毎日新聞などの報道によると「岸田文雄首相は8日、防衛費増額の財源を巡り、2027年度に約4兆円不足するため、うち1兆円強を増税で確保する意向を表明した。」らしい。
この増税には法人税を当てる意向のようだ。
1兆円という額はたしかに大きいのだが、少し変だなと思った。
それはコロナウイルスのために使用している金額と比較しての話である。
コロナウイルスに使用した費用というのをご存じですか?
令和2年度だけで、77兆円もの金額を使っている。防衛費の追加費用と比較にならない額である。これに対する増税というのを聞いたことがないのだが、この費用はどこから捻出されたのだろうか。
77兆円の費用に関しては、以下のNHKのサイトに詳しい。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/covid19-money/
このサイトでも、費用がどういう具合に使われたかは話として出ている。しかし、そもそもこの膨大な費用の財源はどうなったのか?どこにもそれについての言及がない。
これに対して、防衛費は毎日新聞の記事によると、『27年度以降、財源が毎年4兆円不足するとの見通しを示し、うち1兆円強について「国民の税制で協力をお願いしなければならない」と述べた。残りの約3兆円については、歳出改革のほか決算剰余金や、税外収入の活用による「防衛力強化資金」の創設でまかなうことも明らかにした。』とある。
しかし、令和2年度だけで、77兆円も出すことができるなら、そのお金があれば防衛費の不足分、毎年4兆円など20年近く何もしないでやっていける。
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