米国大統領戦で、民主党のカマラ・ハリス副大統領が敗北した。
敗因については、経済の停滞、不法移民問題、黒人やヒスパニック系のトランプ氏への傾斜、民主党内での予備選がなかったこと、大統領指名から選挙までの期間が短かったこと、バイデン氏を超える魅力的な政策がなかったこと、などがあげられている。
そして、彼女が女性であったことが一つの理由だったと、日本の大手メディアは報道した。いわゆる「ガラスの天井」である。
ガラスの天井というのは、Wikipediaによると「ガラスの天井(ガラスのてんじょう、英語: glass ceiling)とは、資質・実績があっても女性やマイノリティを一定の職位以上には昇進させようとしない組織内の障壁を指す。女性やマイノリティが実績を積んで昇進の階段をのぼってゆくと、ある段階で昇進が停まってしまい先へ進めなくなる現象。鉄でなくて ガラスであるのは「目では見えない障壁に阻まれている」ことからの表現である」とされている。
このガラスに天井は、自民党総裁選での高市早苗議員の敗因では、全く話題にならなかった。
私は9月28日のこのブログで、高市氏の敗因の一つとして、「ガラスの天井」があったと指摘している。
産経新聞は11月8日のネットの記事で、「米大統領選ハリス氏の敗因は『ガラスの天井』、高市氏総裁選では言及せず 日本メディア」という表題で、日本の大手メディアの報道の問題点について触れている。
日本の大手メディアは、その相手によって、論調を変えているということである。
0 件のコメント:
コメントを投稿