昨日は、広島に原爆が落とされてから、77年が経過した日である。昨日は広島で式典が行われ、世界各国から多くの方が参列された。
広島の原爆投下のあと、長崎にも原爆は投下された。
「過去の過ちは繰り返しません」というような言葉がいつでも式典の中で繰り返し使われている。
私は小さい頃から、この言葉には不満だった。不思議だった。どうして、原爆を投下した米国の謝罪がないか?原爆投下を許した戦勝国からの謝罪がないか?
彼らはホロコーストに関しては、ドイツに謝罪をいつも求めている。毎年、ある時期になるとドイツは、反省の言葉を述べる。
それに対して、米国や戦勝国はなんの反省の言葉もない。多くのなんの罪もない人が一瞬のうちに殺戮されたのに。この原爆投下には明らかに人種差別の話が、含まれている。黄色人種の蔑視である。
更に輪をかけて問題なのは、日本人の中には日本が戦争を仕掛けたから、原爆を落とされたのは仕方がないと考えている人達がいることだ。戦後教育の問題点をさらけ出している。
こうした問題点について、指摘している記事を見かけることはある。しかし、原爆が投下された日、毎年その日に、戦勝国は謝罪すべきだという記事を見かけない。
せめて、日本の首相や広島、長崎の市長は、この点を毎年の行事の中できちんと指摘しておいてもらいたいものだ。
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