2022年12月7日水曜日

真珠湾攻撃から81年経過

 本日、12月8日は日本が真珠湾攻撃を仕掛けた日である。


こういう日にはいろいろとそれに関連する話題が出て来る。Twitterなどにもいろいろの意見が書かれている。


私たちは学校では日本が宣戦布告もせずに、真珠湾攻撃を仕掛け、そのために多くの日本国民が犠牲になったと教えられた。


最近になって、どうして日本は米国の戦力を知りながら、米国との戦争に突き進んだのか?疑問に思うようになった。以前は、当時の日本政府や日本軍がバカで、日本は負けることがないと信じて戦争を仕掛けたと思っていた。しかし、本当にそうだろうか?本当の原因はもっと別のところにあるのではないか?日本政府にしても、日本軍にしても、こういうバカな戦争をするとは考えられない。


そこから、いろいろ調べ始めて、日米戦争に絡むいくつかの書物に目を通した。そして分かったことは、日本はやむに已まれず戦争を開始したという事と、そのように仕掛けたのは米国の大統領ルーズベルトだという事である。


今、検索語「ルーズベルト 責任」で検索するといろいろの書籍が出て来る。その半分くらいの本が、ルーズベルトが日米戦争を仕掛けたという事を書いている。その一つが、「ルーズベルトの責任 〔日米戦争はなぜ始まったか〕」という本で、アメリカ人のチャールズ・A.ビーアドという人が書いている。この本は、米国が占領している期間中には、翻訳されることもなく、日本で販売されることもなかった。つまり、占領している米国にとっては都合の悪い本だった。


この本はアメリカ人がルーズベルトの罪を追及している本なので、興味深い。米国にある関係資料などを使って丁寧に説明している。ぜひ読んでもらいたい本だ。


ルーズベルトは日米戦争が開始される4年前には、日本に戦争阻止掛けようと考えていたようだ。さらに、彼は人種差別主義者で、黄色人種の日本が世界にのしてくるのを嫌っていた。


アメリカは戦争開始当時、植民地としてアジアにはフィリピンだけを持っていたが、さらなる植民地をアジアにもとめていた。それには日本は大きな邪魔者だった。


米国は日本が真珠湾攻撃を仕掛けてくることを事前に知っていたにもかかわらず、それをハワイの軍隊に知らせなかった。これはその後、真珠湾で死亡した軍人の遺族や、真珠湾にいた兵隊から問題視されている。


開戦当時、日本はABCD包囲網で、戦略物資の輸入が出来なくなってきており、特に石油が入手困難だった。そして、日本への経済的、政治的締め付けがきつくなってきていた。


このままで行くと、日本はじり貧になっていくのがはっきりしていたのだ。日本も他のアジアの国食いと同じように植民地にされてしまうのではないか。そういう恐れがあった。


ただ、この当時の新聞は、日米戦争をあおるような記事を出しており、それに影響を受けた国民もアメリカなど何するものかという気持ちの高ぶりがあった。そして、政府が西欧諸国に遠慮するような態度をとれば非難ごうごうだったのだ。余談だが、これは現在のコロナウイルス騒動に似ている面がある。


こういう事実を本当かどうか、関連書籍なども目を通して、確認して、真珠湾攻撃を考えたいものだ。


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