昨日は終戦記念日だった。新聞やテレビの報道に加えて、最近はインターネット上で色々の意見が流れている。
先の戦争で一番疑問に感じているのは、どうして日本は無謀な日米開戦に踏み切ったかということである。当時の政府などがバカで、判断を誤ったというような意見では納得できない。当時の政府がいくら無知と言っても、米国の強大な戦力は百も承知だったわけだから、そう簡単に戦争を開始するわけがない。
未だに、日本では戦争の開始は日本の責任だったという教育がされているが、そんなはずはない。米国はアジアで突出する日本を叩いて、自分たちの植民地を増やす意図があったことは、戦後しばらくしてから、明確になってきている。
我々は、戦後77年経過したからわかる事実を見て、どうして日本は日米開戦に踏み切ったかを正確に認識する時期に来ていると思う。その意味では、米国人のチャールズ・A.ビーアドが書いた「ルーズベルトの責任」(President Roosevelt and the coming of the war)などは良い参考資料だ。
日本が戦争開始に踏み切る判断をした一つの理由として、マスコミのあおり報道がある。このあおり報道は、最近のコロナウイルスに関連するあおり報道に通じるものがある。
残念ながら、我々国民はこのあおり報道に弱い。煽られてそれに乗ってしまうと、マスコミの言うことに疑問を持たなくなってしまう。今回のコロナウイルス報道でも同じことが起こった。しかも、現在もそれが続いている。
戦争をやらないと言っていた人が、急に、あるいは徐々に米英鬼畜と叫ぶようになる。あおりで、冷静な判断ができなくなってしまうのだ。これでは、日本は絶対に戦争しないなどと言えるわけがない。
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