先日、幼稚園児バス内置き去り事件で、このブログでその防止策を考えて提案した。
運転手が確認するだけでなく、もう一人別の人が別に確認するというものだ。
その後、幼稚園児バス内の置き去りをした具体的な内容がはっきりしてきた。それがわかると、そもそも対策が全くできていなかったことにびっくりしてしまった。こういう事件は、他の幼稚園で発生したら、幼稚園や保育園の関係者なら、自分のところはどうなっているか確認するはずだと思っていたから。
ところで、私の提案した対策だが、これもやっておくべきだが、それに勝る対策がネットで紹介されていた。
それは、幼稚園児に「バス内に閉じ込められたら、運転席に行って、クラクションを鳴らせ」と教えておくというものだ。クラクションの鳴らせ方を教えておけば、運転手が確認を怠っても、二人目の確認者が確認を怠っても、大丈夫だ。閉じ込められた幼稚園児がクラクションを鳴らせば、園内からも聞こえるだろう。
バスが車庫内に入っていて、クラクションの音が聞こえないという事もあるが、普通は聞こえるはずだ。ただ、幼稚園児はひょっとするとクラクションの鳴らし方を忘れてしまう事があるかも知れないから、半年に一度くらいは練習の機会を設けた方が良いかも知れない。事故を忘れないというのも、事故防止の一つの手段で、こういう機会を作るのは良いことだ。
バス内園児置き去りを発生させないためには、上にあげたような対策を打つことは大事だ。
それよりも大事なのは、幼稚園児などの関係者が、こういう事故があった場合に、自分自身で幼稚園にチェック体制ができているかを確認することが大切だ。今回の幼稚園のように、園長などが以前の事故を参考にせず、まったく対策を取っていなかったという事は、どこにでもありうる話だ。
それを防ぐためには、幼稚園の関係者は、チェック体制がきちんとできているのか、いつも注意深く確認しておくことが大切だ。関係者というのは園長だけではない。いろいろの人が関係している。例えば、父兄はその関係者で、子供が入園したときには、父兄はこのチェック体制ができているか、幼稚園に確認することだ。それにより、事故は未然に防ぐことができる。
ちょっと残酷なようだが、この幼稚園の父兄がこういうチェックを子供の入園時に行っておれば、防げたかもしれない。父兄がクラクションの鳴らし方を子供に教えておけば防げたのかも知れない。
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