もう10日ほど前の記事になるのだが、安倍元総理の国葬に20代から20代の6割が賛成という記事があった。それに対して70代の人たちは3割が賛成なのだそうだ。
その理由として、若い人たちは自分たちが生まれてから大半の時期を、安倍元首相が在任していたので、そう思うのだろうということだった。
もう一つの理由として、若者がモーニングショーなどのテレビを見なくなったというのをあげている。
テレビを昼間からずっと見ているのは、60代以上の暇な老人だけである。老人はインターネットの情報を見ることはないが、若い人はその情報を見ることのほうが多い。
実際に安倍元首相の功績に関して、マスコミは在任中もそれ以降もあまり報道をしたことがない。そういう報道だけを見たり聞いたりしていると、安倍元首相は評価に値しないと考えてしまうのも、納得がいく。
私も「安倍元首相の功績をあげてくれ」と聞かれたら、少し考えてしまう。しかし、よくよく考えてみると国内の政策にしても、色々功績があったのは確かだ。例えば、若い人にとっては、安倍元首相在任中、就職難という言葉を聞かなかったのではないだろうか。首相在任中の失業率を見ると、ずっと低い状態が続いており、若い人たちが恩恵を受けたのは確かだ。
安倍元首相は海外にもよく出かけ多数の国と交流を行った。これついても、マスコミは全く意味のないものだったとして、評価していない。けれども、私は単にいろいろの国を回ったというだけでも評価に値すると考えている。それ以前の首相を見てみればよくわかるが、アメリカ以外の国に行ったことはないというような首相も多いのではないだろうか。
日本の国際的な地位を高める意味で、多くの国との付き合いを首相のレベルで行うのは、重要なことである。マスコミは何の効果もなかった、お金の無駄遣い、と言う。しかし、よく考えてみればわかるが、単に一度訪問しただけで、すぐに効果が出てくるなどということは普通はありえない。国際交流はそんな単純なものではなく、継続的に首相レベルの人たちが、他国を訪問することが大切だ。
インターネット上では、いろいろの意見が出ており、それを簡単に見ることができる。さらに、意見だけではなく、改善案などのようなものも提示されている。そういうものを見ている人達と、単にマスコミの煽りだけを見聞きしている人達では考え方が変わってしまうのは明らかだ。
老人はテレビにしがみつくことなく、ネットの情報を見るようにした方が良いのではないだろうか。ひょっとすると、インターネットの情報を見ることができないのかもしれないが。
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