2024年12月6日金曜日

高齢者にとってのマイナ保険証のメリット

 マイナ保険証は、高齢者にとって特に大きなメリットをもたらす可能性を秘めています。


厚生労働省によると、10月末時点でマイナンバーカードの普及率は75.7%に達し、そのうち約8割が保険証の登録を済ませています。しかし、実際の医療機関での利用率は15.67%にとどまっているのが現状です。


この低い利用率には、メディアの報道姿勢も影響していると考えられます。新聞やテレビでは、マイナ保険証のメリットについて十分に説明されておらず、むしろマイナンバーカードと保険証を紐付けることに対する不安を煽るような報道が目立つように感じます。


今日、朝日新聞デジタルで「意識ない救急患者、マイナ保険証で医療情報を閲覧 病院で運用開始へ」という記事を見つけました。記事には、救急搬送された患者の医療情報がマイナ保険証を通じて病院側で確認できるというシステムイメージ図が掲載されていました。

高齢になると、意識不明に陥るような事故に遭うリスクが高まります。意識不明になると、普段なら医療関係者に口頭で説明できることも不可能です。そのため、持病やアレルギー、服用中の薬などを医療関係者に伝えることができません。


そのような状況下でも、マイナ保険証があれば、過去の病歴や服用中の薬などの情報が医療従事者にすぐに伝わるため、迅速かつ適切な治療を受けることができます。これは、救命率の向上に大きく貢献する可能性があります。


しかし、マイナ保険証の利用には、ITリテラシーの問題や個人情報漏洩への不安など、高齢者特有の課題も存在します。また、医療機関の対応が遅れており、マイナ保険証への対応が十分ではないという問題もあります。そのため、メディアには、メリットだけでなく、これらの課題についても丁寧に解説し、高齢者だけでなく、すべての人が安心してマイナ保険証を利用できるよう支援する報道が求められます。




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