厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が7月29日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。
上の表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から7月28日までリストアップしたもので、上の表が累積数、下の表が増加数で示したものだ。
この増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示すグラフにしてみた。以下のようなものである。数字よりもグラフにしたほうが分りやすい。
このグラフを見ると、ワクチンの接種率の高い60年代以上に関して、死亡者数がはっきり減って来ている。表の中でピンクの色で示した部分あたりをよく見てもらいたい。
相変わらず、40年代以下は死亡者はゼロレベルだ。
最近の報道は感染者数が増えて1日1万人を超えたというような感染者数の増加ばかりを強調するものが多い。しかも、それはオリンピックのせいだというものもある。
感染者数が増えてきているのは事実だが、増えているのは20代、30代の人が大半で、ワクチンを60%以上の人が接種したと考えられる60歳代以上の人は感染者数も減ってきているようだ。
東京都の吉村福祉保健局長は「いたずらに不安をあおらないで」というコメントを27日に発表している。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210728/1000067937.html
吉村局長の言うように、医療体制もひっ迫というにはほど遠い状況なのだ。
死亡者数に関しては、感染者数(実際には陽性者数)が増えてくると、その1か月後くらいに増えてくるという説もある。しかし、陽性者数が増加してきてもう1か月くらいは経過しているのに、死亡者数は減り続けている。
厚労省の年代別の死亡者数の発表は、1週間おきに行われるので、次の発表を見るのが楽しみである。
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