8月16日付のWall Street JournalにBCGワクチンがコロナウイルス予防にも効果があることがわかったという記事が出ている。以下の内容のものだ。
「学術誌セル・リポーツ・メディシンが15日公表した米マサチューセッツ総合病院の研究によると、結核予防用のBCGワクチンに、1型糖尿病を患う人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防にも効果があることが分かった。」
この詳しい内容はCell Reports Medicineに詳しい。以下のところだ。
https://www.cell.com/cell-reports-medicine/fulltext/S2666-3791(22)00271-3#relatedArticles
簡単に言うと、BCGワクチンを受けている人は、受けていない人に比較して、コロナウイルスにかかりにくいということだ。
これが、なぜ今話題になるのか。これは日本などのアジア地域の人たちのコロナウイルスに感染する数が、他の国に比べて少ないという話と関連しているからだ。
ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授は、どうして少ないのか、理由がわからないとして、それをファクターXと呼んだ。
その話題が最初に上がったときから、BCGワクチンを接種していることがその一つの要因だという意見があった。しかし、それを頭から否定する人たちもいた。
こういう話が話題を呼ばないのはおかしいと思うのだが。
このレポートをもとに、BCG接種をやめている国でも、日本などと同じように若い頃にBCG接種をする用になるかも知れない。
0 件のコメント:
コメントを投稿