Twitterでピーチ太郎2ndさんが以下のようなツイートをしていたのを見つけた。
英国ではコロナウイルスの感染者数は拡大しているが、死者数激減で規制はほぼ撤廃されたというものだ。(コロナウイルスでは実際には陽性者で、感染者ではないが、ここでは感染者と呼んでおく。)
ピーチ太郎2ndさんのリクエストは、このグラフの日本版を作ってくれというものだ。これは簡単にできると考えて、作ってみた。例によって、OurWorldInDataのサイトでグラフを作成してみた。
日本のものをまず作成したのだが、ついでに英国を入れた2カ国でのグラフも作ってみることにした。以下のものである。左側の2つのグラフが、日本単独の感染者数のグラフと死亡者数のグラフである。右側の2つのグラフは、日本と英国の2カ国の感染者数と死亡者数のグラフである。期間は昨年の12月から今までである。それぞれ、100万人あたりの人数でのグラフになっている。
まず、日本だけのグラフだが、今の所感染者数は増えてきているが、死亡者数はまだ減少傾向にある。感染症の専門家で、例えば岩田神戸大学教授などは重症者が増えてきているので、要注意だと言っている。私は、死亡率の高い高齢者の人がワクチンを摂取したので、死亡者は増えないと見ている。
次に、日本と英国の2カ国のグラフだが、英国の状況と日本の状況が全く違っていることがよく分かる。日本は感染者数にしても、死亡者数にしても英国とは格段の差で、いわゆる「さざ波」あるいはそれ以下であることがよく分かる。岩田先生の予想が当たって、死亡者数がいくら増加すると言っても、英国並みに増加するとは考えにくい。
じつは、この線形のグラフでもだいたいのことはわかるのだが、ついでに対数表示のグラフを作ってみた。グラフそのものは上のグラフが線形のグラフだという違いだけだ。
この対数のグラフのほうが線形のグラフよりも状況をよく洗わせていると思う。特に日本はその数の動きが小さすぎるので、対数にしたほうがわかりやすい。
これを見ると、英国では感染者数も死亡者数も一時日本を抜いていたのがよく分かる。しかし、また流行が広まって日本以上に拡大していることがわかる。それでも英国は100万人あたりの死亡者数が1人を切っているので、コロナウイルス関連で出されていた色々の規制を撤廃する。
それに引き換え、日本は昨年来ほとんどずっと英国以下の死亡者数なのに、規制をかけているというのは、どういうことなのだろう。
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