2015年10月8日木曜日

Microsoft device eventで発表されたMicrosoft Display Dockは面白い

MicrosoftはMicrosoft device eventでスマホのLunia 950及び950XLのオプションとして紹介したMicrosoft Display Dockは興味深い。

その仕様は電源用USB-Cポート、Displayポート、HDMIポート、スマホに接続するためのUSB-Cポート、そして、キーボードやマウス、あるいは外付けのストレージ用などのためのUSB 2.0ポートを3個を持っている。



Lunia 955/955XLとMicrosoft Display Dockを接続し、「Continuum dock」を使って、スマホで動いているWordやExcelのアプリを大型のディスプレイに表示し、外付けのキーボードやマウスで操作できるようになる。



今のところ、操作できるアプリケーションはMicrosoft OfficeのWord、PowerPoint、Excel、Outlookに限られているようだ。

しかし、この試みからは次の姿が見えてくる。今のところ、スマホに使用するプロセッサーの能力に限りがあるというか、むしろ、スマホ単独で使用することを考えた場合、ラップトップ並みの能力を持ったプロセッサーを搭載するのは電池の容量などいろいろのことを考えた場合無理がある。

しかし、時間が経てばこの問題は解決されるのではないかだろうか。そうなると、本当にスマホで本格的なWindows 10が動くとうい時代もそう先のの話ではないのかもしれない。

その場合、こんな煩わしいコネクタなどは無くして、無線で各機器を接続するという方向に進むのではないだろうか。

一方、Androidスマホを考えた場合、Chromecastで大きな画面にスマホ画面を表示するのは簡単にできてしまう。Google Drive上で動くGoogleドキュメントのアプリケーションを使えば、ある程度のレベルではできているとも言える。これを考えるとWindows 10をベースにGoogleなどに対抗していくマイクロソフトの戦略にもなかなか難しい面があるとも言えそうだ。

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