2017年6月19日月曜日

展覧会で撮った絵の台形歪みを訂正する

絵の展覧会には友人に絵を描く人が多いので、招待状を貰うことが多い。

そういう展覧会はアマチュア中心なのでその絵を写真で撮ることが許されている場合が多い。

ところが、その絵をきちんと真ん前から撮っても、長方形の形に撮れるとは限らない。絵の高さが高かってどうしてもしたから撮らざるをえないとか、自分ではちょうど長方形に撮ったと思っていても、実際には台形に歪んでいることが多いものだ。

そういう場合、せっかく撮ったのだから、絵を長方形の形にして元の絵通り見えるようにしたいと思う時がある。

こういう時、画像編集ソフトを使用するとその歪みを訂正できる。ここでは、無料の高級画像編集ソフトGIMPを使用して、歪みを訂正するやり方を紹介する。


上の写真が展覧会場で撮ってきた写真である。GIMPを立ち上げて、この写真を読み込む。


上の画面のように、「ツール」→「変形ツール」→「遠近法」とクリックしていく。


上の画面のように遠近法のツールボックスが表示され、画面に格子状の網が表示される。とりあえず、ツールボックスを他の場所に移動して写真全体が見えるようにする。網の4つのコーナーに四角いマーク(ハンドル)が表示される。この4つのハンドルをマウスで移動することで、台形の写真を長方形にすることが出来る。


長方形の辺がきちんと垂直、水平になっているかを確認するのはなかなか難しい。それには、GIMPのツールボックスを一つ動かしてきて、長方形の辺に近づけて、垂直、水平を確認するともっと正確に長方形になるはずだ。


なんとか、長方形の形に出来た。


この手法を使って、ガラスカバーの付いた絵を、ガラスの反射を避けるように斜め前から写す。その後この手法で元の長方形の絵に戻す。こうすることで、ガラスに写ってしまう絵の前の余計な人やものを避けることが可能なケースもあるはずだ。

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