今度のロシアのウクライナ侵攻は、ウクライナが核兵器を持っていたら防げたかもしれないという話がある。その真意のほどはよくわからないが、核兵器を持っている国が兵器で核兵器をチラせかしながら、侵攻してくるということが現実になった。
核兵器を持っている国が周りに3カ国も(中国、ロシア、北朝鮮)ある日本は、どうしたら良いのかという議論が出てきている。ついでながら、すでに日本に原爆を落とした実績を持つ米国も広い太平洋を隔てているが、隣国だ。
日本も核兵器を持ったらどうか。私は、持つとそれを持ったことで、他国を攻めるというワンマン首相が出て来た場合に懸念があるので、全面的な賛成ではない。しかし、持ったほうが持たないよりも、現在の状況では日本の安全は守られるような気がする。
さて、日本は核兵器を作る能力があるのか?
本日の虎ノ門ニュースでもその議論がちょっとあった。評論家の長谷川幸洋氏が日本は核兵器を造るのはなかなか難しいだろうという話しをしていた。ウラニウムの入手も難しいし、核実験をする場所もない。等色々発言があった。
しかし、私は造るのはそれほど難しくないと思っている。ウラニウム(あとの話ででてくるプルトニウムも)の入手は難しいだろうが、原子爆弾を数発造るだけなら、現在手持ちの量でも十分できるのではないか?原子力発電所で使っているんだから。
核実験はやるのがその性能の確認には必要と思うが、確認しなくても作ってしまえば、それで良い。本当に爆発するかどうかは確認しなくても、日本の技術で作ったと言えば、爆発すると他国は思うはず。日本は技術力の低い他国とは違う。
ウラニウムの問題は、代わりにプルトニウムを使うというのもある。日本は原子力発電の廃棄物としてプルトニウムをたくさん持っている。日本の持っているプルトニウムの量は46トンとかそれ以上と言われている。そして、何よりも必要なプルトニウム分離技術を持っている。手持ちの量のプルトニウムをすべて原爆に変えると数千発の原爆ができるようだ。
ただ、このプルトニウムは日本には殆ど置いてなく、英国とフランスに置かれている。彼らも日本のプルトニウムを置いているのは、日本にこれだけプルトニウムがあるというのが心配だからだろう。つまり、彼らは日本は原爆を作ろうと思えば簡単にできる能力を持っていると思っているはずだ。そうでなければ原子力発電の廃棄物としてのプルトニウムを簡単に預かるはずはない。
ということで、爆発するか確認する実験なしのいい加減な原爆を造るのは、簡単だ。(まあ、言うほどには簡単でないのはもちろんだが)
ただ、日本の中でこういう意見が主流を占めるようになると、アメリカが黙っていないだろう。製造をやることに抵抗してくるはずだ。まあ、その時にはアメリカの核を使わせてもらうという話にしておけば良い。そして、その後機会を見て実際に日本で、原爆を保有するのが良いのではないか。
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