2021年5月16日日曜日

日本のコロナウイルスは「さざ波」

 少し話題としては遅いが、コロナウイルス関連ということで取り上げる。


「日本のコロナウイルスは「さざ波」」というツイートをTwitterに流したのは、内閣参与をやっている高橋洋一先生だ。今でもTwitterで見るとこのツイートは表示される。

https://twitter.com/yoichitakahashi/status/1391207118502383621


このツイートの中で表示されているグラフは、私がいつも使っている「OurWorldInData」のサイトから入手したものだ。世界の主要国と日本の百万人当たりの感染者数がグラフで示されている。


このグラフを見るとわかるように、日本の感染者数は他の国と比較すると、本当にさざ波みたいなものだ。





高橋先生は、Twitterで死亡者のグラフは使わず、感染者数のグラフを使っている。後日、彼の言っている言葉からすると、死亡者数を使った場合には、感染者数よりも大きな批判が来ることを予想して使ったのではないかと想像する。感染者数のグラフを使っていても、実際には「こんなに死者が出ているのに」などという批判のコメントが来ているので。データとして、感染者数を使っても、死亡者数を使っても、いずれの場合も「さざ波」としか言いようがないほど、日本は諸外国に比べると、感染者数も死亡者数も少ない。


もともと、日本のコロナウイルスが「さざ波」だと言い出したのは、木村盛世氏で、高橋先生はそれを引用しただけだ。引用したので、カッコでくくって表示したという。引用された木村盛世氏も自身のYoutubeで、この件に関してそのとおりだと説明している。

https://www.youtube.com/watch?v=dzIQbMdWgB8


普段、日本のテレビではこういうグラフを表示しないので、知らない人がほとんどだと思う。もっと、こういう情報をテレビで流す必要があるのではないだろうか。こういうグラフは人の恐怖心をあおることにならないので、テレビ局では使わないだろうが。


このグラフに2019年頃のインフルエンザのデータを並べてみるともっと面白い。インフルエンザのほうがコロナウイルスよりも、死亡者数も感染者数も多い。そして、波も大きい。


インフルエンザを恐ろしいと騒ぎまくっている人たちにとっては、こういうグラフを見せられるのは、不快なことだろう。じっくりとグラフを見れば、日本が騒ぎすぎということがはっきりするのだから。自分たちの言っていることが過剰すぎることをよく示しているから。


グラフを見るとわかるのだが、イギリスが最近、感染者数や死亡者数で、日本を追い越した。日本よりも、百万人当たりの感染者数も死亡者数も同等か、少なくなっている。


こういう状況になって、イギリスは緊急事態宣言を解除して、従来のコロナウイルスがなかった時の状況に戻りつつあるという。


それに対して、感染状況がイギリス並みの日本は、いまだに騒ぎまくっているということだ。


コロナウイルスが発生してからわかったのは、人はいったんコロナウイルスが怖いと思いだしたら、その意見を変更するのは大変難しいということだ。私がこういう話をしても、いったん恐怖心を持った人は、コロナ恐しの気持ちはなかなか変わらない。


今のところ、これを変えるのは、ワクチンしかないのではないかと思っている。幸いなことに、7月ごろまでには、65歳以上の人たちには、ワクチンは接種されるようなので、そのころにはコロナ恐怖症の人が激減するはずだ。


オリンピックに関しては、別途機会があればコメントしたい。言っておきたいのは、日本がオリンピックを放り出してしまった方が良いのか、しっかりとコロナウイルス対策を行ってオリンピックを開催した方が良いのか。この比較で考えるとおのずとわかるのではないだろうか。ただし、コロナ恐しの気持ちを持った人は、正常な判断ができないかもしれない。



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