そろそろコロナウイルスも終わりに近づいているようだ。
今までも何度もこのブログで言ってきたことであるが、もう一度コロナウイルスの感染者数に関して、明確にしておきたい。
現在、マスコミで報道されているコロナウイルスの感染者数に関しては、全く正確な報道をしていない。唯一きちんとした数字を報道しているのは、東洋経済オンラインのコロナウイルスの「新型コロナウイルス国内感染の状況」というサイトだけである。
このサイトでは一切コロナウイルスに関して、感染者という言葉を使っていない。すべて陽性者という言葉を使っている。これは厚労省のコロナウイルスに関する資料に感染者という言葉が使われていないのと同じだ。東洋経済オンラインでは厚労省の発表資料に基づいてグラフを作成している。
この感染者と陽性者という言葉について、内容が全く異なるのに、新聞も放送も陽性者という言葉を使わず、感染者を使っている。
どうして、厚労省の発表資料に書いてあるように、陽性者という言葉を使わないのか。全く不思議なことだ。
そもそも、感染というのは、ウイルスが体内に入り込み、その繁殖が活発になって、病気の症状がでてくることを言う。
一方、コロナウイルスでは、PCR検査で陽性になったものを、陽性者と言う。PCR検査では、喉や鼻の粘膜にある液体を採取して、その中にウイルスがあるかどうかで判断している。PCR検査の増幅回数が多くなると、そのウイルスの断片が見つかっても、陽性と判断されてしまう。
単に、喉や鼻の粘膜にウイルスの断片があったとしても、陽性と判断される可能性がある。断片でなく、ウイルスそのものが見るかることもある。その場合にも、喉や鼻の粘膜にウイルスが見つかっただけで、実際に体内入り、症状が発生したわけではない。もちろん、症状を発生するケースもあるが、ある割合で、症状が出ないこともあるのだ。
つまり、PCR検査は喉や鼻の粘膜のウイルスの存在は判定するのだが、その人が実際に発症したかどうかを判定するわけではない。
ということは、実際の感染者数は、陽性者の数よりも少ないということだ。陽性者の中の感染者の割合がどのくらいになるのか?厚労省はデータを示してくれていない。マスコミでこの点について言及したことを私は知らない。
つまり、実際の感染者はどのくらいなのか。よくわからないのだ。これだけ、コロナウイルスで騒いでいるのに、この感染者数という根本的なデータがいい加減に取り扱われている。これこそ問題にすべき話である。
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