今日の毎日新聞の夕刊に掲載されていた、ある記事に目が留まりました。「高市さんの会見に驚く」というタイトルのコラムです。私がこの記事に驚いた理由は、大きく二つあります。
一つは、毎日新聞が高市さんを高く評価していたことです。
記事は、高市さんが自身の更年期障害を公表し、女性の健康政策の必要性を訴えたことについて、こう評していました。
「政治家が自身の病気を公表するのには勇気がいる。」
「私は高市さんの主張とは意見を異にすることが多いが、この点については頭が下がる思いがした。」
私が知る限り、毎日新聞のこのコラムで、高市さんをこれほどストレートに評価する記事は珍しく、普段はその主張に批判的な論調が多いと感じていました。そのギャップに、まず驚かされました。
そしてもう一つの理由は、この記事を書いていたのが女性の編集委員だったことです。
自民党総裁選で唯一の女性候補である高市さんですが、女性からの支持が必ずしも厚いとは言えず、むしろ女性からこそ厳しい目が向けられがちだと感じることがあります。
そのような状況で、この記事の筆者は、意見の違いを認めつつも、同じ女性として「更年期障害」というパーソナルな問題に共感を示し、その勇気を称賛していました。その視点に、私ははっとさせられたのです。
コラムは「この日の高市氏の会見は、総裁選の歴史に新たな一ページを刻むものになったと思う」と結ばれていました。
今回の記事は、私にとっても、政治家の評価軸を多角的に考える良いきっかけとなりました。
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