本日の毎日新聞に、『新型コロナ 接種・換気で感染経路遮断 「人流抑制より効果大」 阪大チーム研究』という表題の記事がでている。以下のところで読める。
https://mainichi.jp/articles/20220414/ddm/001/040/123000c
記事によると、阪大の感染症総合教育研究拠点のチームが公開した論文である。まだ査読が入っていないという注釈がついている。
注釈がついているので、この論文そのものに関してはとやかく言っても仕方がないだろう。
問題は、記事の方だ。まだ、査読も入っていない記事を、自分の都合の良い主張のために使っているとしか考えられない。
以前にも、理化学研究所が、コロナウイルス対策としてマスクの効果を、世界最高速のコンピュータで解いたという記事があったのを思い出す。その程度のことになぜそんなコンピュータを使うのか?全く考えられない話が。
私は、コロナウイルスの感染経路に関しては、単純な数理モデルでは判明しないと思っている。もっと、大量の、色々のデータが必要だ。
もともと、コロナウイルスに関する情報が少ない。
私自身は、このブログで説明しているように、コロナウイルスは極微小のゴミと考えたら良いと思っている。このゴミがどういう動きをするのかという観点で、感染経路を考えるのだ。
ウイルスはどこから発生するかというというと、感染した人からというのは、確かだろう。しかし、感染した人だけだろうか?感染していない人でも、喉や鼻などにウイルスが付着しており、そこで増殖するかも知れない。これは可能性が高そうだ。
その他に、ウイルスが増殖するのに必要な養分が含まれる液体中などでも、増殖することはないのだろうか?このあたりの研究に関して、あまり報道されていないように思える。以前、バス会社の運転手がたくさん感染した時に、感染経路は水道の蛇口だという話が出たが、それが本当なら、蛇口部分で、ウイルスは増殖したのかも。
極微小のゴミだから、風に吹かれれてあちこちに飛び回る。花粉症を発生させるスギ花粉のように飛び回るのだ。花粉よりも小さいので、飛び回るのはもっと簡単だろう。
こんな小さなゴミにマスクは対応できるのか?感染した人からは、ウイルス単体でなく、飛沫に含まれて飛び散るはずだ。その後、水が蒸発すれば、ウイルスだけになる。
飛沫が飛び散るには、マスクは少し役立つはずだ。飛沫の一部はマスクで止めることが可能だ。
ウイルスが鼻や喉に付着した場合、その量が少なければ、白血球などにより除去されてしまう。しかし、大量に付着したり、継続的に付着が続くと、体がウイルスの侵入に耐えられなくなり、感染するということになる。
ウイルスの増殖は温度とか色々の状況により増殖速度は変わるだろうが、そのデータは良く分からない。どの程度の量のウイルスで、感染するのかも良く分からない。増殖するにはどういう条件があれば良いのか?どんな状態で増殖するのか?
ウイルスはどの位の期間活動できるのか?10日間くらいとか、2週間とか、そういった話が流れたことがあったが、論文はあるのだろうか?
いろいろわからないことが多い。ただ、ウイルスをゴミと考え、それがたくさん付着すれば感染する可能性が高いということで、感染を考えると、防備の仕方を考えるのもわかりやすいのではないか。
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