2021年4月2日金曜日

コロナウイルスの世界の国々の状況が変わってきた

 コロナウイルスの状況に関しては、このブログでも何度か紹介してきた。最近、世界の国々で状況が変わってきているので、それを説明したい。


使用するのは、いつものOurWorldInDataというサイトのグラフである。最近知ったのだが、このサイトは英国のオックスフォード大学が運営しているサイトのようだ。


以下のグラフは百万人あたりの死亡者数の推移のグラフである。


このグラフを見ると、今年の1月末頃からいくつかの国では、死亡者数が増えてきているのがわかる。一方、いくつかの国では確実に死亡者数が減ってきている。


どの国が死亡者数が増えているのか、減っているのか分かりにくいので、以下に、増えている国だけを取り上げたグラフを示す。


上にあげたグラフは対数表示になっているので、わかりにくいかも知れないので、線形表示のグラフを以下にあげておく。こちらの方が、いつも見なれているグラフなのでわかりやすいかも知れない。対数表示と線形数字の違いが分かると思う。



ブラジルや一部のヨーロッパの国で死亡者数が拡大しているのがよく分かる。インドが入っているが、他の国に比較すると桁が一桁は違っているので、大変な状況とは言えない。


次に、2月頃から死亡者数が減ってきている国だけを取り上げたグラフを見てみる。対数表示になっている。


米国、英国、ドイツ、イスラエルなどが死亡者数が減ってきているのがわかる。日本もこの分類の国で死亡者数が減ってきている。


以上に示したように、世界では百万人あたりの死亡者数が減ってきている国があるのに対して、増えてきている国がいくつかあることが分かる。同じヨーロッパでも、それぞれの国で状況が異なってきている。減ってきている国としてあげた国々でいくつかの国は、ワクチン接種を積極的に進めてきている国が含まれている。ワクチンの効果が現れているようだ。ただ、日本のようにまだワクチンの接種が進んでいない国でも、死亡者数が減ってきているところがあるので、ワクチンの効果だけではないかも知れない。



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