コロナウイルス騒動はいまだに続いており、いつ終わるかわからない状況だ。
東京都はコロナウイルスのPCR検査を新宿歌舞伎町のような歓楽街を狙って、重点的に行なっている。それに伴って、感染者数も増えてきている。
この事実だけを見ると、コロナウイルスは第二波に突入しているかのような錯覚を起こす人は多いと思う。
しかし、実際はそんな危機的な状況に陥っていないのではないか?
緊急事態宣言が終了して、色々の場所への出入りが解禁になったので、当然出かける人が増えて、人が混み合うことになり、コロナウイルスに感染する可能性は高くなった。それに、今まで我慢してきた人たち、特に若者は今までじっとしてきた我慢を吹き飛ばすように、動き始めている。そして、その中にはコロナウイルスに対する危機感を持たず、マスクも持たず、対人との距離を気にせず、行動している人達も少なくない。
東京都は、若者がでかけて、つばを飛ばし合って過ごすそういう場所を狙って、無理やりPCR検査を実施して、感染者数を増やしているように思える。(東京都にはPCR検査をどんどんやるべしという意見の持ち主が都知事に進言しているのではないか。都知事もつい最近、集中的にそういう場所を狙っているので増えていると言いだした。)
コロナウイルスをなんとも思わない若者の行動も批判されるべきだが、それよりもPCR検査を歓楽街で行い、感染者数を増やしている都のやり方が問題視されるべきた。若者は感染しても死なない。死ぬのは年寄りだ。
実際のところ死者数を見てみると、日本ではこのところ数週間、死者は増えていない。以下のグラフを見るとよく分かる。(グラフは東洋経済新報社のコロナウイルスのサイトから入手)
異常事態宣言が解除されてから相当日数が経っているのだが、死者は増えておらず、むしろゼロに近い数字をずっと継続している。
この数字を見ても、「Go Toキャンペーン」で東京都外しをしたのは間違いだったということがわかるはずだ。(コロナウイルスの対応よりも経済活性化を優先させたい政府と、都知事の対決の結果の手打ち?)
コロナウイルスはもちろん死ぬ危険な病気であることは確かだ。しかし、その死亡率は例えばインフルエンザなどに比べても遥かに少ない。それなのに、危険だと煽る報道を繰り返しているのがマスコミだ。
そして、その報道が何も知らない国民を惑わす行動に進ませる。今では、公の場でマスクをしていないとだめのような雰囲気があちこちで見受けられる。スーパーや新幹線などでもマスクをしてくださいというメッセージが流されて、それが当たり前のように行われている。
インフルエンザが流行ったときには、そんなことは行われなかったように思うのだが。
こういう雰囲気というのは私はなにかおかしいと思う。そして、それはなぜかと考えてみて、思い当たるものがある。それが日本が戦争に向かうときの雰囲気に似ているということだ。
第二次世界大戦でもその戦争に反対しようものなら、非国民とみなされてしまう。もともと、軍部が仕掛けたことかもしれないが、大半のマスコミが米国に対する戦争についても、イケイケドンドンの報道をして、それに国民の大半が乗ってしまったことが挙げられる。米国のような強国に今戦争するのは無理だという意見も、そうした雰囲気に押し倒されてしまう。一般の国民だけでなく、軍部の中にもそういう意見があったのだが、押しつぶされてしまった。
われわれはこういう危機感を煽る報道にもっと注意を払わないといけない。コロナウイルスの感染者数だけで危機感を煽り、そのあげく色々のお店や観光地などが被害を受けていることに対して、目をつむるような報道には気をつけるべきだ。
報道が本当のそのとおりなのか?もっと、実際のデータを見て、個人個人で判断すべきである。そのデータを見れば、コロナウイルスもインフルエンザ並みの対応で十分だとわかるはずだ。
第二次世界大戦でも、日本は敗色が濃くなっていくのを、マスコミのその戦地の戦勝報道で判断していたという人がいる。日本海軍の海戦の場所がだんだん日本に近づいてくるのだ。いくら、その戦地で勝利したという報道があっても、だんだん戦地が日本の方に近づいてくるというのは、日本が負けているということだと判断したという。
我々もコロナウイルスの状況については、マスコミの過激な報道に惑わされず、いろいろのデータを見て、自分で判断する必要がある。そして、自分のためにも、他人のためにもどういう行動をすべきかを考えないといけない。
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