2020年3月5日木曜日

コロナウィルス対策を考える(その1)

コロナウィルスの蔓延はまだまだ収まらないようだ。マスクなども手に入らなくなっている。トイレットペーパーまで影響が出ているようだ。

ただ、専門家はマスクは効果がないと言っている。WHOが発表しているが、これがあまりマスコミの報道では強調されない。

マスクの装着は感染者がそのウィルスを撒き散らすのを減らすには効果がある。口から唾などと共に出ていくウィルスを止める役割である。人間は話をしていると必ず唾を飛ばしている。余談だが、お料理をする場合にも手前においているお料理やその材料にはつばが飛んでいる。とくにお料理番組などで話をしながら料理をしていると、その唾がお料理にかかっている。目に見えないからわからないが、かなりの量飛んでいると考えて良い。その唾がまじったお料理を番組の最後には食べているというわけだ。

マスクがあれば唾が遠くに飛ぶのを抑えてくれる。ただし、唾はマスクに付着する。したがって、唾に混じったウィルスはマスクに貯まる。だから、一旦使用したマスクの取り扱いは注意が必要だ。そのマスクをつかめば、手に唾がつく。つまり、唾に混じったウィルスが手につくということだ。その手で階段のてすりなどどこかに触れば唾はその場所に付着し、ウィルスも付着する。

その手すりを触った人に唾、つまりウィルスが付着する。

そのうちに、唾が乾いてくると、ウィルスは軽いものだから、空中に浮かんで、浮遊する。そして、付着していた手すりから離れれ、空中に飛び、それが色々のところに飛んでいく。

ウィルスは目に見えないほど小さいものだから、よくわからないのだが、少し大きなゴミ(ホコリ)の動きを見ればわかりやすい。花粉症で問題になるスギ花粉を考えればよく分かると思う。花粉は軽いものだから、風に吹かれて飛んでいく。しかし、小さいからなかなか空中では目に見えない。それが車のボンネットなどにつもると、花粉が飛んできているのがわかる。ウィルスも花粉と同じ動きをするのだが、始末が悪いのは車のボンネットの上に溜まっても目に見えないことだ。

最近の新幹線の車内の風景を紹介した記事を見た。おかしかったのは、新幹線に入るまではマスクをしているのだが、社内の席についた途端にマスクをほとんどの人が外してしまうらしい。ウィルスを持った人が一人でも新幹線の車内にいると、ウィルスは社内にどんどん撒き散らされてしまう。車内から外に出ていかないので、ウィルスは社内でどんどん増えていくということになる。社内でタバコを吸う人が一人いたら社内はすぐにタバコの煙でいっぱいになるが、外に居ればタバコの臭いは気にならない。ウィルスが飛び散るのを防ぐには、ウィルスを撒き散らしている人が撒き散らさないようにその人にマスクをしてもらわないといけない。この場合、自分はウィルスに感染していないと考えずに、全員がマスクをすることだ。ウィルスに感染したという症状が出ていなくても、ひょっとしたら、既にウィルスに感染しているかも知れない。本当は自分ももしかしたらコロナウィルスに感染してしまっているかも知れないと考えて、マスクをしておかないといけない。

マスクをしている人の殆どが、ウィルス感染防止の意味で装着しているとすると、新幹線に乗る前よりは、乗ったあとにしっかりとマスクをしないといけないと考えないといけないのだが。ただし、たとえマスクをしていても、新幹線車内でウィルスが飛び散っていたら、それを吸い込むのを防止するのは難しい。これは、上にも述べたように社内でタバコを誰かが吸ったら、たとえマスクをしていてもその匂いが気になることからわかるはずだ。


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