2020年3月31日火曜日

スマホの5Gは普及するのか?

5G、つまり第5世代移動通信システムがこの3月から商用システムとして開始された。それと同時に5G対応のスマホも販売が開始され、一般ユーザーも体験できるようになった。

今のところ私はこの5Gにあまり興味はない。

そもそも、5Gでいう高速通信を利用するアプリを今でもあまり利用していないことが挙げられる。家の中では使用している動画のサービス、たとえばYoutubeやAbematvなども、外で出歩いているときには使用することが少ない。スマホの小さい画面で見る価値がないと思っているからだ。

さらに、Googleフォトなどで写真を見るのも、家の外では極力抑えている。しかし、フォトの場合にはWi-Fi接続をしていないと、写真が表示されるまでに時間がかかり、イライラする事もあるので、こういう場合には良いのかもしれない。

ただ、こういう使い方をすると、使用するデータ量はべらぼうに増えるわけで、これにかかる費用を考えると、便利さを追求するか、費用のことを考えるかで躊躇せざるを得ないと思っている。一応、キャリアのプランを見ていると、データ通信容量を大幅に増やしている。一部では、キャンペーンを実施していて、実質無制限というのもあるようだ。この辺はキャリアの方もよくわかっていて、それに対する対策を講じているということだろう。

これも初期段階では良いと思うのだが、ユーザーが増えてきた場合に、おおもとでの大容量対応が可能か、つまり5Gのインフラがきちんと対応できるのかどうかというのも、心配しないといけないのでは。5Gの回線に負担がかかりすぎるとどうなるかということだが。このところはあまり議論されていないので、よくわからない。たぶん、回線のスピードが落ちてくるという状況が出てくる。今の有線のサービスでも発生しているのに、無線のサービスで発生しないはずはない。

そもそもスマホの画面で動画を見ても、画面が小さいことも有り、十分な満足を得られない。やはり、サッカーや野球などはテレビのような大画面で見たいと思うのは私だけだろうか。

いずれにせよ、5Gを満足に使用できるのは、大都市とその周辺だけで、あとは暫く待つことになるので、全国くまなく5Gが使えるようになるには時間がかかるようだ。たぶん、3年くらいか。その間にじっくり様子を見ながら、5Gの使い始めを決めるのが良いようだ。今週号の週プレでは、韓国など5Gの先進国では、5Gは全然流行っていないという話が出ていた。

2020年3月29日日曜日

コロナウィルス対策を考える(その14): 発生状況のデータ分析

コロナウイルスの発生状況のデータを少し調べてみることにした。データとしては WHOのホームページから、主要な国の感染者数と死者数をピックアップしてみた。以下がその実際の数値の表と、「感染者数にに対する死者数の割合」のグラフである。


(クリックすると拡大します)

これを見るとすぐに気がつくことだが「感染者数に対する死者数の割合」が国によって大きく異なっていることである。イタリア、スペインやイラクなどはその割合が4パーセントを超えており、日本や韓国そして米国などは2%以下である。

どうしてこのような大きな差がつくのかよくわからない。 この表で日本が他の国と大きく異なるのは感染者数である。これは日本ではPCR検査数が少ないので、こういう結果になっていると想像できる。検査数が少ないのは、日本はどこかで感染者数を少ないままにすることで、国内でウィルスが蔓延しているということを、国民に知らせようとしていなかったことが伺える気がする。

多分東京オリンピックを今年中に予定どおり開催したいという意図があって、こういう数字になって現れてきたのではないかと思う。オリンピックが1年延期になったとたんに、特に東京でコロナウイルスの感染者数とか死者数が増えてきたのはその証拠ではないだろうか?

ただウイルスに起因する死者数に関してはあまりごまかしが効かないと思われる。もちろん患者が亡くなった時に、その原因がコロナウイルスであるということを担当する医者がきちんと示さないとその死者数は増えない。ここにも死者数が小さくする要因が含まれていると思われる。しかし、コロナウィルスに感染した人に数えられた人が死んだ場合には、ごまかしは効かないだろう。

そういう数字のごまかしは少しはあると考えても、上に挙げた「感染者数に対する死者数の割合」が2パーセント以下とは、日本としてはいい値を出しているのだと思われる。巷で言われているベッド数が多いとか、医療従事者が多いとかいくつか理由はあるのだと思うが、どうもそうではなさそうな気がしてならない。

というわけで、今のところスペインやイタリアが死者数の割合が極端に高いという理由を説明している資料をネット上で見つけることができないでいる。もし見つけておられる方がおられたら、是非ともこのブログにコメントで 知らせてもらいたいものだ。

私は毎日とは言わないが私は神戸大学の桑田教授の岩田教授のブログや Twitter をフォローしている。あるいは岩田教授の出ておられるテレビばんや新聞の記事なども目を通すように心がけている。 岩田先生は他の人の行動にあまり気を使わず、葉に衣を着せず、的確なコロナウイルス情報しておられると考えている。色んな所や人に気を使うと的確な情報を出せないもので、 そうなると国民に間違った情報を提供してしまうことになる。テレビに出てこられる有名な先生方にはそういう人が多いように感じられる。これも仕方がないことではある。

以下に最近目にした岩田先生の情報をあげておきますので、興味のある方は読んでみてください。

神大教授 100年に一度の危機  (NHK 兵庫)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200328/2020007023.html

事実に誠意を (岩田先生のブログ)
https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/03/%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AB%E8%AA%A0%E6%84%8F%E3%82%92.html

2020年3月26日木曜日

コロナウィルス対策を考える(その13): 発生状況のデータ

コロナウィルスの発生状況を知りたいと思って、いくつかのサイトを調べてみた。厚労省のホームページからリンクされている「新型コロナウイルス感染症について」というページからリンクされている「国内の発生状況」というページに表示されているデータが詳しい。あと、新聞社や放送局、あるいは都道府県のサイトなどでも詳しいデータが表示されている。

この厚労省のデータで不満があるのは、各都道府県ごとの毎日の感染者数、入院数、退院数や死亡者数の増加数の推移のデータがあまり示されていないことだ。

日本全国の状況に関しては、上の要求を少し満たしてくれるのは、上に上げた厚生省の「校区内の発生状況」のページの中にある、「発生状況マップ」を出てくる画面である。その画面で、「日次確定数」という画面の右上にある丸の中に小さい四角が4つあるアイコン(マウスをそのあたりに持っていくと表示される)をクリックすると毎日の発生確定数がグラフになっている。


このグラフは左下の方にタブがあって、「日次確定数」、「累計感染者数」、「症例一覧」と表示されている。それぞれのタブをクリックすると、それに従ったグラフや症例が表示される。

じつは、この内容で各都道府県別のものがほしい。知りたいのは、日本国内全体だけでなく、感染者数が多い都道府県でどういう状況にあるかである。特にどこの府県で感染者数が増えているのかどうか?まあ、北海道、東京都など感染者数の多い都道府県ではそういうデータを表示しているところがあるのだが。厚生省のページで一括して表示してもらいたいものだ。

この日次確定数の推移と累計感染者数を見ていくと、コロナウィルスの感染が拡大しているのか、収まってきているのか、なんとなく状況を把握することができる。ただし、コロナウィルスに感染するのには2週間ほど時間を必要としているようなので、十分把握で入ると断定することは出来ないが。

現在の状況を厚生省のグラフで見てみると、全国的には新型感染症は広がっていっている。ただし、急激に拡大しているわけではない。

都道府県で見ると、東京は小池知事の指摘にもあるが、感染者数は急激に増加してきている。北海道は徐々に収まってきている状況にあるようにみえる。大阪府や兵庫県はなんとなく収まりそうな雰囲気ではあるが、まだはっきりとそうは言えない状況にみえる。

つまり、各都道府県で増えてきているところと、減ってきているところとが有り、都道府県でばらつきがあるということだ。我々としては各都道府県の状況も見ながら、どういう行動を取らないといけないか考える必要がある。


2020年3月24日火曜日

コロナウィルス対策を考える(その12): K-1の開催は是か非か

キックボクシング団体「K-1」の大規模イベントが22日に開催された。新型コロナウイルスによる感染拡大を防止するため、西村経済再生担当大臣と埼玉県が自粛を要請していたのにも関わらず。

その後、イベント参加者のなかに「発熱症状が出た」としてPCR検査を受けていた方がいるという報道が、24日に夕刊フジからあった。

主催者側は自粛要請を拒否した。その代わりと言っては何だが、入場者にマスクを配り、万一、感染した場合に追跡調査できるよう、チケットの半券に氏名や住所、連絡先を記入させるなどの対応を取った。

これに対して、どうして中止をしなかったんだという主催者側に対する批判や、中止した場合の補償について明確にしない行政に対する批判がツイッターなどで出てきている。

私は主催者側に対する批判よりも、中止した場合についての保障を示さない、あるいは示せない行政側に対する批判の方に近い。

K-1側にすれば、開催を行わなかった場合、巨額の損失が出ることは目に見えている。それが出ないようにするには、開催するしか方法はなかった。行政側はなにも保証してくれない。K-1の主催者は、大きな企業とは言えず、ここで開催しなければ死活問題になっていたかも知れない。(まあ、この議論に企業の大小は関係ないが。)

この問題は、実はK-1だけに限らない。色々のレジャーランドが閉園しているが、この閉園期間に発生する損失について、政府は何も具体的に言及していない。あるいは、コロナウィルス拡散の影響で仕事がなくなってしまったフリーランスの救済に関しても、具体的な救済案が示されていない。これについては結局十分な保障は出せないだろう。企業だけでなく、個人のレベルにまでこの問題は波及してきている。

どうも、政府はそのうちに僅かな保障金をばらまくだけで、ことを済ませてしまうのではないかと思っている。コロナウィルスの発生でこうなったので、政府の責任ではないと。

だから、K-1のように救済策が出ない場合には、なんとかこれをきりぬけようと考えるのが普通である。K-1を批判している人がお金を出してくれるわけではない。

今回、K-1の会場に行った人の中から「発熱症状が出た」という報道があったが、開催直後に発熱したのなら、それはK-1に出かけたからではない。発症するのには2週間ほど時間がかかるので、もし感染していたとしても、他の場所で感染した可能性が高い。2週間ほど経過してから、感染する人が出てきたとすると、確かにK-1に参加したからかもと言えるが。

K-1にでかけた人たちも、コロナウィルスの感染の危険性は熟知していて、それでも出かけたわけで、感染したとしても責任はその人達にある。コロナウィルスに罹患するのがいやなら、出かけなければ良いわけだ。この面からもK-1の開催者だけを批判できないと思う。

確かにこの種のイベントが次々と開催されると、コロナウィルスが蔓延する可能性は高くなり、患者数が増えて、その対応が間に合わなくなるという可能性はある。これも、参加者がきちんと自覚して、手洗いの励行やマスクの着用を行うことで、かなりの割合で防止できると思うのだが。

自粛、自粛などと言っていると、そのうちに日本経済が疲弊してしまう。そちらの方を心配しないといけない状況ではないだろうか。


コロナウィルス対策を考える(その11): 日本の患者数が数値が少ないのは?

日本のコロナウイルスの患者数や死亡者数が他国に比べると極端に少ないように思える。日本は現在感染者は1000人強だが、他国では1万を超える感染者が出ているところがある。これはどういうことなのだろうか。

結局PCR検査の検索数が少ないので、結果として患者数や死亡者数が少なく出ている可能性がある。

韓国やアメリカでは国を挙げて検査をしており、それが患者数や死亡者数も関係していると思われる。

日本でもPCR検査の検査数を多くすることは可能ではないのだろうか。この検査数を多くするのを差し控えているのは、誰とは言えないが政府筋のどこかからの指示ではないだろうか。

指示が出ている背景としては、患者数を少なくカウントすることで、日本ではそれほどコロナウイルスが流行していないというように見える操作をしている可能性がある。その理由の一つはオリンピックをどうしても開催したいという願いがあって、感染者が急激に増加すると、東京は危ないと言われる可能性がありので、それは避けたいということでは。その辺りのことを考慮してこういう施策になっているのではないかと思う。

これがもし本当なら、実際には国民を騙していることにもなるわけであまり良いことではないかもしれない。

しかし、よくよく考えてみると別の見方もできる。

今でさえも大変だが、更にみんながわれ先に病院に出かけると言うことになれば、コロナウイルスの流行を促進することになる。患者数が少ない感じていれば、病院に出かける人もなくなるはずで、そういう意味ではPCR検査の検査数が少ないということは、コロナウイルスの流行を防止することに役立っている。

日本人は外人に比べるとマスクを着用する人が多い。今でも海外のビデオや写真を見てみると、マスクをつけずに外を歩き回っている人が多い。さらに外国人は握手やハグの習慣があるので濃厚接触をする動作が日本人に比べて多いと思われる。コロナウイルス対策としては日本人の接触度合いは外国人に比べて良い点であ。

従って日本の中でコロナウイルスが流行しないようにするためには、病院に駆け込む人を減らすことが一番良い手段と考えられるのではないだろうか。

厚労省から出す出されるデータが現実の状態を正確に示しているかどうか分からない点もあるか、それを信用するとコロナウイルスの拡散は日本では、各都道府県で差はあるが、全体としては減少傾向にあるように思われる。

コロナウイルスはすでに日本国中世界中に広がっていると考えたほうが良い。従って、それを完全に防御するという手段はなかなか考えられない。すべての人が自分はコロナウイルスにかかっており、コロナウイルスを持っていると考えて、他の人にコロナウイルスをうつさないようにしていく必要がある。その手段がマスクの着用であり、多人数が集結する閉ざされた空間に行くことを避けることであり、他人への直接的な接触を避けることである。

2020年3月23日月曜日

コロナウィルス対策を考える(その10): 正しい対処の仕方

医療関係者でもない私がコロナウィルスに対する正しい対処の仕方というのを言えるわけはないが、それでもいろいろ入ってくる情報からまとめることは可能ではないか。ということで、一応今までの情報で、どういう対応をするのが今一番良いかをまとめてみたい。

(1)マスクはするのが良い。特に人混みの中に出かけるときには。ウィルスにかかった人が、他の人にうつすのを防ぐのには効果がある。かかっているかどうか、判断が難しい病気なので、他人にうつさないためにマスクをするのが良い。さらに、ウィルスは高濃度のほうが感染しやすいようなので、マスクをするとウィルスが体内に入ってくるのを減らす効果が考えられるので、防護としてもそれなりに役立つと思われる。くしゃみをするときだけでなく、単に話をするだけでも飛沫が飛び散るので、マスクはそれを防止するのに役立つ。

(2)持病のある人は十分注意する必要がある。重症になる可能性があるので。高齢者は持病を持っている人が多いので、重症になることが多いようだ。なるだけ、外に出るのを避けるのが良い。外に出かける場合にはマスクをして、帰ってきた場合には手洗いやアルコール消毒などを行う。

(3)病院には慌てて駆け込まない。病院を感染する場所にしない。そのためには、なるだけ病院に行かないほうが良い。37.5度以上の体温がある場合には、体調を判断して、病院に行くのもやむを得ない。病院はそういう人たちが来ていることを考えると、出来るだけ行かないほうが感染する可能性は低くなる。

(4)普段なら外出しても大丈夫な状態でも、ウィルスに感染した可能性がある場合には、数日仕事を休んで、様子を見るようにする。

(5)握手やハグなどは絶対にしない。単に人の体に触れるだけでも、感染する可能性がある。空気中に浮遊するウィルスから感染する可能性もあるが、その率は低いと考えてよい。空気が淀んでしまう場所では、換気することで予防につながる。

いずれにせよ、自分がウィルスに感染するのを防ぐというよりは、自分は自覚症状はなくても、ウィルスを持っていると考えて、他人にウィルスをばらまかないという考えで行動することが、ウィルス対策としては大切なようだ。

2020年3月21日土曜日

生徒にパソコン一人一台の施策(GIGAスクール構想)について

週刊ポストで大前研一氏が、GIGAスクール構想について、問題提起をしておられる。

児童生徒に一人一台のパソコンという構想には賛成だが、そのやり方には疑問があると。現在のやり方では費用がかかりすぎるということだ。個々にパソコンをもたせるのではなく、クライアント型の端末をもたせることで、費用は少なく出来るというものだ。その理由などについての詳細は週刊ポストの記事を読んでもらいたい。購入はできなくても、図書館などにおいてあることもあり、今ならネットでも読むことが出来るはずだ。

文科省のサイトには「GIGAスクール構想」の情報が「GIGAスクール構想の実現について」という表題で提供されている。以下のところだ。

https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

このサイトと関連するサイトの説明をざっと見てみて、すぐに思ったのが、専門家がどのように絡んでいるか、全くわからないということである。

文科省はすでに「GIGAスクール実現推進本部」というのを設置している。しかし、そのメンバーはどう見てもこういう情報系の話には強くない方々だけが名前を連ねている。専門家は全くいない。

こういう推進本部のメンバーには、専門家が名前を連ねる必要はないかも知れないが、それでも専門家委員会などこういうシステムに詳しい方々が参画する部門がどこかにあってしかるべきだ。しかし、それはどこを探してもないようである。

小中学校の児童にパソコンを一人一台渡せば、それで教育ができると考える人はまさかいないだろう。パソコンを渡して、それを効果的に教育に活かすはどうするかを検討しないといけない。

それと同時に、そういう教育体系をつくるためには、どういうシステムを構築しないといけないのか。ということも考えないといけない。

これを考えていくと、実は簡単ではないことがわかるはずである。たぶん、現場では困っているのではないだろうか。児童一人一人にパソコンを与えればそれで終わりというわけには行かないはずだ。

大前氏のように、パソコンシステムを安価に構築するアイデアを言ってくる人もいるだろう。どういうパソコンを自動に渡すのが良いのか。そういう提案をしてくる人もいるだろう。単に、パソコンを売る良い機会だと捉えて、売り込みを書ける人もいるはずだ。

パソコンを使用したら、従来の教育よりも良い教育ができるのか。この点でも色んな人が異なって意見を言ってくるはずである。

例えば、教科書はデジタル化して、紙の教科書をなくすなどという話が、GIGAスクール構想の中にも出てくるが、本当にそうだろうか。紙の本を読むということが意味がある場合もあるはずである。

プログラミングの教育に役立つという話もある。確かに、プログラミングをするにはパソコンを持っていることは良いことだが、その前に、プログラミング教育をする人材を育てないといけないし、どういう教育をするかを考えないといけない。どのプログラミング言語を教えるか一つとっても、難しい課題だ。

校内にLANを張り巡らせるのに、「校内LAN整備の標準仕様」を提示するというのが書かれているが、これ一つとっても、仕様作成はなかなか難しい。そしてその仕様で実際に学校が導入するとして、殆どの学校はこういう情報システムの導入に詳しい人が少ないので苦労するだろうなと推測する。業者に良いようにあしらわれる可能性は高い。

考えていくと、色々事前に考えておかないといけないことが多い。それが本当に専門家の意見を取り入れて計画されているのだろうか。気になってしまう。

事前にすべてのことを考えておくというのは難しいかも知れない。しかし、最適なシステムを構築していくにはどういうようにしていくのが良いのかは、きちんと考えておかないと膨大なお金の無駄遣いと、膨大な時間の無駄遣いをするような気がしている。

私の提言としては、とりあえず、こういう教育に進んでいる米国などの状況を調べて、それをもとにどういう形でGIGAスクール構想を進めていくかを考えるのが良いと思う。

コロナウィルス対策を考える(その9): 発症状況のデータ

コロナウイルスの状況を知る上で一番大切なのはその発症状況のデータである。データを提供してくれているところはたくさんあるが、その中で一番整理されているのはやはりWTO(世界保健機構)と厚労省のウェブサイトだ。

この二つの他にもいろいろの新聞や放送局のウェブサイトなどで、コロナウイルスの発症状況のデータが報告されている。

これらのウェブサイトでは感染した人の人数、死亡した人の人数などが日付ごとにリストアップされているのでわかりやすい。さらにウェブサイトによってはそれらをグラフなどで図表化しており、さらにその図表を動的に表示できるようになっているところもある。

私の不満は、データの示し方の中で、毎日の発症と死亡の人数が、表に書かれていなかったり、さらにグラフ化されていないことである。

この数字が重要と思うのは、その数字の推移を見ることで実際に感染が波及しているのか収まってきているのかを判断できるからである。

残念ながら、私が探した限りではそういうグラフは見かけない。特に国ごと、地域ごと、県別などでそういうグラフが表示されているのが理想的なのだが。

今回、「兵庫県と大阪府との往来をこの三日間控えるように」という指示が政府筋から出された。それに従って兵庫県と大阪府の知事が県民、府民に対して外周を控えるようにというメッセージを出した。

どうも政府筋がこういう指示を出したのは、兵庫県の感染の拡散状況が大きくなる傾向があるので、注意を喚起するために指示を出したと思われる。

しかし、この指示を出した根拠が数字で示されたわけではない。実際にこれらの地域でコロナウィルスの拡散が日本の中で格段に大きいというデータはないように思う。。兵庫県と大阪府の最近の感染状況を見てみると、私はどうしてもそんなに拡散しているとは思えない。 昨日、今日と兵庫県では人数が増えているように見えるが、増えている人数の大半は伊丹市の介護老人保健施設で発生したもので、この人数を入れて拡散していると考えるのはどうかなと思う。単に介護老人保健施設というクラスターの中で感染者が増えただけである。

感染状況がどういう推移をしているかというのを見るのに、こういうデータの取り扱いでは実に心もとない心もとない 。きっちりとしたデータを取って、きちんと分析して、わかりやすい表現で国民に知らせるのが大切である。厚労省からのデータでも上に述べたようなグラフは作成できるので、各情報サイトはそういう情報を提供してもらいたいものだ。

2020年3月19日木曜日

コロナウィルス対策を考える(その8): クルーズ船での自衛隊の活躍

NHKの政治マガジンというところに特集記事というのがあって、その中に3月18日付けの記事に、「クルーズ船 自衛隊は何をした?」というのがある。

コロナウィルスに汚染されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に自衛隊員が乗り込んで、活躍したという記事である。当時、政府の現地対策本部で副本部長を務められた防衛省の審議官、町田一仁へのインタビューの記事だ。

クルーズ船内は構造が複雑で、迷子になってしまうような形をしているという。実際に迷子になるケースもあったようだ。さらに、船内では携帯電話も使えないらしい。電波を通しにくい鉄板でできているかららしい。

そういう船内で、町田神祇官は対策本部とクルーズ船内とをなんども行き来するという苦労をされたようである。

そして、薬不足などの対応もされたようだ。結局、自衛隊は2700人あまりの人員をこのクルーズ船対策に派遣した。

この大人数の自衛隊の任務は、「船内の消毒」「診療や薬の配布」「薬の仕分け」「検査で陽性となった患者の搬送」というものだった。その際に、特に気をつけたのがコロナウィルスに対する防護基準で、厚労省のものよりも厳しいものにしたようだ。

この時に役立ったのが、感染症対策の知識がある東北方面衛生隊の看護官のアドバイスだった。さらに、ウイルスや細菌を使った生物兵器への対応に訓練を重ねた部隊である「対特殊武器衛生隊」の投入も行われた。

その他いくつかの対策を実施したので、このミッションにおける自衛隊の感染者は一人も出なかった。

実に素晴らしい実績である。でも、町田審議官はそれでも「成功したとは言えない」と言われている。

この記事を読んで流石に自衛隊だなと思った。

しかし、よくよく読んでみて、この記事できちんと書かれていないことがあることに気がついた。

この自衛隊のコロナウィルス対策に対する慎重な姿勢は、河野防衛大臣の指示によるところが大きいようだ。

政治マガジンの別の記事に「厚労省の防護基準上回る安全サイドに立った態勢に」という表題の以下のような文章がある。

『河野防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、感染対策が十分ではなかったと専門家が動画で指摘したことなどを踏まえ「正しいかどうかの判断は専門家に任せたいが、疑念が呈された以上、隊員の安全面に配慮するために、防護態勢を引き上げるよう指示を出した」と述べました。』

河野防衛大臣がコロナウィルスに対する慎重な姿勢を自衛隊に指示したのは、「感染対策が十分ではなかったと専門家が動画で指摘したことなどを踏まえ」て指示がでたようだ。

この専門家というのは、神戸大学の岩田健太郎教授だろう。

この岩田先生の動画がなかったら、そして、河野防衛大臣がその指摘をきちんと捉えて自衛隊に指示をださなかったらどうなっていたか。自衛隊からもウィルス感染者が出ていたかも知れないのだ。

実際に河野防衛大臣が自衛隊に慎重な対応をするように指示するまで、自衛隊の服装などは全く完全な防護服とは言えないものだったことが、自衛隊が派遣された当時の写真でわかっている。実に岩田先生のおかげ様様というところなのだが、その点がこの記事ではっきりと書かれていないのは残念なことだ。

もう一つの疑問は、こういう対策を自衛隊が行っているなら、この対策に従った対応を厚生省の担当者や、クルーズ船の乗員、乗客に対してアドバイスしなかったのはなぜだろうという疑問はわく。ひょっとしたら、このアドバイスは行われていたが、記事には書かれなかったということかも知れないが。

しかし、いずれにせよ、この記事を読むと自衛隊がどういうことに気をつけて、コロナウィルスに立ち向かったかがよく分かる。そして、現在の我々でもどういうことに気をつければ良いのかということをわからせてくれる記事である。自衛隊のこういう活動にも頭が下がる思いだ。コロナウィルスに対する対応を気にされている方は、ぜひともこの記事を読まれることをおすすめする。Web上の記事なので、そのうちに消されてしまう可能性が高い。

コロナウィルス対策を考える(その7): 東京オリンピックは延期か?

IOCは昨日東京オリンピックを中止することはなく、開催する方向で考えているとアナウンスした 。

私はもう東京オリンピックを開催するのは無理ではないかと考えている。

コロナウイルス対策が日本でうまくいって収束したとしても、海外では収束するようにもう少し時間がかかるのではないかと考えているからだ。 そんな状況で海外から選手や観光客が来たら、日本にウィルスを撒き散らしに来たみたいな状態になってしまう。こうなると、日本人だけでなく、来日した観光客もコロナウィルスに感染してしまう可能性が高い。

これに関しては、神戸大学岩田健太郎教授も同じことをそのブログに書いておられる。「2020年夏に東京オリンピックを開催すべきでない理由」で検索するとその記事は見つかるはずだ。

少し内容を紹介すると、「東京オリンピックの開催には2つの基準をクリアする必要がある。その一つは国内である程度のCOVID抑制ができている。もう一つが海外からの日本に来る人がウィルスを持ち込まない、そして流行を起こさないというものだ。」というのだ。

さらに、「最初の国内問題はクリアする可能性が高いが、あとの海外の人の問題はクリアできない」と説明されている。

私もこの意見に同じで、日本がどう頑張ってみても、海外のコロナウィルスの流行を収めることは大変難しい。さらに、オリンピックで来日した海外からの人が持ち込んでしまったウィルスの対策に、今まで以上の医療関係者を投入できるかというと、これも難しい。岩田先生のブログにも書かれていたが、海外からの感染者が入ってくるのを防ぐためには、「2週間の健康監視を義務付ける」必要があるのではないか。そんなことをオリンピックの時に出来るわけはない。

ということで、東京オリンピックは中止にせざるをえなくなる。

これは東京オリンピックの関係者も薄々わかっているように思う。つい最近、どこからか東京オリンピックは中止だという噂が流れた。まあ、突然中止だというよりも、誰かが狼煙を上げて、それを見た国民がどういう判断をするか様子を見ながら、オリンピック委員会(?)は中止を発表するのが良いと考えているのではないか。

岩田健太郎教授は、例のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の防疫対策が不十分だとYoutubeで指摘した先生だ。(そのYoutubeはその後すぐに削除されている)この先生のTwitterにはコロナウィルスに対する対策などが書き込まれており、関係するブログへのリンクも貼られているので、気になる方は参考にされると良いと思う。Twitterの場所は以下のところだ。

https://twitter.com/georgebest1969

コロナウィルス対策の参考になるはずである。

2020年3月17日火曜日

Google Oneから「¥600分のGoogle Play クレジットをプレゼント」

Google Oneから600円分のクレジットをプレゼントするというメールが来た。


「今すぐ利用」というところをクリックすれば簡単にクレジットが入手できた。


最近見たいと思った映画があるので早速それを購入することにした。「ドリーム」という表題の映画である。 価格は300円なのでまだあと一つぐらい映画を見ることができそうだ。

 Google はメンバーになっていると時たまこういうサービスを提供してくれるのでありがたい。


2020年3月15日日曜日

Google Home miniを半年ほど使用して

昨年、7月にGoogleから無料でGoogle Home miniをもらった。それ以来、使用し続けている。

本来は、Google Home miniを使用して、家の中の電気機器をつけたり消したりするのに使うと本格的な使い方と言えると思うのだが、ON/OFF用の機器を購入しないといけないとか、本格的にGoogle Home miniに対応した電気機器を購入しないといけないとか、色々制約があるので、そういう使い方はしていない。こういう使い方をするにはそれなりの欲求が必要だが、私はそこまでやる気になっていない。

相変わらず、使用しているのはアラームとタイマーである。Google Home miniを寝室においていることもあって昼寝のときなどにも設定して、便利に使っている。


さらに、寝ていると時刻を知りたいと思う時があり、部屋にある時計を見るよりも、「OK! Google! 今何時?」と聞いてしまうほうが楽ちんだ。体を動かすことなく、声だけで時刻を知ることが出来る。

今ハマっているのは、なにか調べたいものを音声で聞くことだ。これも簡単に教えてくれるのが良い。「OK! Google!グルジアの首都を教えて下さい」とか、「肉じゃがの作り方を教えて下さい」などというのも、すぐさま教えてくれる。実際にはネットの中にある記事からその回答を引き出しているようだ。

Google Home miniへのコマンドは日本語が原則だが、英語でも理解してくれる。例えばアラームなどの停止には、「Stop Alarm!」といえば理解してくれる。使用言語を日本語に設定していても可能だ。

ラジオも聞くことが出来る。それも日本のラジオだけでなく、米国など海外のラジオも聞くことが可能だ。例えば、「ニューヨークの FM 98.7 を流して」と話しかければ、該当するFM放送が聞こえてくる。これは最近使い出した機能だが、寝室で気楽にラジオが聞けるというのはありがたい。

Google Home miniを使用しだしてひょっとしたら今後私が興味を持つのではないかと気づいたのが、会話形のロボットである。Google Home miniと会話を続けていると、この機器がもう少し知恵を持ってくれたら、もっと便利になるだろうということだ。リマインダーなどは保存することが出来、設定した時刻になると音声で知らせてくれる。ひょっとするとGoogle Home miniが色々の行動をクラウドで覚えていくようにすれば、ロボットに近くなるのかも知れない。

2020年3月13日金曜日

コロナウィルス対策を考える(その6):英国はなぜ一斉休校しない?

昨日、英国でのコロナウィルス対策の状況が報告された記事がネットに出ていた。
一つは朝日新聞のデジタル版である。
その記事は『集会自粛も学校閉鎖も「しない」 英国が言い切る理由は』という表題である。朝日新聞デジタル版の以下のところにある。
https://www.asahi.com/articles/ASN3F469QN3FUHBI00F.html

実はこの記事は有料版で、お金を払わないと全文が読めないので、他に記事がないか探した。そうすると以下の記事が見つかった。

「なぜ一斉休校しないのか?英国の首席科学顧問がお答えします」
https://www.bbc.com/news/uk-51865915

この判断の根拠は、「英国は既にコロナウィルスが国内に侵入してくるのを止められなかった。これからはコロナウィルスが国内で広がっていくのを防止する段階に入った。」という状況と考えたからだそうだ。
そして、国民にはその対策として以下のようなことをお願いしている。
(1)ハッピーバースデーを2回歌いながら石鹸と温水で手を洗う
(2)熱や咳の症状がある人は1週間、自宅で自己隔離→ピークを20~25%削減
(3)家族全員を自宅で隔離→ピークを25%削減(未実施)
(4)新型コロナウイルスに脆弱なお年寄りをケア→死亡率を20~30%削減

私は前の記事でも書いたが、日本もすでに国内で拡散している状況なので、早くこういう認識で対策を国民にお願いすることが大切だ。ただ、日本人は結構潔癖症なので、手を洗うなどのことなど、一般にコロナ対策と言われていることは、ほとんどの人がやっているのではないかと考えている。

コロナウィルスの拡散を防止する対策として、クルーズ船のウィルス対策のビデオで有名になった神戸大学の岩田健太郎教授もそのブログで、以下のようなことをするように勧めている。
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1.風邪をひいたり体調を崩したら家で休む。社会もそれを許容する。
2.しんどくなったらマスクを付けて速やかに病院を受診する。しんどくなければ必須ではない。しんどさの基準は個人差があるので個々の判断で。
3.自宅に家族がいれば、病気の人はマスクを付けて、神経質に何かに触るたびに手指消毒をする。何度でも。
4.仕事や学業を効率化する。人が集まらねばならない会議は最小化してメールでできること(特に連絡事項)はすべてメールやチャットなどでやる。自宅でできる仕事も自宅でやる。
5.医療リソースと公衆衛生リソース(役所含む)を大切にする。モノと人。マスクを無駄遣いしない。人も無駄遣いしない。すぐに病院に駆け込まない。「何かあったらすぐ病院に」と勧めない。夜中の記者会見など無駄なことはしない。というか、記者会見もチャットでやるといい、昼間に。
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安倍首相が思いつきのように指示を出した学校閉鎖だが、それに従わなかったいくつかの自治体ではその後ウィルスの発生があったという報告はない。その結果を見てかどうかはわからないが、来週の月曜日から学校を再開するところがいくつか出てきた。大阪市は松井市長が来週から再開はしないが、4月からは再開すると話をしている。徐々に学校は正常化されるはずだ。

学校だけでなく、その他のところでも、警戒はしつつ、それでも元の状態に戻す動きが徐々に出てくると思われる。ウィルスの犠牲者対策だけやっていると、その他の問題が犠牲になってしまうからだ。どちらの犠牲者対策を優先して取るかは判断が難しいところだが、どちらを優先しても、批判にさらされやすい判断を誰か(?)がやらないといけない段階に来ていると思う。そして犠牲者を減らすために早くやらないといけない。

コロナウィルス対策を考える(その5)

コロナウィルスの蔓延がなかなか収まらない。私の予想したとおりだ。

ただし、私は花粉症の原因のスギ花粉が飛び回るように、コロナウィルスもどんどん拡散していっていると見ていたが、これは間違いだったようだ。飛び回っても、ある時間が経過するとウィルスの感染力が落ちてしまい、気にすることはなさそうである。これは感染経路がだんだんわかってきたおかげで、全く関連のない場所にいる人には伝染らないことがほぼわかってきたからだ。

感染するのは、空気の入れ替えの少ない、狭い空間で、人が動けないほど混雑した状態で、伝染する。くしゃみに含まれるコロナウィルスが、他人の服や皮膚などに付着して、それが呼吸などにより体内に入ってしまう。それでも、コロナウィルスの濃度が高くなければ、あまり増殖できず、体内に入っても感染しない。

感染する確率には、コロナウィルスが体内に入った人でも、その人の体力に応じて弱い人が感染しやすい。だから、若い人は感染しにくいし、感染しても重症化しない。

大体以上のようなことだと思う。

こういうことなら、学校閉鎖などはやる必要はなかった。もし、学級内で誰かが発病したとしても、インフルエンザの場合と同じで、そのクラスだけをお休みにして、それ以外は休ませる必要はない。一斉学校閉鎖をしたために、どれだけのムダが発生したのか。安倍首相はきちんと認識しないといけないと思うのだが、日本国民の半分以上が、学校閉鎖はやるべきだったとアンケートに答えているので、不思議な国だと思う。どこかのコメントで、日本人の完璧主義が顔を出したと行っているが、そのとおりだろう。

コロナウィルスを閉じ込めるためなら、日本経済を全くだめにしてしまってもいいかという話がなかなか出てこない。ある程度は死ぬ人が出ても、気をつけながら生活して、経済の疲弊を防がないといけないとう話が出てこない。

たぶん、そのうちににっちもさっちも行かなくなった時に、やっと通常の日常生活が出来るような策を出してくるのだろうが、それではおそすぎる。ここにこそ、政治主導を発揮してもらいたいのだが、安倍首相では出来ないのではないか。彼だけでなく、現在の政党からはそういう話は出てくることはないだろう。残念なことである。

春のセンバツが中止になったが、これなど応援の人数を制限しても開催すればよかった。彼ら、高校生は価格可能性は非常に低い。応援する人たちも比較的若い人が多い。自己責任で応援に出かけるようにすれば、高校球児だけでなく、その関係者、例えば旅館などにも迷惑がかからなかったはず。

2020年3月10日火曜日

Windows 10で写真(画像)のExif情報を一括更新する

デジカメがでまわっていない頃に撮影した写真をたくさん持っている。たくさんとは言っても、最近デジカメで撮った写真のほうがはるかの多いが。

その写真を元々のフィルムからスキャンしたり、焼いて写真にしたものをスキャナーでスキャンしてパソコンに取り込んで整理している。

この場合に、スキャンしてパソコンに取り込んだものはその写真の生成日付がスキャンした日付になっている。その日付を撮影した当時の日付に訂正したいのだが、なかなかいいソフトが見つからなかった。一つ一つの写真のExifにある日付を変更することはファイルエクスプローラーでもできる。しかし、一括して変更してくれるアプリがなかなかない。そしてやっと見つけたのが、XnView MPというソフトである。

「XnView MP」で検索すればダウンロードサイトが見つかる。以下のところだ。
https://www.xnview.com/en/xnviewmp/

このページの下の方にダウンロードできるボタンが用意されているので、自分のパソコンに合ったボタンをクリックするとダウンロードできる。


Windows 10の64bitバージョンの場合には、「Setup Win 64bit」もしくは「Zip Win 64bit」を選択しダウンロードする。
「Setup Win 64bit」の場合はダウンロードしたファイルをクリックすれば、XnView MPのインストールが開始される。
「Zip Win 64bit」の場合には、ダウンロードしたファイルを解凍して、出てきた実行ファイルをクリックすれば、XnView MPのインストールが開始される。


XnView MPを実行すると、上のような画面が表示される。
赤い四角で示したフォルダーの部分で、撮影日付を変更したい写真の入ったフォルダーを探して、写真を表示する。


表示されたフォルダー内の写真で撮影日付を変更したい写真を選択する。選択のやり方はファイルエクスプローラーを同じである。


画面の上のバーに表示されている「ツール」をクリックして、出てきたリストから、「タイムスタンプの変更」をクリックする。


「タイムスタンプの変更」の画面が表示されるので、「使用」と表示された部分で日付を入力する。また、「必要があればEXIFメタデータを作成」を左隣にある□をクリックしてチェックを入れる。さらに、その下に表示されれいる項目で変更したいものの左隣の□をクリックしてチェックマークをつける。そして、「すべてのファイルに書き込み」をクリックする。


そうすると上の画面のように選択した写真のすべてで日付の更新が行われる。


2020年3月8日日曜日

コロナウィルス対策を考える(その3)

コロナウィルスの蔓延が収まりそうにない。ネットで調べてみると、各新聞社やNHKなどのホームページで状況を示すグラフや表が表示されている。

この状況を見ると、コロナウィルスは全世界に広まったと考えたほうが良いと思える。もともとコロナウィルスにかかっても、症状が出てこない人がたくさんいると考えられるのと、検査数が少ないので、実態がまだ把握されていないと考えられる。しかし、この少ないデータからでも、拡散しているのは間違いないと考えて良いと思う。

このところ、日本中、世界中でイベントなどが中止されており、外出する人も少なくなっているような気がする。

こういう状況では、もはや都市や地域全体を閉鎖するなどというような対策は良くないのではないかと思う。

それ以前に、地域だけではなく、世界中で経済活動が低下してきており、停止している部分もある。これが長期化すれば、世界経済に及ぼす影響は計り知れないものがある。

日本だけに限っても、今のままの状況でも、飲食店やはては百貨店やその他のお店まで、売上が激減している。これがこのまま進むと、倒産してしまうところがそこらじゅうで出てしまう。倒産を防ぐために政府は休業助成金などを出すと言っているが、倒産する可能性のあるところが増えればお金は全く足りなくなる。既に倒産する会社が出てきている。

もともとコロナウィルスというのはそんなに恐ろしい病気なのだろうか。確かに、体に病気を持っている人にとっては死に至る病気であることは確かだ。しかし、大部分の人にとっては、全く問題なく、かかることもない人もおればかかっても軽い症状で経過してしまう人が大半である。インフルエンザ並みとは言えないかも知れないが、それほど恐ろしい病気ではない。

もちろん、防御の体制はきちんと継続して対策しておかないといけない。発病した人を隔離したり、それに関連する場所の消毒などは必要である。インフルエンザのように学級閉鎖ということなども考えられる。また、発病したとわかっていなくても、37.5度以上の熱のある人は外出を控え、マスクを室内でもして、ウィルスを空気中に撒き散らさないようにしないといけない。

そういう対策をすることにして、イベントなどの中止などはやめるべきだ。イベントをやるなら、飲食店などにも行くように啓蒙活動をすべきだ。(ホリエモンは「ホリエモン祭」のイベントをやると言っている)

ただ、残念ながら、こういう案は日本ではなかなか受け入れてもらえない。ホリエモンの「ホリエモン祭」を決行するという話にクレームを付けている人がいる。心配なら[祭」に参加しなければいいだけなのに。マスクは罹患防止には役立たないと言っても、必死になって買いまくっている人達を見ていると、こんな案を出したら、クレームが殺到するだろう。

結局、いろいろな対策を実行しても大きな効果は得ることなく、コロナウィルスははやりまくり、そして何らかのきっかけで収まっていくという経過をたどるようだ。全部が全部そうであるとは言えないが、コロナウィルスにかかった人は、免疫がついて、かかりにくくなるはずである。そうなるとある時期からコロナウィルスを撒き散らす人が減ってくるのと、コロナウィルスにかかる人も減ってくる。いずれはこういう状態になるはずだ。その間、罹患した人には徹底した治療をほどこして、死なないようにしないといけないが。

こんな説得や考えはほとんどの人に受け入れられないかな?しかし、自分のお店が倒産してしまうと考えている人は、この案を受け入れてくれる可能性があるのではないだろうか。倒産する心配が比較的少ない大手の企業に務めている人でも、自分の会社がコロナウィルス騒ぎで業績不振に陥るよりは、少しの犠牲はあるかも知れないが、経済活動を通常に戻すのが良いと考えると思うのだが。

2020年3月7日土曜日

あるマラソン大会でのクレーム

他の人からの又聞きの話なので、正確性にはかけるかも知れないが、マラソン大会には色々のクレーマーがいるようだ。

先日行われたマラソン大会の話である。

このマラソン大会はコロナウィルスが発生している中で、一般参加の人も特に問題なく普通に参加できることになって、多くの方が走った。私も沿道に応援に行った。コロナウィルスが気にならないかと言ったら、さてどうか。応援に行く途中、電車に乗ったので、ある程度は混雑した部屋の中にいたことになるが、大丈夫だったようである。

このマラソン大会が、コロナウイルス恐慌の中決行されることになると、ある女性から「なぜ、マラソン大会を強行するのか。こんな大変な時期に強行するというのは考えられない。すぐに中止してほしい」という電話が入った。「クレーマー対応」(実際はそういう呼び名ではないが)を一手に引き受けている人は、「もう決まったことですので」ということで、丁重に説明をしたが、なかなかその女性は引き下がらない。そこで「どなたが走られるのですか?」と聞いてみたところ、「主人が走る」という回答が返ってきた。話を聞いている中で、「危ないと思うのだったら自分が走らなければ済む話なのに、どうもこの人はもともと走らないのに中止を依頼してきているのではないか」という推理が働き聞いてみたそうだ。つまりは、主人は走るつもりをしていて、奥さんの説得をご主人が聞かないものだから、マラソン大会事務所に電話をかけてきて、大会の実行を止めてくれと言ってきたということのようである。

この話のついでに、いくつかのクレームの話を聞いた。

このマラソン大会では出場した人には、記念品のTシャツを差し上げることにしている。大会終了が、ある人から「Tシャツをもらったが、全くサイズが違うものを受け取った。どうしてくれる?」という電話が入った。どうも一番小さいサイズが欲しかったのに、一番大きいサイズが包の中には入っていたという。走った人それぞれに手渡ししているのだが、このサイズ違いというのは発生しやすいので、それぞれのサイズの列は別にして、出場した人には並んでもらって手渡している。一番小さいサイズと一番大きなサイズの列は、当然のことながら、一番離れた列で間違いようがない。しかも、そういう対策を打っていても、違ったTシャツが紛れ込んでいる可能性があるので、「かならず中身を確認してください」と、伝えているそうだ。どうもその人は受け取る列も何も考えないで並び、かつ包の中身を確認もしないで帰ってしまったらしい。
それでも、気の毒に思って、係の人は「そのTシャツを送り返していただいたら、代わりに希望のサイズのものを送り返します」と回答した。そうすると、「事務局に送るのは着払いでいいか?」と聞いてくる。それは勘弁してもらいたいといくら言っても埒が明かない。やむなく、着払いで結構ですと回答した。しかし、実際には送料を払って送ってきたそうだが、送ってきた中身は開封されており、梱包いていた袋などはなくなっていたそうである。もちろん事務局は、希望のサイズのTシャツは事務局の費用で発送したそうだ。

Tシャツについてはもう一つ。Tシャツは実は出場した人ではなく、完走した人に記念品として提供している。つまり、途中で走るのをやめた人はもらえない。ところが、これにもクレームを言ってくる人がいるそうだ。その人はまだ走る意欲があったようだ。しかし、時間制限である時間をすぎると、マラソン大会は終了ということで、途中まで走っている人は、バスで拾い上げて、ゴール地点まで送り届けてしまう。いくら走る元気があっても、走れない。このクレーマーはこの時間制限に引っかかって、バスで途中で拾い上げられたようだ。ということで、「本来なら俺はゴールまで走れたのに、それを強制的に止められた。だから、責任はそちらにある。どうして記念品をくれないのか?」というのだ。当然のことながら、そういう場合については説明が大会のパンフレット等にも書かれている。しかも、マラソン大会には出場資格の中に、ある時間内で走ることが可能な人というものがあるのだ。制限時間は当然のことながら、その規定時間よりも大幅に長く取ってある。体調を崩す場合やいつものようには走れなかったという場合もあるので。バスで拾い上げられるのだから、このクレーマーはこの制限時間にも全く対応できていない人と言える。この解決として、やむなく記念品を渡したのか、渡さずお引取り願ったのか、聞き逃した。

この制限時間内には知れない人というのは、いつもマラソン大会ではかなりの数いるそうだ。ひどいのになると、泥酔状態で走り始めて途中でドクターストプがかかったというのもいるようである。

マラソン大会には忘れ物が多い。大会終了後、問い合わせてくる電話などは多いそうだ。本人のものと確認できるものは、取りに来てもらうか、送り返しているようである。その中でひどかったのが、女性の下着を忘れたので調べてほしいというものだった。忘れた場所が簡易トイレの中で、たまたま着替えるときにドアか何かにかけておいて忘れてしまったとか。既に、簡易トイレは片付けられており、見つけることが出来なかったそうで、納得してもらうのに時間がかかったそうだ。

トイレと言えば、マラソンの途中でもよおすこともある。なかには、立ち小便を人の家の庭で演るやからがいるらしい。そして、その家の人が注意したら、「1年に1回だけのことじゃないか。我慢しろ。」と言ったらしい。その後、その家にはマラソンのときには警備の人が二人ほど立つことになったとか。

2020年3月6日金曜日

コロナウィルス対策を考える(その2)

コロナウィルスの防疫対策はホコリ対策に似ている。ホコリは目に見えると思われているが、実際はそうではない。目に見えないようなホコリが、空気中に飛び回っていると考えたほうが良い。

その一つの例が、先にも取り上げた花粉だ。ちょうど今は花粉症の季節で、大勢の人が花粉症で困っている。しかし、空気中では花粉はあまり見えない。時々、スギ花粉がその木から大量に風で吹き飛ばされている動画を見ることがある。大量に固まると花粉は見える。しかし、ウィルスはなかなか見えない。こういう見えないものを敵にして戦っているということをまず認識する必要がある。

確実とは言えないが、今まで以上に対策を講じるとすると、罹病した人は必ずマスクをすること。外出はしない。その対策期間も治ってから2週間ほどは継続する。こういうことを罹病した人たちがやってくれれば良いのだ。

ただし、これはかなり困難なことである。日本国民全員がこういうことを認識して実行してくれるかというと、かなり難しい。また、罹病しているのかどうかはっきりわからない場合も多いと考えられる。これは風邪を引いた時を考えるとわかる。風邪かなと思ったときには既に風邪にかかっている。しかし、そこで治ってしまったら、普通の人は風邪を引いたとは思わないのではないか。こういうことがコロナウィルスの場合にも発生すると考えたほうが良い。

ということは、コロナウィルスにかかった人たちが、色々対策は取られているが、依然として大勢外にでかけているということになる。そしてそれはコロナウィルスがどんどん日本獣で撒き散らされてしまっているということだ。

だから、これからもコロナウィルスは世界中でどんどん拡散していくと考えたほうが良い。

そしてどんなに防止しても、家の中にこもりっきりなら大丈夫かもしれないが、コロナウィルスをほとんどの人が体の中に入れてしまうことになる。

しかし、大半の人達は大きな病にもならずに、簡単に治ってしまい、しかもひょっとすると抗体もできて、再発しないか、再発しても軽症で済んでしまう状態になる。

ということは、コロナウィルスが適度に蔓延していけば、世界中の大半の人達にコロナウィルスに対する耐性ができて、コロナウィルスは流行らなくなってしまうということだ。

詳しいデータがなかなか出てこないのではっきりしたことは言えないが、年少の人たちはかかりにくいし、かかっても死ぬようなことはない。現在までも、年少の人が死んだという情報を入手していない。

いずれにせよ、大半の人はコロナウィルスを恐れることはないのではないか。もちろん、クルーズ船のような密閉され、隔離された空間で大量のウィルスを体内に取り入れてしまった場合には、死ぬ危険度は上がると思われるが。

エボラ熱の場合には致死率が高いのでこういう具合には行かないが、SARSが発生してから、収まるまでの経緯はこの予想にあっているように思う。ということは、SARSの発生から収束までに半年はかかっているので、今回のコロナウィルスのケースでも半年くらいはかかるのではないだろうか。ということは、東京オリンピックは無事開催できる可能性が高いのでは。

2020年3月5日木曜日

コロナウィルス対策を考える(その1)

コロナウィルスの蔓延はまだまだ収まらないようだ。マスクなども手に入らなくなっている。トイレットペーパーまで影響が出ているようだ。

ただ、専門家はマスクは効果がないと言っている。WHOが発表しているが、これがあまりマスコミの報道では強調されない。

マスクの装着は感染者がそのウィルスを撒き散らすのを減らすには効果がある。口から唾などと共に出ていくウィルスを止める役割である。人間は話をしていると必ず唾を飛ばしている。余談だが、お料理をする場合にも手前においているお料理やその材料にはつばが飛んでいる。とくにお料理番組などで話をしながら料理をしていると、その唾がお料理にかかっている。目に見えないからわからないが、かなりの量飛んでいると考えて良い。その唾がまじったお料理を番組の最後には食べているというわけだ。

マスクがあれば唾が遠くに飛ぶのを抑えてくれる。ただし、唾はマスクに付着する。したがって、唾に混じったウィルスはマスクに貯まる。だから、一旦使用したマスクの取り扱いは注意が必要だ。そのマスクをつかめば、手に唾がつく。つまり、唾に混じったウィルスが手につくということだ。その手で階段のてすりなどどこかに触れば唾はその場所に付着し、ウィルスも付着する。

その手すりを触った人に唾、つまりウィルスが付着する。

そのうちに、唾が乾いてくると、ウィルスは軽いものだから、空中に浮かんで、浮遊する。そして、付着していた手すりから離れれ、空中に飛び、それが色々のところに飛んでいく。

ウィルスは目に見えないほど小さいものだから、よくわからないのだが、少し大きなゴミ(ホコリ)の動きを見ればわかりやすい。花粉症で問題になるスギ花粉を考えればよく分かると思う。花粉は軽いものだから、風に吹かれて飛んでいく。しかし、小さいからなかなか空中では目に見えない。それが車のボンネットなどにつもると、花粉が飛んできているのがわかる。ウィルスも花粉と同じ動きをするのだが、始末が悪いのは車のボンネットの上に溜まっても目に見えないことだ。

最近の新幹線の車内の風景を紹介した記事を見た。おかしかったのは、新幹線に入るまではマスクをしているのだが、社内の席についた途端にマスクをほとんどの人が外してしまうらしい。ウィルスを持った人が一人でも新幹線の車内にいると、ウィルスは社内にどんどん撒き散らされてしまう。車内から外に出ていかないので、ウィルスは社内でどんどん増えていくということになる。社内でタバコを吸う人が一人いたら社内はすぐにタバコの煙でいっぱいになるが、外に居ればタバコの臭いは気にならない。ウィルスが飛び散るのを防ぐには、ウィルスを撒き散らしている人が撒き散らさないようにその人にマスクをしてもらわないといけない。この場合、自分はウィルスに感染していないと考えずに、全員がマスクをすることだ。ウィルスに感染したという症状が出ていなくても、ひょっとしたら、既にウィルスに感染しているかも知れない。本当は自分ももしかしたらコロナウィルスに感染してしまっているかも知れないと考えて、マスクをしておかないといけない。

マスクをしている人の殆どが、ウィルス感染防止の意味で装着しているとすると、新幹線に乗る前よりは、乗ったあとにしっかりとマスクをしないといけないと考えないといけないのだが。ただし、たとえマスクをしていても、新幹線車内でウィルスが飛び散っていたら、それを吸い込むのを防止するのは難しい。これは、上にも述べたように社内でタバコを誰かが吸ったら、たとえマスクをしていてもその匂いが気になることからわかるはずだ。


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