2021年7月10日土曜日

憲法第九条について(えっ、それって本当なのかな?)

 「えっ、それって本当なのかな?」という話を時々することにしました。コロナウイルスでのマスコミの報道があまりにも煽り報道なので、毎日「それって本当なのかな?」と思うようになってしまったので。


その初めの話題として「憲法第九条」というのは、どういうことなのか?


7月9日(金)の虎ノ門ニュースで武田邦彦先生が、その九条の話をしたからである。彼の話を要約すると、「憲法第九条を作らせたのはアメリカだ。そのアメリカは世界最強の軍隊を持っている。こういうことはありえないのだはないか?」というものだ。つまり、自国は軍隊を持っているのに、他国には軍隊を持つなと言っている。アメリカは全く信用のおけない国だということだ。


私はこの第九条の話は子供の頃からおかしいと思っていた。当時のアメリカの発想は、「今回日本と戦争してわかったが、日本は恐ろしい国だ。再び軍事力をもたせたら、いつ自分たちに復讐してくるかわからない。日本が絶対アメリカに復讐してこないように、軍隊を持たせないようにしよう。」というものだと思った。ひょっとしたら、学校の先生か誰かに吹き込まれたのかも知れないが。


アメリカはこの第九条を日本人が納得行くように、「日本国憲法は素晴らしい平和憲法だ」と褒め称えたのだ。それをそのまま鵜呑みにして、納得している人も今でもたくさんいるはずである。


武田先生の言うように、人の良い日本人はそれで納得したかも知れないが、普通の世界では、そんな話は全く信用できない。ジャングルの中で、隣の人は鉄砲を持っているが、自分は絶対鉄砲を持ってはいけないと隣の人に言われているようなものである。そんな隣人を信用できるか?他人が変なことをしても、どうしようもないではないか。


「日本国憲法は素晴らしい平和憲法だ」。これは本当にそうなのかどうか、よく考える必要があると思う。


「でも、この憲法第九条があるお陰で、日本は戦争をせずに済んだ。」という人がいるかも知れない。現実に、憲法第九条があったから戦争しなかったのか?それって、本当なのか?


これは確かに一部でそうかもという点もある。たぶん、日本が戦争をしに出かけなかったことには、貢献しているだろう。自衛隊の海外派遣は、まだまだ厳しい制約があるから。しかし、他国が日本を侵略してこなかったことには、あまり貢献していないような気がする。むしろ、米軍が自分たちの都合で日本に駐留しているからだろう。日本を侵略しようとしたら、世界最強の米軍と戦わなければならない。


アメリカは日本に軍隊を持たせなかったことで、早速問題を抱え込むことになった。それは、朝鮮戦争のときに発生する。米軍は日本をベースとして、朝鮮半島に出向いていたため、軍事上のバックアップが必要だったのだが、自分たちだけでは全く効率的に出来ないということがわかった。


駐留している日本の中に、米軍の兵站を支える組織が欲しかったのだ。そのために、日本に自衛隊(最初の呼称は違うが)を作ってもらうことにしたというのが事実だろう。これはアメリカの日本国憲法第九条作成上のミスである。朝鮮戦争は第二次世界大戦が終わってから数年で発生しているので、殆ど憲法を作った途端にミスが見つかったことになる。


「日本に軍隊を作らせない」は、アメリカはこれが一番正しいやり方だと思って、作ったのだろう。しかし、作るときにもう一度考え直して、「それって本当なのかな?」と検討していたら、その誤りを憲法作成時に訂正できたかも知れないのだが。


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