最近、イベルメクチンの話がマスコミの話題として上がることがなくなった。
しかし、私は今でもイベルメクチンの取扱いに関するWHOの勧告などに疑問を持っている。
BBCの記事には以下のような物がある。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-58838971
『イベルメクチン、 誤った科学が生んだ新型ウイルス「特効薬」』という表題がついている。イベルメクチンのコロナウイルスに効くという研究報告は、殆どが捏造だという論調である。
しかし、この記事にあるのように、イベルメクチンが効くという報告を書いて、誰が利益を得るのか?このイベルメクチンは安価な薬で、ジェネリックも出ている。このような薬を宣伝しても誰も得にならない。
一方、ワクチンの製薬会社は、イベルメクチンがコロナウイルスに効果があると言う話が出回ると、ワクチンが売れなくなる。つまり、イベルメクチンの研究がおかしいという報道で得をするのは、ワクチン製薬会社なのだ。上のような記事を書いているのは、製薬会社の回し者かもしれない。
上のグラフは、ペルー、米国、フランスのコロナウイルスの百万人あたりの陽性者数の比較をしたものである。(入手先はいつものように、OurWorldInDataから。)
これを見ると明らかなように、ペルーは米国やフランスに比較すると、格段に陽性者数が少ないことがわかる。
上のグラフは、同じくペルー、米国、フランスのコロナウイルスによる百万人あたりの死亡者数を比較したものである。
これを見ると、ペルーの死亡者数は他の国よりも死亡者数は多いときも見受けられる。
陽性者数は少ないのだが、死亡者数はそれほど少なくないということになる。つまり、感染する数は少ないのだが、一旦感染した場合には死亡する率は高いということになる。イベルメクチンは一旦感染した場合には、効き目がそれほどでもないということなのか。あるいは、医療制度があまり良くないのか。
上の表は、東京都医師会の令和3年8月に行われた緊急記者会見での資料である。これをみると、イベルメクチンを投与してきた国の方が、明らかに感染者数も死亡者数も少ない。感染者で7分の1ほど、死亡者で13分の1である。
朝日新聞の記事では、上の資料を取り上げて、『イベルメクチン投与国「コロナ感染者少ない」のからくり』と題して、コロナの感染者数が少ないのは、イベルメクチンのせいではないとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASP8X72CJP8XTIPE00Y.html
その理由として、イベルメクチンの投与が年に1回か2回ほどだということである。従って、コロナウイルスに直接聞くとは考えにくいというのだ。
しかし、イベルメクチンは寄生虫の予防に投与しているのであり、その効き目が長続きするからこそ、年に1度家2度の投与ですんでいると言える。効き目は長続きするのだ。寄生虫の疾患には効き目は長続きするが、コロナウイルスには長続きしないとはっきりは言えないはずである。ワクチンも1年に1度接種すれば、大丈夫のはずなのだが。
別のある記事では、イベルメクチンは生産量が少なく、入手が困難であるというような事を言った医者もいる。アジアやアフリカの人たち全員に配布しているような薬が、なぜ入手困難なのか?ジェネリックもたくさん出ているのだ。
このように、イベルメクチンが効かないと言っている医者の方にも、その意見の中に問題点があると思える。
すでに述べた通り、イベルメクチンを治療に使われて、その効果を示されるのは、ワクチン製造会社である。彼らは金を潤沢に持っており、その金を使って、イベルメクチンは効果がないという宣伝をしている可能性も考えられる。
これにはWHOも関連している。彼らにも製薬会社からの手が回っているかも知れない。
そもそも、アジアやアフリカ諸国で大勢の人が使用しているイベルメクチンを、どうしてコロナウイルスのために使用してはいけないのか?イベルメクチンは寄生虫の疾患の予防として使われているが、それはその安全性が確認されているからだ。そういう薬を、効果が確認されていないからという理由だけで、使用を控えさせるのは、問題である。試験的に日本のある地域の人たちに、イベルメクチンを飲んでもらうという試みがあっても良いのではないか?
東京都全域でそれを実施してみるといいと思う。コロナウイルスのワクチン代と比較して、イベルメクチンの費用は格段に安い。こういう試みを医師会が提案できないのか?東京都の医師会は上にあげた緊急記者会見の席上、イベルメクチンの使用を勧める発言をしている。
ブラセボとかがなくても、これだけ広い地域で効果が実証されれば、問題はないはずである。