2015年9月6日日曜日

Windows 10になぜ早くアップグレードしないのか?

先日のブログでも紹介したが、Windows 10のシェアは1ヶ月の間に結構な割合になっている。その4.88%という数字が大きいかだが、他のWindowsが発売されてから1ヶ月でのシェアと比較すると高いのだから、そうなのだろう。

しかし、私からするとWindows 10と他のWindowsでは少し条件が違っている。無料のアップグレードなのだから、もう少しシェアが増えてもいいのではないかと思うのだが。



マイクロソフトは準備怠りなくWindows 10へのアップグレードをユーザが確実に行えるようにいろいろと手を打ってきた。早くから、そのアップグレードは無償であることを説明し、アップグレードの用意をしてくれるようにアレンジしてきたはずである。

しかし、その努力にもかかわらず、なかなかWindows 10のシェアが増えていないのは、ユーザがWindows 10のリリースを以前のWindowsのリリースと全く異なっていることに気づいていないからではないかと思う。

一般ユーザよりも高度な知識を有したと考えられる、企業のIT関係者も今までのWindowsのリリースと同じような対応で、仕事を進めているように思われる。

Windows 10の他のWindowsとの違いは、Windows Updateにあると思う。最近のWindows Updateの状況を見ても分かる通り、重大なセキュリティの問題に対応するアップデートは即座に行われるようになっている。つまり、Windows Updateを行わないと、その安全性は落ちてしまうのだ。

それだけでなく、たくさんのユーザがセキュリティの問題対応のパッチをアップデートしてくれないと、そのパソコンが迷惑を他のパソコンに撒き散らす可能性が高い。そういう迷惑を撒き散らすことを防ぐには、Windows 10で当たり前のようになっている(いつでも)Windows Updateというのを行うことは重要になっているのだ。

安全性の問題だけではなく、Windows 7あるいはWindows 8.1からのWindows 10への移行というのは、意外と簡単で、抵抗感が少なくされている。これはWindows 7からWindows 8に移行したときに、スタート画面やスタート方法などの使い勝手が、大きく異なってしまったことの反省から、ユーザにとって分かりやすいものになっている点だろう。このユーザインターフェースの改善は、Windows 10を使いやすくしている要因の一つである。Windows 8の評判の悪さを聞いて、アップグレードをやらなかった人たちも、今回はすんなりと納得の行くユーザインターフェースになっているはずだ。

以上の話よりも何よりも、Windows 10はいろいろの処理が早くなっているし、使い勝手も向上している。改善がいろいろのところで行われたということだ。

もちろん、Windows 10へのアップグレードは4,5時間はかかるので、余裕が無いとできない仕事だが、時間を確保して、早くアップグレードすることをお勧めする。

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