2017年3月16日木曜日

お隣の韓国の政治をとやかく言えない日本の政治

いよいよ森友学園の問題が大きくなってきた。

この事件で考えさせられるのが、政治家に寄るか寄らないかにかかわらず、権力が絡んでいると考えると、人は何となくそれに従ってしまうようだ。

「この印籠が目に入らぬか」という有名なセリフ回しのドラマを何度か見たが、そんなもので聞くわけがないだろうといつも思ったものだ。その思い通り、ドラマの悪者は黄門様に切りかかってくるわけだが、今回はどうなるのか?

事の真相がよく分かっていないので、なんとも言えないが、この政治家の権力に民衆が従うという構図は、韓国の朴槿恵大統領のケースにも当てはまる。大統領の威を借る狐、つまり周りのものがその権力を傘にきて威張って、好きなことをやり放題するという構図である。

今回の場合も、安倍首相がなんと言おうとも、籠池理事長など森友学園側は安倍首相の威を借りるべく算段をして、うまく小学校を建てる直前まで言ったわけだ。うわさによると、森友学園だけでなく、加計学園というのもひょっとしたらその手のたぐいで、こちらは見つかる前にうまくやってしまったことになる。

韓国の大統領罷免のニュースを見ながら、日本ではこんなことにはならないだろうなと思っていた。しかし、よく考えてみると、今回の森友学園の話は規模は小さいが、同じような事件だと思う。何処も同じだ。

巷で言われているように、この事件は安倍内閣にとっては致命的な事件になる可能性もある。政権が長引くと、周りは当然だが、内側からも早くやめてくれたら良いのにと思っている人が増えてくる。まあ、そろそろそういう時期になってきたのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

静かに始まる自公民体制の崩壊:次期総裁を待ち受ける茨の道

 石破首相が退陣し、新たな自民党総裁選が始まりました。例年通り複数の候補者が名乗りを上げ、メディアもその動向を追っています。一見、いつもの総裁選に見えますが、今回はこれまでとは違う「何か」が動いているように感じます。 次期総裁候補として、高市早苗氏や小泉進次郎氏などの名前が挙がっ...