先日、友人と話をしている時に、「東京と大阪を比べて、コロナウイルスの陽性者も死亡者も大阪のほうが多いのはなぜか」という話になった。
その場では、関西人の方が病気に対する考え方がいい加減だからではないかということになってしまった。念のために言っておくが、話をしたグループはそもそも関西出の人だけの集まりだったので、それが影響したのかもしれない。
早速ワクチンの接種率を調べてみることにした。
これは以下のところに良いデータが示されている。表題は「チャートで見る日本の接種状況
コロナワクチン」というものだ。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/
その中に示されているワクチン接種状況の表は以下の様なものだ。
これをみると、確かに東京に比較して、2回目までのワクチン接種率も、3回目のワクチン接種率も、関西の大阪、京都、兵庫は、東京に比較すると少し少ない。
この表を見て驚いとのは、沖縄が他の怒涛府県に比較して、格段に接種率が低い。だから、感染者数が多いのももっともだと思いたくなった。
では、人口百万人あたりの陽性者数、死亡者数はどうかと調べてみた。
以下のところに良いサイトが見つかった。このサイトはいろいろの条件で、各種のグラフを作成してくれる。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan_death.html
このサイトで、各都道府県の死亡者数と感染者数(陽性者数)の推移のグラフを作成してみた。以下のものである。
このグラフでは、大阪、東京、沖縄、そして全国の死亡者数と感染者数(陽性者数)の推移が示されている。
たしかに、大阪も沖縄も東京や全国に比較すると、死亡者数も感染者数(陽性者数)も多い。しかし、沖縄のワクチン接種率を考えてみると、それほどの差があるように思えない。ワクチンは感染者(陽性者)、死亡者を減らす効果はあるようだが、劇的な効果があったというものではない。
沖縄でワクチンの接種率が低いのは、「未知のワクチンだから」という理由で、接種していない人が多いらしい。私などもそう思っているので、なるほどと納得だが。
そもそも、陽性者数、死亡者数に関しては、データの取り方に問題もあり、正確なデータが取れているかという問題点もあるので、この程度の差なら、沖縄のようにワクチン拒否もありと考える。
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