2021年7月31日土曜日

スウェーデンのコロナウイルスの状況はびっくりだ

 スウェーデンではコロナウイルスはほとんど収まってきているようだ。そうは言っても日本と同レベルなので、日本のマスコミから言わせると「大変だ大変だ」というのだろうが。


上のグラフは今年のはじめからの百万人あたりの死亡者数のグラフである。対数グラフになっている。


今年の初め頃には、英国(United Kingdom)やイスラエルと同じように高いレベルにあったものがここに来て減ってきている。英國やイスラエルはワクチンを早く接種開始し、高いレベルの割合で摂取を行った。それに対して、スウェーデンはワクチン接種を開始しているが、2国ほど接種率は高くない。


6月末頃から、英国とイスラエルで死者数が増えてきている。これに対してスウェーデンは増えていない。(日本はここ数日は死亡者数が増えているようになっているが、実際のところは増えていないので、なにかデータの取り違えではないかと思っている。)


上のグラフは百万人あたりの感染者数の推移である。このグラフは線形グラフになっている。


スウェーデンは日本と同様ここ数日少し増えている状態だが、英國やイスラエルは増加傾向だ。英国は直近で減少に転じているが。


スウェーデンはコロナウイルスの流行が始まってからずっと、ロックダウンなどの対応を行わず、ゆるい対策を継続している。


この対策は一時うまく行っていると言われたのだが、その後死亡者数が増えて、ヨーロッパの中でも感染が広がっている国と言われたこともあった。コロナウイルス対策の担当医は、当初老人施設などの防疫に問題があったことは認めたが、そのコロナウイルス対策は基本的には変更しなかった。


そのため、ロックダウンを行った国に比較してコロナ対策はうまく行っていないと言われて、失敗したと言われたこともあった。


ところがここに来て、上の死亡者数と感染者数の推移で見るように、確実にそれらが減ってきており、うまく行っているのではないかという結果が出てきている。


悪口を言う人は、死ぬべき人は死んでしまったので、それで死亡者が減ってきたのだという人もいる。しかし、そういうコメントを出している人たちの国は、ロックダウンなどという厳しい規制をかけたにもかかわらず、スウェーデン並みか、それ以下の結果を出している。


このイスラエルや英国の状況を見ると、結局ロックダウンなどを行っても、状況はあまり改善できなかったということだ。そして、ロックダウンを行わなかったスウェーデンでも死亡者数は変わらない。残念なことだが、コロナウイルスによって死亡した人は、この時期にコロナウイルスが流行ったことで、運がなかったということになる。


それに引き換え、日本はヨーロッパの優良国のスウェーデンに比べても、さらにいい状況にあるのに、相変わらず緊急事態宣言などを出して騒ぎまくっている。


結局、コロナウイルスは日本の緊急事態宣言などで、完全に死亡者ゼロにできると考えていたのだが、それができていないということだ。さらに、英國やイスラエルの状況を見ると、ワクチンでも簡単にゼロにはできないということだ。


むしろ、体力のある人達には感染してもらい、集団として感染する人の数を減らしてしまう。それは、集団での感染率を減らすだけでなく、次の新しいウイルスに対す抵抗力もつけることになる。感染すれば死亡する可能性が高い人には、防疫を強化する。スウェーデンのコロナ対策は、日本にとっても意義のある、参考になる対策である。


2021年7月30日金曜日

ワクチン接種によりコロナウイルス死亡者はどう変化したか(7月28日時点)

 厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が7月29日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。


上の表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から7月28日までリストアップしたもので、上の表が累積数、下の表が増加数で示したものだ。


この増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示すグラフにしてみた。以下のようなものである。数字よりもグラフにしたほうが分りやすい。




このグラフを見ると、ワクチンの接種率の高い60年代以上に関して、死亡者数がはっきり減って来ている。表の中でピンクの色で示した部分あたりをよく見てもらいたい。


相変わらず、40年代以下は死亡者はゼロレベルだ。


最近の報道は感染者数が増えて1日1万人を超えたというような感染者数の増加ばかりを強調するものが多い。しかも、それはオリンピックのせいだというものもある。


感染者数が増えてきているのは事実だが、増えているのは20代、30代の人が大半で、ワクチンを60%以上の人が接種したと考えられる60歳代以上の人は感染者数も減ってきているようだ。


東京都の吉村福祉保健局長は「いたずらに不安をあおらないで」というコメントを27日に発表している。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210728/1000067937.html


吉村局長の言うように、医療体制もひっ迫というにはほど遠い状況なのだ。


死亡者数に関しては、感染者数(実際には陽性者数)が増えてくると、その1か月後くらいに増えてくるという説もある。しかし、陽性者数が増加してきてもう1か月くらいは経過しているのに、死亡者数は減り続けている。


厚労省の年代別の死亡者数の発表は、1週間おきに行われるので、次の発表を見るのが楽しみである。




2021年7月27日火曜日

睡蓮と浮かぶ石鳥居、そして「ボケずに長生きしなはれや」

 一昨日7月26日に滋賀県甲賀市にある大池寺を訪問した。最新号の週刊現代の「絶景日本遺産」に「石鳥居と睡蓮がつくる神秘の夏景色」という表題でこのお寺が紹介されていたからだ。好きな花の一つ、睡蓮が撮影できることと、池の睡蓮の中に鳥居が立っている風景が気に入ったからである。






写真のように期待通りの睡蓮と石鳥居を見ることができた。たしかに珍しく、美しい景色である。ただし、写真は睡蓮も鳥居も池の中の遠くにあるので、全て望遠で撮った。これほど睡蓮がたくさん咲いているところを私は今まで見たことがない。実に感激した。


こんなに素晴らしいところなのに、コロナウイルスの影響か、人影は全く見ることがなかった。睡蓮のいい季節なのに残念なことだ。


この石鳥居と睡蓮を撮影する前に、小堀遠州作と伝えられている蓬莱庭園、そして釈迦如来坐像で知られる大池寺を訪問した。睡蓮は大池寺所有の池に咲いている。池は大池寺の周りに散らばって掘られており、それを上空から見ると「心」という文字に見えるという。一つの池を一周すると1kmはするようなサイズの池の群れである。


その大池寺のご本尊釈迦如来坐像が安置されている本堂で以下のような張り紙を見つけた。妙心寺系の禅寺に似つかわしい張り紙である。


帰宅してから、その写真などをGoogleフォトにアップロードした。そして、張り紙に書かれた文言を友人にも紹介しようと思い、写真だけではわかりにくいだろうと思い、文字に治そうと考えた。


そのときに、上の写真で矢印て示しているように、「画像からテキストをコピー」という文字を見つけた。これをクリックすると画像に書かれたテキストを文字列に変換してくれるのではないかと思った。早速クリックしてみると以下のような画面が表示された。


写真のすぐとなりに写真の中の文字列がテキスト化されて表示されている。矢印で示しているようにGoogleレンズの機能を使用しているようだ。テキスト化された文字列は、矢印て示しているところをクリックすれば、そのテキストがクリップボードに保存される。以前からこういう機能はすでに用意されていると思っていたのだが、使ったのは初めてだ。


そこでさらにこの詩はネットでも紹介されているのではと、検索してみた。ありました。たくさんの写真も見つけることができた。どうも有名な詩らしい。


更に探してみると、この詩を歌にしたものがあることがわかった。そして、その歌を杉良太郎さんが歌っているのを見つけた。以下のところで聞くことができる。

https://www.youtube.com/watch?v=sYgKxDxUUEc


私も老人の一人だが、この歌は人生の教訓としていいところを付いていると思うものの、私としてはいくら年をとっても「ボケずに生きる」には、もう少し積極的に意見を言って生きても良いのではないかと感じている。


2021年7月26日月曜日

Windows:新しいFile Explorer

 File Explorerは誰でも使用しているもので、使い慣れているはずだ。しかし、この使い慣れているFile Explorerを侮ってはいけない。昔のものとは違い、色々の機能が追加されてきている。使い慣れているのでよく知っていると思いがちだが、案外その中の優れた機能を知らない場合がある。


私のパソコンはWindows Insider Previewに参加しているので、Windows 11になっている。従って、これから説明するFile Explorerについても、最新版のFile Explorerになっている可能性が高い。



上の画面はおなじみのFile Explorerの画面である。左側に色々の項目が出ており、KA20210104(D:)というドライブが選択されている。そのドライブに入っているフォルダー(Folder)が右側に示されている。


この画面で、右下に2つあるアイコンの片側をクリックすると以下のような表示に変わる。


詳細の説明がついたリスト表示から、縮小のアイコン表示に変わる。この画面はフォルダーだけなので、アイコンだけだが、ファイルが有るとそのファイルの内容を示すアイコン表示になる。例えば、写真ならその縮小版が表示される。


上の画面の赤い枠で囲まれた部分はファイルやフォルダーに対して行う操作を表したアイコンが表示されている。個々のアイコンの説明は省略する。アイコンにマウスのポインターを持っていくと、何をするためのアイコンなのか説明が表示される。薄い表示になっているものは、そのフォルダーやファイルに対して操作できない機能のアイコンであることを示している。


右端の3つの点をクリックすると、ここにはリストアップされなかった機能が表示される。


この赤い枠と「新しいフォルダー」との間にある下向きの矢印は、クリックすると、「新しいアイテム」という表示が選択できるようになり、クリックするとフォルダーを作る場合に、どういうものを作成するかを選択できるリストが出てくる。


とりあえず、File Explorerの簡単な取っ掛かりとしての説明をしてみた。この使い方を説明するだけで、一冊の本が書けるくらいの機能がいっぱい含まれている。


時々、こんな機能もあるんではないかと考えたときに調べたり、知らいないアイコンなどを見つけたら、そのアイコンの説明書きをマウスのポインターを持っていって表示して、使い方を覚えるといいと思う。意外と便利な機能が含まれているのを発見するはずだ。このブログでも時々そんな機能を紹介してみたい。



2021年7月24日土曜日

Windows 10をカスタマイズするMicrosoft PowerToys

 昨年の12月初めにマイクロソフトから紹介されているPowerToysというのがある。しかし、ネットではあまりそれについての紹介がないようだ。


実際にはまだWindows 10に搭載されているユーティリティではなく、別にインストールしないといけない。


以下のような機能をもつユーティリティである。機能の中にはWindows 10 1903(ビルド18362)以降が必要なものがある。


(1)Awake

電源とスリープの設定をより詳しく管理できるようになっており、時間のかかるタスクの途中でパソコンがスリープ状態になったり、画面が消えてしまわないようにできる。


(2)カラーピッカー

実行中のアプリケーションの中の色を選択し、その色をクリップボードにコピーできる。文字の色なども取り込むことができる。取り込む形式はRGB形式やカラーコドなどを選択できる。カラーの編集なども可能だ。


(3)Fancy Zones

複雑なウインドウレイアウトを簡単に作成できる。


(4)Image Resizer

File Explorerで選択した(複数の)画像を素早く変更ができる。


(5)Keyboard Manageer

キーボードのキーの再割当てや独自のキーボード・ショートカットを作成できる。


(6)PowerRename

ファイル名の一括変換、検索、置換を実行できる。結果のプレビューなどいくつか高度な機能が用意されている。


(7)PowerToys Run

アプリをすぐに検索して起動できる。


(8)Shortcut Guide

ユーザーが 1 秒以上 Windows キーを押したままにすると表示され、デスクトップの現在の状態で使用可能なショートカットが表示される。


この他に試験段階の「Video Conference Mute」というものもある。これは電話会議でマイクとカメラの両方をグローバルにミュートできるようにするものだ。


これらの詳しい情報とダウンロードのリンクは以下のところにある。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/powertoys/


ビデオチュートリアルもあるが、残念ながら日本語でなく、英語である。これも畝のサイトで見ることが可能だ。



2021年7月22日木曜日

メールを送信したら「Can't create output」というエラーメッセージを受け取った

 つい昨日までメールを送れていた友人に、メールを送ったところ以下のようなメッセージが返ってきたという報告を受けた。どうも相手先にメールが届いていないようだ。


「   ----- The following addresses had permanent fatal errors -----

<************ji@tt.em-net.ne.jp>

    (reason: Can't create output)


   ----- Transcript of session follows -----

procmail: Quota exceeded while writing "/mb/tt.em-net.ne.jp************ji/Mailbox"

550 5.0.0 <************ji@tt.em-net.ne.jp>... Can't create output 」


これはメールで使用できるメールサーバーの容量を超えてしまったときに発生する。


メールを処理しているメールサーバーには、そのメールアドレスを使用しているユーザー用にある一定量の容量を確保しており、そこにそのメールアドレスで使用された送受信のメールが保存されている。


普通は、ユーザーがメールを削除していくので、容量オーバーになることは少ないのだが、メールはだんだん溜まっていくので、そのうちに容量オーバーになることは避けられない。


問題解決のためには不要なメールを削除すればよい。パソコン側で削除すれば、サーバー側でも削除するので、メールを受け取ることが可能だ。不便なのはメールを受け取ることができなくなっている側でそれがよくわからないことがあるようで、送信した人が電話ででも連絡してあげる必要がある。


GmailはGoogle Driveの容量を増やしていない人で、15GBの容量があるが、フォトなどの他の用途でも使用しているので、容量オーバーになる可能性はある。しかし、このくらいあると通常のメールでは容量オーバーには殆どならないようだ。


ワクチン接種によりコロナウイルス死亡者はどう変化したか(7月21日時点)

 厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が7月22日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。

上の表は、コロナウイルスの死亡者数を年代別に6月2日から7月21日までリストアップしたもので、上の表が累積数、下の表が増加数で示したものだ。


この増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示すグラフにしてみた。以下のようなものである。


このグラフを見ると、全体としては死亡者数が減ってきている。残念ながら30代、40代、80代以上で少し増えた。80代以上はワクチン接種率も高い年代だと思うので、増えたのは不思議である。ワクチンを接種していない方が現段階では多いということなのだろう。


マスコミの報道では、相変わらず感染者数(実際は陽性者数)が増えてきているというものが目立つ。そして、その数は爆発的に増えると言う。しかし、増加している年代は若者世代が多く、その世代は死亡者は殆どゼロである。若者にとっては、コロナウイスるは単なる風邪と言える。


陽性者数が増えているので、そのうちに死亡者数も増えてくるという説もある。発症しても、それから死亡に至るには数週間かかるので、もう1,2週間すれが、死亡者は増加するという説である。


この一週間に関して言えば、いまだに死亡者数は減少傾向にある。




2021年7月20日火曜日

コロナウイルス: 英国の感染者数と死亡者数の推移、そして日本は?

 Twitterでピーチ太郎2ndさんが以下のようなツイートをしていたのを見つけた。


英国ではコロナウイルスの感染者数は拡大しているが、死者数激減で規制はほぼ撤廃されたというものだ。(コロナウイルスでは実際には陽性者で、感染者ではないが、ここでは感染者と呼んでおく。)


ピーチ太郎2ndさんのリクエストは、このグラフの日本版を作ってくれというものだ。これは簡単にできると考えて、作ってみた。例によって、OurWorldInDataのサイトでグラフを作成してみた。


日本のものをまず作成したのだが、ついでに英国を入れた2カ国でのグラフも作ってみることにした。以下のものである。左側の2つのグラフが、日本単独の感染者数のグラフと死亡者数のグラフである。右側の2つのグラフは、日本と英国の2カ国の感染者数と死亡者数のグラフである。期間は昨年の12月から今までである。それぞれ、100万人あたりの人数でのグラフになっている。


まず、日本だけのグラフだが、今の所感染者数は増えてきているが、死亡者数はまだ減少傾向にある。感染症の専門家で、例えば岩田神戸大学教授などは重症者が増えてきているので、要注意だと言っている。私は、死亡率の高い高齢者の人がワクチンを摂取したので、死亡者は増えないと見ている。


次に、日本と英国の2カ国のグラフだが、英国の状況と日本の状況が全く違っていることがよく分かる。日本は感染者数にしても、死亡者数にしても英国とは格段の差で、いわゆる「さざ波」あるいはそれ以下であることがよく分かる。岩田先生の予想が当たって、死亡者数がいくら増加すると言っても、英国並みに増加するとは考えにくい。


じつは、この線形のグラフでもだいたいのことはわかるのだが、ついでに対数表示のグラフを作ってみた。グラフそのものは上のグラフが線形のグラフだという違いだけだ。


この対数のグラフのほうが線形のグラフよりも状況をよく洗わせていると思う。特に日本はその数の動きが小さすぎるので、対数にしたほうがわかりやすい。


これを見ると、英国では感染者数も死亡者数も一時日本を抜いていたのがよく分かる。しかし、また流行が広まって日本以上に拡大していることがわかる。それでも英国は100万人あたりの死亡者数が1人を切っているので、コロナウイルス関連で出されていた色々の規制を撤廃する。


それに引き換え、日本は昨年来ほとんどずっと英国以下の死亡者数なのに、規制をかけているというのは、どういうことなのだろう。


2021年7月18日日曜日

今あらためてインフルエンザとコロナウイルスとを比較する(感染者数)

 友人とコロナウイルスの話をすると、なにか意見のポイントがずれているような気がしている。それが何かを考えてみた。根本的にコロナウイルスを非常に危険な病気と考えているか、単にインフルエンザかそれ以下の病気と考えているかの違いのようだ。


昨年の始め、コロナウイルスが流行りだした頃から一度も私はコロナウイルスが恐ろしい病気だと考えたことはない。もちろん、注意しないといけない病気だが、当初からインフルエンザかそれ以下の病気だと考えてきた。


その原因は、私は昨年初めからインフルエンザとコロナウイルスを感染者数や死亡者数などで比較してきたからだ。


上の資料はいつも使用している東洋経済オンラインのコロナウイルスに関するグラフだ。これによると、陽性者数は累計で83万人である。これを過去のインフルエンザの感染者数と比較してみる。




上の2つグラフはインフルエンザの感染者数をシーズンごとに表示したものである。一つでも良かったのだが、念の為2つのグラフを持ってきた。もともと、国立感染症研究所の資料から作成したものなので、同じものだ。片方は毎日新聞のサイトから、もう一つはウェザーニュースのサイトから入手した。余談だが、インフルエンザの状況は天気予報関係のサイトで流していたようだ。お天気が関連するからなのだろう。


この2つのグラフで見ると、インフルエンザの感染者数は毎シーズン1000万人くらいである。


コロナウイルスの陽性者数が昨年初めから今までの数なので、期間としては1.5シーズンくらいに相当する。1シーズンよりも長い。それで83万人だ。インフルエンザは1シーズンで1000万人。


インフルエンザのほうが10倍以上の感染者数であることがわかる。


更に付け加えるなら、コロナウイルスは陽性者であって、感染者ではない。陽性者は単にPCR検査検査をして喉や鼻にコロナウイルスの断片がいくつか見つかった人で、コロナウイルスに感染したわけではない。だから、本当に感染した人の数は、陽性者数よりも少ない。つまり、10倍どころか、ひょっとすると20倍程度なのかも知れない。


感染者数から言えることは、インフルエンザはコロナウイルスよりも怖い病気だ。ということである。


2021年7月15日木曜日

ワクチン接種によりコロナウイルス死亡者はどう変化したか(7月14日時点)

 厚労省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」が7月15日に新しく出たので、コロナウイルスの死亡者数の年代別の推移にその新しいデータを追加した。


上の表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から7月14日までリストアップしたもので、上の表が累積数、下の表が増加数で示したものだ。


この増加数の表をもとに年代別に死亡者数がどのように変化したかを示すグラフにしてみた。以下のようなものである。数字よりもグラフにしたほうが分りやすい。


このグラフを見ると、ワクチンの接種率の高い70年代、80年代以上に関して、死亡者数がはっきり減って来ている。


50年代、60年代などの他の年代に関しても、死亡者数は減ってきている。相変わらず、40年代以下は死亡者はゼロレベルだ。


最近のマスコミの報道では、感染者数(実際は陽性者数)が増えてきているというものが目立つ。そして、その数は爆発的に増えると言う。しかし、増加している年代は若者世代が多く、その世代は死亡者は殆どゼロである。若者にとっては、コロナウイスるは単なる風邪と言える。


こういう場合、若い人でも死亡する人もいるではないかという話がいつでも出る。小池都知事なども、今日のコメントでそういう話をしていた。「今日も若い方がなくなっている」と。ただ、従来から風邪を引いても若い人の中には死亡する人もいるわけで、風邪と変わりはない。むしろ、風邪やインフルエンザの方が若い人の死亡者数はコロナウイルスよりも多い。その差がはっきりわかるのは、学級閉鎖だ。このコロナウイルスの流行っているという状況下でも、コロナウイルスで学級閉鎖というのはない。むしろ、たった一人クラスに陽性者が出たと言うだけで騒ぎ回っている。こちらのほうが問題だ。


陽性者数が増えているので、そのうちに死亡者数も増えてくるという説もある。発症しても、それから死亡に至るには数週間かかるので、もう1,2週間すれが、死亡者は増加するという説である。


その可能性は今回紹介したグラフを見てみると、少ないと思う。従来から死亡者の大半は60代以上の老人だ。グラフを見ると、ワクチンを接種した老人の死亡者数が減ってきている。つまり、死亡者数は減る方向で、増加する要因は少ない。今回発表された「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」で、7月7日の状況と7月14日の状況を見比べてみるとよく分かる。70代、80代以上の人たちの死亡者数は、ほぼ半減している。この死亡者数の推移を見ていると、7月21日の報告では更にその数は減ると予想できるのではないだろうか。




2021年7月12日月曜日

ワクチン接種によりコロナウイルス重症者はどう変化したか(7月7日時点)

 数日前に死亡者数の変化について、年代別のデータをこのブログで紹介した。今回は、重傷者に関してはどうなのか調べてみたので、その結果を紹介する。


データは厚労省のサイトから入手した。「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」という表題の資料である。



上の表は、コロナウイルスの重症者数を6月2日から7月7日までリストアップしたもので、上の表が累積数(累積となっているが、実際はその時点での数値)、下の表が増減数で示したものだ。


この増減数を年代別に重症者数がどのように変化したかを示すグラフにしてみた。以下のようなものである。




これらの表とグラフを見るとわかるのだが、6月初めからコロナウイルスによる重傷者数は殆ど変わっていない。あえて言うなら微減である。


ということは、今の時点では重症者数に関しては、ワクチン摂取による影響が今のところ見られないということである。


重症者が減るというのは、その人が軽症になった場合と、亡くなられた場合がある。重症者が増加するというのは、軽症の人、あるいは症状を持っていなかった人が、重症化したことによる。


この数が今の所拮抗しているということだ。私は重症者の数もワクチンの接種が始まったので、減ってくると考えていたので意外だった。ワクチンの効果については次の厚労省の発表(7月14日)を待ちたい。



この風呂場用カビ取りは凄い、こんなに取れるとは思わなかった

 我が家の風呂場のカビがどんどん増えてくるので困っていた。


いくつかのカビ取り製品を購入してカビ取りを試みたのだが、全く効き目がなかった。


温度60度の熱湯をかけるといいという話もあったので、毎日かけてみたが、目地などに染み込んでしまったカビは全く取れなかった。


改めてネットでカビ取りの製品を探してみた。その中でユーザーの評価も良い以下のものを購入してみた。「カビホワイト 強力除去スプレー」という製品である。



一つでは足りないと思って、思い切って2つ購入してみた。


早速風呂場で試してみた。その時はそれほど期待していなかった。とりあえず、カビが見えているところに噴霧してみた。噴霧する間にもガスが発生して、そのガスをあまり吸うのは良くないなと感じた。塩素系のガスのような気がする。それを我慢して、風呂場で手の届くところはすべてカビが見えているところに噴霧した。


説明書き通りに一定時間(15分)経過してから風呂場を開けてみると、なんということか。今までいろいろ試してだめだったカビが消えてしまっている。ちょっと噴霧するのが足りなかった部分はまだ少し残っていたが、このカビの消え方には感動してしまった。目地などに食い込んでしまったカビが、全くなくなっている。


消え残っているカビは2度めの噴霧できれいに消えてなくなった。写真ではまだ少し残っているように見えるが、実際は残っていない。残っていたとしても、もう一度暗い噴霧するときれいに消えると思う。


価格は1700円プラスアルファ位するが、これは超おすすめです。


ただ、気をつけないといけないのは、噴霧した塩素系のガスで、風呂場を締めても隙間から出てくるので、換気だけは充分にしたほうが良いと思う。私は、ガスを吸い込んで少し気分が悪くなってしまった。



2021年7月10日土曜日

憲法第九条について(えっ、それって本当なのかな?)

 「えっ、それって本当なのかな?」という話を時々することにしました。コロナウイルスでのマスコミの報道があまりにも煽り報道なので、毎日「それって本当なのかな?」と思うようになってしまったので。


その初めの話題として「憲法第九条」というのは、どういうことなのか?


7月9日(金)の虎ノ門ニュースで武田邦彦先生が、その九条の話をしたからである。彼の話を要約すると、「憲法第九条を作らせたのはアメリカだ。そのアメリカは世界最強の軍隊を持っている。こういうことはありえないのだはないか?」というものだ。つまり、自国は軍隊を持っているのに、他国には軍隊を持つなと言っている。アメリカは全く信用のおけない国だということだ。


私はこの第九条の話は子供の頃からおかしいと思っていた。当時のアメリカの発想は、「今回日本と戦争してわかったが、日本は恐ろしい国だ。再び軍事力をもたせたら、いつ自分たちに復讐してくるかわからない。日本が絶対アメリカに復讐してこないように、軍隊を持たせないようにしよう。」というものだと思った。ひょっとしたら、学校の先生か誰かに吹き込まれたのかも知れないが。


アメリカはこの第九条を日本人が納得行くように、「日本国憲法は素晴らしい平和憲法だ」と褒め称えたのだ。それをそのまま鵜呑みにして、納得している人も今でもたくさんいるはずである。


武田先生の言うように、人の良い日本人はそれで納得したかも知れないが、普通の世界では、そんな話は全く信用できない。ジャングルの中で、隣の人は鉄砲を持っているが、自分は絶対鉄砲を持ってはいけないと隣の人に言われているようなものである。そんな隣人を信用できるか?他人が変なことをしても、どうしようもないではないか。


「日本国憲法は素晴らしい平和憲法だ」。これは本当にそうなのかどうか、よく考える必要があると思う。


「でも、この憲法第九条があるお陰で、日本は戦争をせずに済んだ。」という人がいるかも知れない。現実に、憲法第九条があったから戦争しなかったのか?それって、本当なのか?


これは確かに一部でそうかもという点もある。たぶん、日本が戦争をしに出かけなかったことには、貢献しているだろう。自衛隊の海外派遣は、まだまだ厳しい制約があるから。しかし、他国が日本を侵略してこなかったことには、あまり貢献していないような気がする。むしろ、米軍が自分たちの都合で日本に駐留しているからだろう。日本を侵略しようとしたら、世界最強の米軍と戦わなければならない。


アメリカは日本に軍隊を持たせなかったことで、早速問題を抱え込むことになった。それは、朝鮮戦争のときに発生する。米軍は日本をベースとして、朝鮮半島に出向いていたため、軍事上のバックアップが必要だったのだが、自分たちだけでは全く効率的に出来ないということがわかった。


駐留している日本の中に、米軍の兵站を支える組織が欲しかったのだ。そのために、日本に自衛隊(最初の呼称は違うが)を作ってもらうことにしたというのが事実だろう。これはアメリカの日本国憲法第九条作成上のミスである。朝鮮戦争は第二次世界大戦が終わってから数年で発生しているので、殆ど憲法を作った途端にミスが見つかったことになる。


「日本に軍隊を作らせない」は、アメリカはこれが一番正しいやり方だと思って、作ったのだろう。しかし、作るときにもう一度考え直して、「それって本当なのかな?」と検討していたら、その誤りを憲法作成時に訂正できたかも知れないのだが。


ワクチン接種によりコロナウイルス死亡者はどう変化したか’(7月7日時点)

 ワクチンの投与が開始されてから、コロナウイルスの死亡者数はどういうように変化したかを調べてみた。データは厚労省のサイトから入手した。「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」という表題の資料である。


この資料では、毎週一度新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)として、陽性者数(決してマスコミのように感染者とは書かれていない)や死亡者数を発表している。



上の表は、コロナウイルスの死亡者数を6月2日から7月7日までリストアップしたもので、上の表が累積数、下の表が増加数で示したものだ。


この増加数を年代別に死亡者数がどのように変化したかを示す表にしてみた。以下のようなものである。



このグラフを見る前までは、ワクチンを接種し始めたのが早い70年代、80年代以上に関して、もっと顕著に死亡者数が減っていると思っていたのだが、そうではなかった。


50年代、60年代は6月23日ごろから死亡者数は減り始めている。それに引きかえ、70年代、80年代以上はやっと7月7日の時点になってから、死亡者数が減ってきている。来週くらいになると、減少傾向は進むと思う。


40年代以下は死亡者数が少なく、ワクチン効果など論じる話ではない。それに、この年代はワクチンはほとんどの人が接種していない。


いずれにせよ、ワクチンの接種はコロナウイルスの死亡者数には大きく影響を与えると思うので、今後も注視していきたい。



2021年7月7日水曜日

Windows 11への移行ができない

 私の使用しているデスクトップパソコンは簡単にWindows 11のインストールが行えたのだが、ノートパソコンはインストールができなかった。


その出来ないという表示の画面を撮っておくべきだったのだが、うまく撮れていないかったようだ。


ただ、そのメッセージからWindows 11移行のためのシステム要件の中で、TPMがないということだった。


Windows 11への移行のためのシステム要件は以下の通りだ。

 プロセッサ: 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサ

        または System on a Chip (SoC)

 RAM: 4GB

 ストレージ: 64GB以上

 システムファームウェア: UEFI、セキュアブート対応

 TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0

 グラフィックスカード: DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応

 ディスプレイ: 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの

         高解像度 (720p) ディスプレイ


そして、インターネット接続とMicrosoft アカウントが必要。


上の中で問題はTPMだった。私もこの言葉自体を聞いたことがなかった。ただし、調べてみると、この機能は相当前からインテルのチップなどに入っていることがわかった。


私のノートパソコンは購入したのは10年以上前のことなので、ひょっとしたら、この機能は入っていない可能性があるかなという気持ちだったので、問題が発生したときには、Windwos 11のインストールができないとしても当然かなと考えていた。


しかし、ネットで調べてみると、TPMを「Enable」にすることで、その問題は解決するということがわかった。BIOSの設定を立ち上げて、その設定の中でTPMを「Enable」にできるようだ。


実際にノートパソコンのBIOSの設定画面を開いてみると、ありました。以下の画面のものだ。



上の画面では「Disable」になっている。それを変更して「Enable」にしてみた。そうするとどうだろうか。またたく間に、システムがWindows 11になってしまった。BIOSの変更を実施して、パソコンの再起動が自動的に行われたのだが、そこでWindows 11の移行が行われたように見えた。


今考えてみると、そんなに突然にWindows 11に移行するわけがない。どうももっと早くに、インストールされていたのではないか?BIOSで設定を変更する前に、パソコンを立ち上げておれば、それがわかったのだが、立ち上げずに、即座にBIOSの変更を行ってしまっていたのだ。



ということで、その後Winndowsの更新の履歴を参照してみることにした。上の画面だ。そうすると、7月2日の時点でWindows 11にアップデートされている。つまり、それはBIOSの変更を行う前のことである。


今考える可能性としては、Microsoft側で、TPMの件に関しては、ソフトで自動チェックしてTPM設定が可能かどうかで判断して、Windows 11をインストールした可能性が高い。


私がやったように,BIOSの設定画面を使用して、TPMの設定を変更するという操作は、ある程度パソコンに精通している人ができることであって、普通は知らない人のほうが多いはずだ。これをMicrosoftがそのままにしておくと、騒ぎが大きくなるので、早期に対応したのではないか。まあ、そうであってほしい。単なる憶測だが、さてどうなんでしょうか?そのうちにわかると思います。まあ、Windows 11が一般にリリースされるのは、今年の秋なのでそれまでには充分時間がある。


2021年7月5日月曜日

コロナウイルスの死亡者数の分析と今後

 コロナウイルスの蔓延状況を示すうえで一番重要な数字は、死亡者数だ。いくら感染しても、死ななければただの風邪である。実は風邪でもかなりの数の人がなくなっているのだが、あまり報道されない。



上のグラフはいつも通り東洋経済オンラインからのものだが、7月4日時点の重症者数と死亡者数のグラフである。グラフを見ると明らかなように、死亡者数は徐々に減ってきており、7月4日は6名の死亡と、やっと10名の下回ってきた。重症者も同様に減ってきているので、死亡者数が劇的に増えるという状況ではなくなってきている。


私はコロナウイルスのワクチン接種が60歳以上の老人に広まれば、確実に死亡者数は減っていくと考えている。そこで、年代別の死亡者数がどういう状況なのか調べてみた。



上の表とグラフがその結果である。死亡者数については厚労省のコロナウイルス関連サイトから入手した。6月30日時点でのデータである。このデータは1週間おきに出されるので、最近のものが6月30日ということである。


人口については総務省の人口推計2021年6月報から入手した。


表とグラフの「年代」については、10年おきにしているが、最後の80年代はその年代以上の数字である。「死亡者数割合」というのは、どの年代が死亡者数全体の割合を占めているかを示している。「死亡者数人口比」は、その年代の死亡者数を人口で割ったものである。グラフは年代別の死亡者数割合を示したものである。


上の表とグラフをみると、60台以上で死亡者数の97%を占めていることがわかる。60台以上の人たちが、全員ワクチンを打ってその効果で感染することがなくなった場合、確実に死亡者数は減ることがわかる。


60年代以上の人でもワクチンを接種しない人もいるので、完全にゼロということにはならないが、その年代の6割くらいがワクチン接種しているとすると、死亡者数は少なくとも現在の4割くらいに減ることになる。


以上の推定から、死亡者数は今後どんどん減っていくと考えられる。グラフで見るように現在でも減少傾向を示しているので、さらにその傾向が進むということだろう。


死亡者数人口比を見ると、その年代の人口に占める死亡者数の割合がわかる。これをみると、80年代以上でも0.068%というもので、この年代でも死亡率の割合は低いことがわかる。


大半のマスコミの情報では、死亡率を死亡者数を陽性者数で割ったものを使っている。これを使用すると死亡率が人口比のものよりかなり高く出る。こういう数字を使って、コロナウイルスは恐ろしいとあおっているわけで、問題だと思う。




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