斎藤元彦氏が兵庫県知事に当選しました。
その関連で、当選前から斎藤氏のパワハラ等が話題になっていたと思います。
兵庫県議会のサイトに「文書問題調査特別委員会」では、「令和6年3月12日付け元県民局長の文書に記載されている7項目の内容の真偽に関連する事項」が議論されています。
その委員会が実施した「兵庫県職員アンケート調査」の報告書が、以下のURLで公開されています。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/index.html
報告書では、元県民局長が指摘した7つの項目について、職員の認識を以下の5つの分類で集計しています。
・ A:目撃(経験)等により実際に知っている
・ B:目撃(経験)等により実際に知っている人から聞いた
・ C:人づてに聞いた
・ D:知らない
・ 無回答
各項目に対する回答者数と、一部黒塗りされた自由記述の内容が掲載されています。
多くのマスコミの報道では、相当数の職員が、「実際に知っている」とされていますが、この報告書を見ると、Aに分類される職員の割合は極めて低く、ほとんどが全体の1%以下です。「知事が贈答品を受け取っていることについて」の1.4%と「知事のパワーハラスメントについて」の2.1%のみが1%を超えています。
しかし多くの大手のマスコミは、A、B、Cの3つの分類を合算した人数を「実際に見た」と報道しており、これは事実と異なる印象を与える可能性があります。
自由記述の内容も興味深く、贈答品の受領は前任の井戸敏三知事の時代から行われていたという記述や、具体的なパワハラと思われる事例の報告も見られます。
全ての自由記述に目を通したわけではありませんが、この報告書は非常に興味深い内容でした。
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