興味があって調べてみたが、米国では10年以上前から難解な事件にDNAから作成したモンタージュ写真を使っているそうだ。まだ、それが有効に働いたという情報はないが。
米国コロラド州で両親と7歳の娘が銃で殺害され、3歳の娘だけが生き残った。1984年に発生した事件だ。
この事件に関して、コロラド州オーロラの警察はDNAを使用したモンタージュ写真を作成することを最近Parabon NanoLabs社に依頼したという。作成されたモンタージュ写真はその殺人者が25歳と55歳の時にどのように見えるかを表現したものだそうだ。
このDNAを使用したモンタージュ写真は殺人者を探すのに利用するだけでなく、被害者の操作にも使われているようだ。被害者の下半身は見つかったが、顔がない場合などに使用される。
このDNAによるモンタージュ写真にはまだまだ改良の余地があるようだ。例えば、眼の色は100%正確ではなく、茶色とか青色の目かもしれないこと僅かな割合だがあるようだ。髪の色に関しても精度は75%くらいのようである。
さらに、薬物使用や飲酒、喫煙、体重増加、顔の傷跡、そして顔の毛の多さなどDNAでは決定できない要因があるので、それに基づくような変化については対応できないということである。
しかし、この技術は100%正確なモンタージュ写真を作成することは出来ないかもしれないが、捜査に参考になるようなモンタージュ写真を作成するには有効と考えられる。
日本でもこういうことを研究しているところがあるのではないだろうか?よく、腕だけが見つかったといった事件が発生するが、その時即座にモンタージュ写真を作れれば、事件解決を早めるのに役立ちそうだ。
更に言うなら、今までのモンタージュ写真の作成にも、もしDNAが手に入っているのなら、参考として使用できるはずだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿