最近のコロナウイルスの死亡者数が、昨年、一昨年に比べて異常に増えている。以下は、一昨年以来のコロナウイルスの状況を示す表である。
この表を見ると、陽性者数と死亡者数が今年になって異常に増えていることがわかる。陽性者数が増えたのは、たぶんオミクロン株のせいだろう。ただし、実際に陽性者と判定されても、それがオミクロン株かどうかまでは詳細に調べられていないだろうから、はっきりしたことはわからない。
陽性者数に関しては、色々数字が出されているのでわかるのだが、増加しているのは若者の陽性者が増えているからだ。これに関しては、マスコミで若者の感染者が増えていると毎日のように報道されている。
死亡者数はどうか。今年の初めから4月1日までに約1万人の死亡者がでている。昨年が、1万5千人くらいだったのに比較すると、非常に多い。
この内訳(年齢別)を知るデータが見つからない。厚労省のサイトなどで、コロナウイルスの年齢別死亡者数に関してのデータがでているはずなのだが。
ただし、これも以下の表から推定できる。この表は大阪府の昨日の死亡者数のデータである。
この表は大阪府で、4月9日に届け出された死亡者数である。
この表を見るとわかるのだが、すべての死亡者が60歳以上である。60歳代は2名なので、大半は70歳以上の方だ。これは4月9日だけの状況ではなく、3月や4月のデータはすべて同じようなものだ。
この傾向は大阪府だけではないと考えられる。
つまり、死亡者の大半が70歳以上の老人ということだ。これに関して、マスコミは全く騒がない。大きく報道しない。
しかし、考えてみるとおかしな話である。65歳以上の老人は、ワクチン接種率は高かったはずだ。
以下のグラフは東京都の70歳以上の新規陽性者、重症者、死亡者、およびワクチン接種率の推移が示されている。
これによると、3月10日時点での3回目のワクチン接種率は70%に達している。ワクチンの接種による効果が表れるのに約10日くらいかかるとみても、ワクチンによる死亡には歯止めがかかっていないことになる。
つまり、ワクチンは接種していても、老人には効果がなく、死亡者が増えているという事だ。これでは、何度ワクチンを接種しても死亡者数を減らすことができないのかもしれない。
これに関する専門家の意見を聞きたいところだが、こういうことに関して言及しているコロナ専門家がいないのはどうしてだろうか?マスコミも全く報道していない。
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