私自身はWindows 10へ早く切り替えたほうが良いと言っているのだが、それでも自分の使っているアプリケーションや周辺機器のドライバーが動かないので、Windows 10への自動アップグレードを止めたいと思っている人は少なからずいるはずである。
Windows 10へのアップグレードを防ぐために、Windows Updateを停止している人が中にはいるようだが、それはマルウェアなどの侵入を考えるとあまりよい方法ではない。
Windows 10へのアップデートは止めても、通常のWindows Updateを止めないで済ませる方法があるからである。
実は私も全く気づいていなかったのだが、マイクロソフトは2,3ヶ月前にその方法を説明するページを作成しているのだ。
その方法は以下の手順で行うことが可能だ。Windows 8.1の場合で説明する。
1.スタートボタンを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」をクリックする。
2.出てきた画面で「名前」のところに「regedit」と入力して、「OK」をクリックする。これでレジストリエディターが立ち上がる。
3.「コンピュータ」の下にあるツリーを「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Policies」→「Microsoft」→「Windows」→「WindowsUpdate」とクリックして行き「HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate」を探しだし、その中の「DisableOSUpgrade」の値を1に設定する。(HKMLはHKEY_LOCAL_MACHINEの略)
4.同様に「HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\OSUpgrade」の中の「ReservationsAllowed」の値を0に設定する。
詳しい説明は以下のマイクロソフトのサポートページ「How to manage Windows 10 notification and upgrade options」を読んでいただきたい。
https://support.microsoft.com/en-us/kb/3080351
ただし英文の説明である。この日本語版の説明はこのページの一番下の左側に「English(United States)」と表示されている部分をクリックして、出てきたリストから「日本語」をクリックすると表示される。しかし、この日本語の文章は専門の翻訳者が翻訳したものではなく、機械翻訳なので、ちょっとわかりにくい。
どうも翻訳などがきちんとされていないのは、マイクロソフトとしてはあまり推奨していないように思える。ただ、1月現在でもこのサポート記事の内容は間違いなく実行できる。
いずれにせよ、Windows 10への無料アップグレードは今年の7月末にはできなくなるので、その時までにアップグレードするかどうか考えないといけなくなる。
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