近年、インターネットが政治に与える影響はますます大きくなっています。特に今年は、従来の政治の枠組みを揺るがすような出来事が相次ぎました。
例えば、安芸高田市の前市長、石丸伸二氏をご存知でしょうか?石丸氏は、市議会のやり取りをYouTubeで配信し、市民に分かりやすく伝えることで注目を集めました。さらに、東京都知事選に立候補し、SNSを駆使した選挙活動で旋風を巻き起こしました。結果は惜しくも落選でしたが、蓮舫氏を抑えて2位に躍り出るという快挙を成し遂げました。
兵庫県知事選でも、斎藤元彦知事が県議会の全員から不信任を突きつけられながらも、SNSなどを活用した選挙戦で再選を果たしました。
こうした事例は、インターネットが政治に新たな風を吹き込んでいることを示しています。
ネットを使った選挙では、昨年参政党が行ったのが最初かと思いますが、その後、参政党は幹部のいざこざで評判を落としてしまいました。
次に日本保守党もやはりSNSを駆使して衆議院議員選挙では3議席を獲得しました。
また、国民民主党は玉木雄一郎代表などが、ネットを使った選挙戦を行い、衆議院銀選挙では公示前の4倍となる28議席を獲得しています。
その後も、選挙戦で公約した103万円の壁やガソリン税の撤廃などで、政府を追求しています。
今年のこういう状況を見てみると、今後の政治が大きく変わるなと感じました。
今までの政治は、情報が新聞やテレビなどに限られていましたが、これからはSNSなどのインターネットの情報が大きく影響するようになると思います。
多分、来年の参議院選挙は、その影響が今まで以上に大きく出てくることになるのではないでしょうか?
自由民主党や立憲民主党などは、こういう状況をどういうように感じているのしょうか?ネットが大きな影響力を持つということは、感じたとしても、それに対してどう対応すしたら良いのか?あまり、積極的に対応していないように感じます。各政党は、この変化に対応し、ネット選挙戦略を強化していく必要があるでしょう。
来年からは、従来のようなどぶ板選挙は通じなくなるという予感がします。ネットの使用を行った陣営は、ますますその戦略に磨きをかけてくるのではないでしょうか。このネットでの対応が遅れてしまった政党は、参院選では手痛い敗北を期するような気がします。
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