流れ落ちています。その繊細で美しい水の流れは、あたかも白い絹糸が何本も垂れ下がっているように見え、まさに「白糸の滝」と呼ばれる所以です。


日本には他にも「白糸の滝」という名の滝が存在しますが、軽井沢の白糸の滝は、規模こそそれほど大きくないものの、その清らかさと美しさは格別です。滝の影響もあってか、周囲の空気はひときわ澄んでおり、心身ともにリフレッシュできる時間を過ごすことができました。


今回、白糸の滝を訪れた際の動画をYouTubeにアップロードしました。興味のある方は、ぜひご覧ください!


https://www.youtube.com/watch?v=kZdOX58EYeU




2025年6月15日日曜日

東京都都議会選挙で石丸新党は何議席取れるか?

 都議会議員選挙が告示され、選挙が始まりました。


その中の話題の一つが、石丸伸二氏の石丸新党「再生の道」だろう。


その石丸伸二氏が、その著書「再生の道」で、当選者数を目標はないとしながらも、仮定の話として20議席としています。


一方、巷の選挙関連のWebサイトなどでは、そんな数は取れず、1名くらいがやっとではないかという予測のようです。


選挙ドットコムでは、投票率0.9%という数字を出しています。ただし、まだ投票先を決めていないというのが、47.3%もあるので、これから先どう変わるかはわかりません。


石丸新党の問題点として指摘されているのが、党として何をするのか公約が示されていないことだろう。そして、党首が立候補していないのも問題視されています。


立候補の問題は、石丸氏がもともと次の都知事を狙っているので、都議選には出ないということだと思う。


党としての公約が示されていないことは、従来の選挙から見ると全く違っており、選挙民からするとよくわからないと思われます。


もともと、公約を掲げていても、大半の公約は守られたことはありません。単に、選挙に当選するためのスローガンでしかないというのが実情です。


石丸新党では、このたぐいの公約ではなく、実務で実績を上げていこうということです。これが、都民に理解されるかどうかで、議席確保数も変わってくると思われます。


私は、この石丸新党の考え方はなかなか理解しにくいところもありますが、この選挙期間中には徐々に浸透していき、議席獲得に大きく影響するのではないかと考えています。





2025年6月14日土曜日

2025年6月15日(日)付毎日新聞の辛口数独の解き方

 6月15日(日)付の毎日新聞に掲載されている辛口数独の解き方を説明します。唐辛子のマークが5つついており、たいへん難しい問題という表示になっています。



問題は上のようなものです。




とりあえず、簡単にわかるところだけを埋めてみます。以下のようになります。



これ以上は単純な考え方だけでは数字が埋められない。少し工夫してみる必要があります。


ここで下の図を見て下さい。中央中段の9つの箱に注目します。この図で2つの赤い直線で示した部分には「3」と「4」がその直線上にあります。従って、赤い四角で示した2つの箱のいずれかに、「3」もしくは「4」が入り、他の数は入りません。



これを使うと、中央中段の一つの箱に、「9」が入ることがわかります。


それ以降も、難しいところもあると思いますが、じっくり考えれば解くことができると思います。

頑張ってみて下さい。




2025年6月13日金曜日

池の平湿原 散策レポート:初夏の高原で自然を満喫!

 先日、池の平湿原を散策してきました。シャクナゲやレンゲツツジの開花を期待して向かいましたが、訪れた6月第1週では、残念ながらシャクナゲはほとんど咲いておらず、レンゲツツジもまだ見頃には早すぎる時期でした。


前日に休暇村嬬恋鹿沢に宿泊し、翌朝、池の平湿原の駐車場まで車で移動。今回は「池の平三方歩道」から「鏡池」方面へ進み、「見晴歩道」を選ぶことにしました。少し時間はかかっても、比較的歩きやすいだろうと考えたのですが、実際には「東歩道」の方が時間も短く、歩行も楽だったようです。これは次回の参考になりますね。



高原の景色と澄んだ空気

残念ながら花の時期には少し早かったものの、幸いなことに天候に恵まれ、素晴らしい山歩きを楽しむことができました。標高2000m前後という高所に位置するコースは、高い山の雰囲気を存分に味わえます。尾根道を歩くようなコースは、普段から山歩きに慣れている方にとっては問題なく楽しめるでしょう。


雄大な自然とサプライズ

私は少し歩行に不安があるのですが、「見晴歩道」のアップダウンは予想以上にきつく、苦労しました。それでも、コースの途中、いくつかの場所で遠くに富士山を望むことができ、その雄大な景色には感動しました。これもまた、山歩きの醍醐味ですね。


池の平湿原は、これから7月、8月、9月にかけて、さまざまな高山植物が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれることでしょう。


また、ここにはオコジョやニホンカモシカといった野生動物をはじめ、ノスリ、ハヤブSなどの猛禽類、そして多くの野鳥が生息しています。運が良ければ、高山蝶に出会えることもあるそうです。自然の豊かさを肌で感じられる場所だと改めて実感しました。


滞在拠点におすすめ!休暇村嬬恋鹿沢

今回の旅の拠点とした「休暇村嬬恋鹿沢」は、ホテルだけでなくキャンプ場も併設しており、池の平湿原へのアクセスに非常に便利です。周辺の自然を満喫するのに最適な場所だと感じました。


旅の思い出を動画で

今回、池の平湿原を訪れた際の動画をYouTubeにアップロードしました。興味のある方は、ぜひご覧ください!


https://www.youtube.com/watch?v=vD2Kmb14HwI



兵庫知事選と優勝パレード報道に見る「書類送検」と「書類送付」の使い分け

 昨日、いくつかのニュースを読んでいると、兵庫県に関する二つの報道が目に留まりました。

一つは、阪神・オリックスの優勝パレード補助金をめぐる問題で警察が書類送致したというニュース。

もう一つは、昨年の兵庫県知事選挙で、元尼崎市長の稲村和美氏への支持を表明した県内22市長が書類送致されたというものでした。


この二つの報道を読んで、私はある疑問を抱きました。優勝パレードの件では「書類送検」と書かれているのに、22市長の件では「書類送付」と書かれているメディアがあったのです。


この点について、立花孝志氏が昨夕のYouTubeで、朝日新聞の22市長の記事を取り上げ、「書類送付」という表現はおかしいと指摘されていました。ご自身が書類送致された際には「書類送検」と書かれたにもかかわらず、今回の22市長の件では「書類送付」と書かれているのはなぜか、という疑問でした。


この疑問を受けて、本日朝、大手メディアがどのように報道しているかを改めて調べてみました。


朝日新聞は、どちらのケースでも「書類送付」という言葉を使っていました。


一方、毎日新聞は、どちらのケースでも「書類送検」という言葉を使っていました。


昨日の時点ではどのメディアのニュースだったか定かではありませんが、私が読んだ記事では優勝パレードの件が「書類送検」、22市長の件が「書類送付」と表記されていました。しかし、本日調べてみると、どのメディアも2つの記事について、「書類送検」あるいは「書類送付」という全く同じ表現になっていることがわかり、改めて違和感を覚えました。




2025年6月12日木曜日

何かがおかしいYahoo!ニュースの「偏り」

 私はこれまで、情報収集源として主にYahoo!ニュースを利用してきました。特に違和感なく閲覧していましたが、最近、兵庫県知事に関する報道を見ていて、ある疑問を抱くようになりました。


現在も、齋藤兵庫県知事を批判する記事が毎日数件、Yahoo!ニュースのトップページに表示されます。記事の配信元は多岐にわたりますが、その内容はすべて斎藤氏に批判的なものです。


大手新聞社や「週刊文春」「週刊新潮」のような主要な週刊誌が、斎藤兵庫県知事に関する記事をほとんど報じなくなったにもかかわらず、Yahoo!ニュースだけは、相変わらず毎日兵庫県関連の記事を掲載し続けています。


この状況に気づくまでは、Yahoo!ニュースは更新頻度の低い記事も紹介しているだけだと考えていましたが、それは私の誤解だったと分かりました。私自身、あらゆるメディアの報道について、偏りがないかを確認しながら読むよう心がけていたつもりでしたので、この発見には正直驚いています。


それにしても、Yahoo!ニュースのこの一連の報道は、少々「やりすぎ」だと感じざるを得ません。何か特別な理由があるのでしょうか?単にYahoo!ニュースの担当記者が、斎藤知事に批判的な立場をとっているだけなのかもしれませんが、その意図が気になるところです。




2025年6月11日水曜日

山尾志桜里元衆院議員の公認見送りについて

 国民民主党が山尾志桜里元衆院議員の公認を見送る方針との報道に接し、さまざまな思いが去来します。


もともと、山尾氏の公認には懸念の声も聞かれていたため、この見送りは致し方ない判断とも受け止められます。しかし、先日、山尾氏がわざわざ記者会見まで開いたにもかかわらず、最終的に公認が見送られたことは、かえって問題を蒸し返してしまった感は否めません。山尾氏自身も、会見に臨むにあたり、様々な問いかけを受ける覚悟はあったはずで、その努力が無に帰したことは残念に思います。


この問題の根源には、国民民主党の人材不足があるのではないでしょうか。参議院議員選挙に向けて十分な候補者がいれば、無理に山尾氏を擁立する必要はなかったはずです。玉木代表をはじめとする党幹部の選挙への焦りが、このような結果を招いたとも考えられます。


小規模政党が勢力を拡大するには、よほどの戦略がなければ時間を要するものです。焦りは時に逆効果を生み、かえって悪い方向へと進んでしまうことがあります。今回の件は、まさにその典型と言えるかもしれません。




2025年6月8日日曜日

潮目が変わった万博、逆風から追い風へ

 万博への評価が大きく変わってきているようです。「潮目が変わった万博、逆風から追い風へ」といった見出しの記事も目に付くようになり、同様の内容の記事がインターネット上で増えてきました。

以前から万博に対して批判的な報道を続けてきたマスメディアの記者たちは、この変化についてどのように説明するのでしょうか。

かつては、記事の内容に不満があっても、それを広く伝える手段は限られていました。しかし、今は状況が異なります。

インターネット上では、前述の記事に以下の記述があります。 「開幕直後から、SNSには実際に会場を訪れた人たちのポジティブな声が溢れていた。ただ、当初は通期パスを持つ万博ガチ勢などのコア層が多かっただろう。その後、混雑が一段落してからの参加を考えていた一般層がGW前後から増え始め、その口コミがマジョリティの声としてインスタやXなどを埋め尽くした。彼らのポジティブな声の影響が来場者数に表れているのが現在なのだろう。」

この記事が示すように、SNSなどの影響は大きく、万博の評判を高める要因となりました。

私は、SNSの有無にかかわらず、最終的には万博が評判を呼び、来場者が増えると予測していました。実際、このブログの4月11日の記事「明日開幕の万博は不人気ですが、さてどうなりますか?」で、万博が人気を博すという見通しを立てていました。

これから夏を迎え、暑さ対策は必要になりますが、それでも万博の人気はさらに高まるでしょう。


イラン・イスラエル情勢の錯綜と情報戦

 イランとイスラエルの間で緊張が高まり、状況は刻一刻と変化しています。 YouTubeなどの動画プラットフォームでは、凄まじい状況を伝える映像が多数公開されています。中には目を覆いたくなるような内容も含まれるためか、日本の主要メディアでの報道は限定的です。 しかし、これらの動画の...