2020年7月13日月曜日

日本でコロナ禍なのに医師余りが発生している

ダイヤモンド・オンラインで「前代未聞!なぜコロナ禍なのに日本で”医者余り”が続出したのか?」という記事が出ている。

このコロナ騒動で医者余りが進んでいるというのだ。そう言えば、私が定期的に行っている病院でも、来ている人の数が減っているのが目についていた。この記事を読むと、なるほどと思う。私もそうではないかと考えていたので。

記事の中にはいくつか、私が気になる文章が入っていたので、それを取り上げてみたい。

まずは、『死者977人は、(途中省略)欧米に比べて奇跡的に少ない水準であり、結果的には「コロナ対策に成功した国」といえるが、なぜか政府や専門家会議への評価は低い。』という点である。

この点に関しては、このブログでも述べてきたように、日本政府のコロナウイルス対応は素晴らしいと考えているので、全く同意見だ。安倍首相が良かったのではなく、政府、つまり官僚が優れていたのだ。どこの誰という名前は出てこないのだが。本来は、このあたりをもっときちんと報道してほしいのだが、日本のマスコミは全くと言って良いほど無視している。

次に、『新型コロナウイルス感染症の発生の報告は、指定用紙に手書きで、印鑑を押し、FAX通信だった』そうだ。これもあまり報道されていない事実だ。まあ、「だった」ということなので、今は改善されていると思うのだが、さてどうなのか。この種のIT系対策の遅れはコロナウイルスでは、至るところで散見された。この医療現場のITによるさらなる改善は行われるのだろうか?注目してみたいところだ。

次に、『医療関係がコロナ騒動の始まりと考えたのは、「一斉休校要請」だ』という。病院というのは意外と女性の割合が多いところだ。看護師、薬剤師など病院でも目につくのは女性の医療関係者だ。これが、一斉休校要請で、学校を休んでいる子供の面倒見で、一斉に在宅に引きこもってしまわざるを得ない。実際には医療現場を離れることはできない。これが大きな問題だったのだ。この問題を発生させたのは、安倍首相の大きなミスである。

『連日の報道を見ていると、医療従事者はコロナ患者の診療に奮闘しているように思うかもしれないが、それは一握りの人で、あとは「暇で困惑する多数」という形になった』という。これは、不要不急でなくても病院に駆け込む人や、病院をサロン化していた老人たちが消えてしまったからだそうだ。そういう人たちの面倒をみる必要がなくなってしまった。病院に行かなくても、電話すれば薬がもらえるというのも、それを加速した。これからは電話で済ませるというのは定着するかも知れない。

この結果、『解雇を受けたり、退職勧告を受けた医者が続出している』という。病院も患者が来なければ、お金が入ってこないので、余計な医者を雇っておくお金などないということだ。

そもそも『医者でコロナウイルス患者を見ていないという医者が多い』そうだ。日本は医者の数に比べて、コロナの感染者数が少ないので、お目にかかれるの可能性は低い。しかし、比較的多くのコロナパニック患者というのには会うそうだ。コロナウイルスにかかってもいないのに、心配して騒ぎ回る人たちである。私もコロナウイルス感染者というのが、身の回りにいるという情報を受け取ったことがない。直接会っていれば、即病院送りだったかも知れないが。

『医者が忙しいのは、コロナ患者ではなく、このコロナパニック者だ。こういう人たちの対応には診療報酬は発生しない』と。こういうコロナパニック者を出してしまった下人の一つが大半のマスコミのコロナウイルス報道である。危機感を煽るような報道しかやっていない。ぜひとも改善してもらいたいものだ。

それよりも、私が「同感!」と思ったのは、『ワイドショーでは「東京は2週間後にはニューヨークになる」「ロックダウンしなければ、数十万人の死者」「日本は手遅れに近い」という恐ろしい予言が繰り返されていたが、医師仲間では「そんなことはないよね」と話し合っていた。』というくだりだ。

なぜこういうように思ったのか?それは筆者が『毎日いろんな病院に行っているが、一向にコロナ患者に出会わない』ことから来ている。さらに、『人工呼吸器も一貫して余っていた。』のを見かけている。そう言えば、人工呼吸器が不足していて、それをつけられずに死んでしまったというニュースを聞いたことがない。マスクや感染防護服などは不足していたようだが。

この医者余り現象は、今後も続いていくのではないか。病院のサロン化なども、「病気は病院で伝染る」という認識が深まれば、なくなるだろう。なくならないとしても、ここしばらく、コロナ騒動が続いている限り、サロン化は発生しない。

結果として、医療費の無駄遣いを省くことになり、医者の働き方にもいい影響を与えるのではないだろうか。

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